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第338回 例会2022年4月27日(水)0:00〜2022年5月3日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2021-22年度副会長 原 いづみ

皆さん、こんにちは!第338回例会へようこそ!!

 このところ夏日になったり肌寒い日になったり気温の上下の激しい日が続いております。まもなくゴールデンウィークに入りますが、今年は最長10連休になるようですが、この原稿を書いている時点での天気予報では、あまり晴れマークは少ないようです。
 コロナの感染が拡大してから3回目のゴールデンウィークとなるわけですが、今まで自粛傾向は大分やわらいで来ていると言えるのでしょうか、旅行意向が特に若い年代ほど高い傾向にあるようです。長い間国境を閉ざしていたかのような海外諸国も、ワクチン接種が広がるにつれ、それまで色々制限されていたものが撤廃あるいはそれに近いほどに緩和されつつあります。日本の入国制限も条件が揃えば大幅に緩和されたこともあってでしょう、ハワイ路線などは前年度比90%増だそうです。
 しかし、コロナの感染拡大で海外渡航が困難だった状況がようやく緩和されてきたと思ったのも束の間、今度はロシアによるウクライナ侵略の影響により、日本と欧州間の航路に重大な支障が生じ、また今度は違う意味で渡航が容易ではなくなっている状況です。さらには、急に進んでいる円安、燃油高騰。渡航を控えている私としては頭の痛いところです。
 
 さて、話は変わりますが、4月24日から30日は世界予防接種週間です。予防接種と言えば、今はもっぱらコロナのワクチン接種のようではありますが、この期間を迎え、ロータリー関係のSNSには、ロータリーが1988年以来パートナー団体と共に取り組んでいる、ポリオ根絶のための活動について取り上げられています。
 2020年8月25日、アフリカ最後のポリオ常在国であったナイジェリアで直近3年間ポリオが発生していないことが認定され、アフリカからのポリオフリー(野生株ポリオの発生が無い状態)が宣言されたことは皆さんの記憶にも新しいかと思います。今年に入り、3月22日現在の発生状況は下記の表の通りです。

 残る常在国のパキスタンとアフガニスタンでは、2021年の発症例は前年比で大幅に減少しているのが覗えます。どちらも地政学的に予防接種活動を進めることが難しく、特に後者においては、この一年の間にもワクチン接種従事者が何度となく銃撃をされ、少なくとも20名近くの方が亡くなっていると記憶しております。
 こうした治安リスクの高い国での活動を遂行するために、安全を確保しつつ活動を継続するというのは非常に困難なことでしょう。それでも出来ないと言わずに出来る方法を考え、その時々で最善と思われる方法で今後も活動は継続されていくのでしょう。私たちの誰もがそうした最前線で活動に携わることが出来るわけではありませんが、せめて最前線で活動してくださる方達の支えにつながるような活動を、身近なところで言えばお米プロジェクトによる募金活動などを継続していけたらと、改めて感じた次第です。

幹事報告

2021-22年度幹事 大塚 和光

◆休会のお知らせ◆
  アーカス湘南ロータリークラブ定款第6条第1節により、2022年5月4日(水)~ 2022年5月10日(火)につきましては休会といたします。

 

◆【2022年規定審議会】 議事抄録ならびに制定案一覧表、公式結果◆
 2022年規定審議会が2022年4月10〜14日 米国イリノイ州シカゴで開催され、【2022年規定審議会(最終日)】議事抄録ならびに制定案一覧表、公式結果が届いています。
 詳細は下記よりご覧ください。
 ・【2022年規定審議会議事抄録(審議会1日目から4日目)220414
 ・【220414_制定案一覧表JA

 

◆地区研修・協議会 駐車場&レストランマップ◆
 4月29日(金祝)に開催されます地区研修・協議会の会場、相模原市民会館周辺の駐車場と食事場所について案内が届いておりますので、お知らせいたします。ご参考程度にご利用ください。
 ・【市民会館周辺駐車場&ランチマップ

委員会報告

出席委員会

第337回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

奉仕プロジェクト委員会

◆アーカス湘南RC お米プロジェクト Vol.3 ~ご飯を食べてウクライナを支援~◆

これまでポリオ根絶のための募金活動として行ってきたお米プロジェクトを、人道危機に瀕するウクライナの人々を支援するための緊急募金活動へと切り替え実施しています。
基本的概要はこれまで続けてきたポリオ募金の内容と変わりませんが、2022年4月29日受付分までをロータリー財団の災害救援基金に全額寄付いたします。身の回りの方へのご案内よろしくお願いいたします‼

アーカス湘南ロータリークラブお米プロジェクト案内 Vol.3(ウクライナ支援Ver.)
お米プロジェクト申込書(ウクライナ支援Ver.)

