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第329回 例会2022年2月2日(水)0:00〜2022年2月8日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

国 歌

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2021-22年度会長 田代 晴香

皆様ごきげんよう。

今回はロータリー奉仕デーの「カンボジアまごころお届けプログラム」のについて現状のご報告をいたします。

今年度は、シェカールメータRI会長の「奉仕をしよう みんなの人生を豊かにするために」というテーマから従来の講演メインであるIMの代わりに奉仕活動をメインとした「ロータリー奉仕デー」を実施することになり、第3グループでは藤沢南ロータリークラブさんが以前より行っている「カンボジアへの靴の寄贈」をロータリー奉仕デーとして合同で行うことになりました。従来は、日本の学生が不要となった上履きや靴を綺麗にクリーニングしてカンボジアの学校へ寄贈するのですが、今回は新型コロナウイルス感染により衛生観念が大きく変化したカンボジアで不足している固形石鹸やタオルも一緒に集めております。

2月1日、このプロジェクトに協力して頂いている藤沢市の中学校へ集めて頂いた靴・固形石鹸・タオルの受け取りに参りました。
当クラブの担当の中学校では、環境福祉委員会が中心となり各学年用の回収ボックスを作成して集めて頂きました。初めて参加するプロジェクトなので、どのような靴が寄付されるのだろうと思っていたのですが、ご寄付頂いた靴はまだまだ履けそうな靴や大手スポーツメーカーの靴などクリーニングしたら新品同様になりそうなものを多くご寄付頂きました。

集めた靴はクリーニング店を経営されている藤沢南ロータリークラブ 湯浅直前会長がお店でしっかりと洗浄し、綺麗な状態でカンボジアの子供達の元に送られます。
集めた靴を湯浅直前会長にお渡しした際に伺ったところ、この靴寄贈事業は6年前から行っており、綺麗な靴の中に少しでも傷んでいるものがあると、それを受け取った子供がかわいそうなので一足一足丁寧に確認するとおしゃっていました。

尚、このプロジェクトは有森裕子氏が代表をしているNPO法人「ハートオブゴールド」を通じてカンボジアへ靴を送るのですが、事業開始時点では2月12日に有森裕子氏による講演と靴の寄贈を行う予定でした。しかし、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大により講演会は中止となりました。

幹事報告

2021-22年度幹事 大塚 和光

◆ガバナー月信2月号◆
 下記よりご覧ください。
 【月信2022第8号
  (※印刷物での配布は行いません。必要な方はダウンロードして印刷ないし保存してください。)

 

◆ロータリーレート◆
 2月 1ドル = 115円

委員会報告

出席委員会

第328回例会 出席率 100%
 会員数 3名 出席者 3名 欠席者 0名

奉仕プロジェクト委員会

◆アーカス湘南RC お米プロジェクト Vol.2 ~ご飯を食べてポリオ根絶!~◆

Make Up

第328回例会のビジターコメント

川崎ロータリークラブ 元沢 伸夫 様


国際ロータリー初の女性会長に就任するジョーンズ氏のスローガン「イマジン」を非常に興味深く拝見しました。想像することは改めて大切ではあるが日々の仕事に忙殺されていると想像する時間をとれていないことに気づかされました。新年、意図的に時間を割こうと思います。

Smile Box

第328回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓話

十一代目大塚重郎右衛門 様

きものがたり歳時記(十六)

十一代目大塚重郎右衛門

 

 

 身体の初めとして頭の方に目を向けてみましょう。所謂被り物は身分や役割のはっきりしている社会で、そしてまた文化の爛熟期に発達しているようですね。日本にも冠、帽子、頭巾、笠、手拭などの種類があり、材料としては絹、麻、木綿、ラシャ、紗、紙、藺(い)、菅(すげ)などが用いられています。時代や身分、地域などにより独特の形態や用途がみられます。冠は非常に複雑ですから、季寄せにもある頭巾を見てみましょう。これも多種多様ですよ。

頭巾

防寒用に頭を覆う布製のもの。いろいろな形があり、昔は男女を通じて、一般の風俗であった。

 

丸頭巾(焙烙頭巾・大黒頭巾)は、焙烙の形、角頭巾は後ろにしころのやうな垂れのあるもの。御高祖頭巾は目だけ出して顔や頭をすべて蔽い包むもの。おもに婦人が用い、覆面に近い。投頭巾は頭巾の上端を、後の方へ折ってかぶるもの。北国では今でも主として婦女子が用いる。

 

猿にきせて我に似たりや古頭巾     鳴雪

お高祖頭巾のおとがひ細き火影かな   亜浪

 

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説によれば、頭巾は、頭部または顔面を布帛で包んで、寒さを防ぎ、埃をよけ、あるいは人目を避けるために用いられる被り物の一種です。

長方形の布を二つ折りにして、筒形、袖形にし、あるいは襠を入れ、また錣(しころ)をつけたりもします。丸形のものは周囲をつまんで襞をとり、これに錣をつけて用いる場合もあります。錣をつけた場合は左右の二枚を前から回して背後で結び合わせたり、顎の下で結び留めて、全く覆面的な役割を果たす場合も多いのです。「頭巾」の語は古代の服飾にも用いられていますが、これは「ときん」と読み中国服装文化の流入によってできた服制に用いられた頭(ぼくとう)との繋がりを持つもので、ここでいう頭巾とは関係ないものです。

頭巾は室町時代に僧侶の被り物として発達を始めるのですが、その流行は江戸時代に入ってからのことです。江戸初期に多く用いられた男性のものには丸頭巾、角(すみ)頭巾、苧屑(おくそ)頭巾があります。

丸頭巾は後世になると福の神の大黒天の像から大黒頭巾と言われますが、現存する最古のものは名古屋の徳川美術館にある徳川家康所用の縮緬製の丸頭巾と言われています。

角頭巾は角(つの)頭巾ともいい、長方形の布を二つ折りの形にしたもので左右の角(すみ)を折ると角(つの)となるところからそう呼ばれ、下僕などの下級の者が浅葱や茶褐色に染めて用いました。長方形の後ろに長く折り曲げたものが投頭巾で、以前、苧麻のところで書きましたが、苧屑頭巾はその文字のように麻で作られた頭巾です。

錣というのは頭巾の後頭部に下げた頭巾と同布の細長い布帛のことです。天和から貞享年間頃、僧侶の丸頭巾につけることがおこり、これが後に角頭巾の前額部に下げて顔を覆うようになりましたが、人形浄瑠璃の人形遣いに用いられて竹田頭巾と言いました。

寛延年間から歌舞伎役者の初世沢村宗十郎の名をとった宗十郎頭巾が非常な勢いで流行しました。また宝暦のころ、大坂の女方役者初世中村富十郎が大坂から江戸へ下る時に寒さを防ぐために用いたと言われる紫縮緬でつくった頭巾は大明(だいみん)頭巾といわれて当時の若い女性の間に大流行しました。

江戸時代も中期になると、着物の袖形をした袖頭巾が盛んとなり、鈴木春信の浮世絵にはこの姿がよくみられます。

安政年間頃から用いられた突かい頭巾は鉢や兜などの意で,烏帽子のように尖っているのでこの名があります。黒木綿製で錣があり紙芯入りの鉢巻がついています。その昔、巴御前などの女武者もこれを被ったとされています。

木こりなどが被った苧屑頭巾を黒い布帛で作ったものが山岡頭巾で、武士や町人の外出や防寒用として用いられました。江戸では山岡頭巾が多く用いられたのに対して、上方では宗十郎頭巾が武士の被り物として流行したのです。

一方、丸頭巾は江戸末期になると年寄りの被り物となり、その名称もゴマなどを焙る焙烙に似ているところから焙烙頭巾といわれました。

また、火事の多い江戸で火消人足たちがかぶる紺木綿の刺子頭巾を猫頭巾といいました。幕末になって、刀や槍よりも西洋の鉄砲が重要視され西洋式調練が盛んとなります。伊豆・韮山の代官江川太郎左衛門が考案し農兵たちに用いた頭巾は黒ビロード製の兜形頭巾で韮山頭巾とも講武所頭巾とも呼ばれました。また、山岡頭巾の変形として船底頭巾ができました。猿頭巾というものもありました。女性が用いる目計(めばかり)頭巾は黒豆が焙ってはぜたような形をした覆面で、奇特頭巾ともよばれました。

明治になって盛んに用いられたものに、薄紫縮緬仕立の日蓮上人の名にあやかって名づけられた御高祖頭巾があります。この系統のものは農山漁村では「風呂敷ぼっち」と言われ用いられました。前の戦時中には防空頭巾として綿を厚く入れたものが広く用いられました。戦後も防寒、防雪用頭巾として用いられ、現代では三徳頭巾などと名を変えて秋田県などに今も残されているようです。

 

※引用文は山本健吉編【季寄せ】(昭和四十八年文藝春秋社刊)による。

閉 会

点 鐘 

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