Make Up

第337回例会のビジターコメント

前回はありませんでした。

Smile Box

第337回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

きものがたり歳時記(二十二)

卓話者:十一代目 大塚重郎右衛門 様

 

春ショール
 アクセサリーとして、軽い、色の明るいものを肩にかける。洋服の時は、マフラーかスカーフを用いる。
  汽車の尾をなほ見送れり春ショール   草城

 春ショールは春先のまだ寒さの残る頃、その寒さをしのぐための肩掛けです。しかし、防寒を旨とした冬のものとは異なり、春の雰囲気を楽しむお洒落にも用いられます。薄手のウールや絹など素材の豊富さが特徴で美しい色の軽やかな感じの物が多いのです。和服、洋服を問わず用いられ、着る人も見る人も春の訪れを感じるものです。

 雄山閣出版の「新版・俳句歳時記」(2001年版)に次の句があります。

  橋の無き数寄屋橋行く春ショール      鈴木智子

 清水哲男氏の解説には「この句を読んで微笑を浮かべた読者は殆どが戦前生まれの方だろう。」とあります。句意ははっきりしていて文字通りに味わおうとすると当り前過ぎて面白い句でもありません。世代が若いと、がっかりする読者もいそうです。多分わかる世代には、すぐにわかるし、わか らない世代には全くわからない句なのです。      
 「数寄屋橋」と「シヨール」と言えば、私ぐらいの世代から上の人々ならば連想が自然に行き着く先は一つしかありません。かの一世を風靡した「真知子巻」です。真智子は菊田一夫の人気ラジオドラマ「君の名は」のヒロインです。当時、放送時間は銭湯の女湯が空になると言われた位の人気番組だったようです。1953年に映画化された、このすれ違いドラマでヒロインを演じたのが岸恵子で、ショールを頭から首に巻いた斬新なファッションが当時の若い女性たちには大受けで大勢の俄か真知子が出現したのです。
 この句の作者、鈴木智子さんは多分そんな世代の女性なのでしょう。ある春の日に銀座に出かけた時、今は無き数寄屋橋の辺りを通りかかり、春ショール姿の女性が過去のそうした物語や風俗など何も知らず、数寄屋橋も無い道を歩いているのを見かけたのです。それは多分真知子巻ではないのでしょうが、場所が場所だけに咄嗟に当時のことを思い出し懐旧の念と往時茫々の感に打たれたというわけです。毎回ラジオ番組の冒頭に流れたメロディと共に「忘却とは、忘れ去ることなり」という有名な台詞が耳の奥から聞こえてきそうですね。

 春手袋
  春、主として夫人が用いる薄手の手袋。
   春手袋の指尖らせて遠き嶺々    貞子
   
 春になって身につける手袋は冬の防寒用や夏の日焼除けのものとは違い殆どお洒落の為で独特の雰囲気があります。レースで編んだものや薄い絹のものなどで色も明るいものが好まれるようです。
「素十全集」(1971年)に次の句があります。

  漂へる手袋のある運河かな       高野素十 

 今井聖氏の解説には「おい、おい、ちょっと待てよ、と虚子は慌てたに違いない。素十よ、確かに俺は写せとは言ったけれど、と。」という書き出しで次のようにあります。                     
 虚子が「ホトトギス」内の主観派粛清の構想を練ったのは飯田蛇笏や渡辺水巴、前田普羅などの初期の中核が主観へのこだわりを持っていたからであり、見せしめに粛清され破門となったのは主観派の原田濱人でありました。
 そして虚子は素十の作品を範として示し「ホトトギス」の傾向かくあるべし、と号令を発したのだそうです。これが標語「客観写生」の始まりである、とされます。素十はいわば虚子学級の学級委員長として指名されたのである、と言われます。
 そこで心底から虚子先生を尊敬して止まない素十は、言われるままに主観を入れずただひたすら写しに写しました。その結果こういう句が生まれてきたのです。「客観写生」に対する素十の理解は、素材を選ぶことなく眼前の事物を写すことでした。その結果として、例えばこの句のように従来の俳句的情緒から抜けた同時代の感動が映し出されると考えたのです。
 しかし虚子が考えていた「客観写生」はそれとは違うのですね。虚子が目指したのは従来の俳句の「侘び、寂び」観の中での写生で、写すことそのものではなく類型的情緒の固定化だったわけです。運河に浮く手袋のどこに俳句的な情緒があるのでしょうか。自分の提唱した「客観写生」がその言葉通り実行された結果、自分の意図とは違った得体の知れない「近代」を映し出したことに虚子は狼狽したのでしょうか。虚子は慌てて「客観写生」を軌道修正し、「花鳥諷詠」と言い改めました。今井聖氏はこの「写生」が「本意と称する類型的情緒と同一視されていく歴史が、この時点から始まるのである。」と結論しておられます。
 それもこれも私には良くわかりませんが。
 
※引用文は山本健吉編【季寄せ】(昭和四十八年文藝春秋社刊)による。

※本稿は阿夫利嶺俳句会の月刊誌「阿夫利嶺」に掲載されている連載を編集して掲載しております。※

閉 会

点 鐘

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