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第339回 例会2022年5月11日(水)0:00〜2022年5月17日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

国 歌

ロータリーソング

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2021-22年度会長 田代 晴香

皆様ごきげんよう。

4月は私の体調不良により会員の皆様に大変なご迷惑とご心配をお掛けし大変申し訳ございません。残り2か月、体調管理に気をつけて例会運営をしていきたいと思います。今後も会員の皆様には色々とご協力して頂くことがあるかと思いますがよろしくお願いいたします。

 

4月は床に臥せており、外部の情報をほとんど把握していなかったのですが、起きてみたらウクライナ情勢も残念ながら好転することはなく、円安は進み、日本国内の物価も上昇と明るくなる情報がなく、「何も変わらないのか…」と少し寂しく感じました。

しかし、ロータリーのウクライナ支援は物資だけではなく情報による支援を行っているという記事を見つけました。

 

My Rotary ニュース&特集記事 「ウクライナ難民支援:欧州のローターアクトクラブが力を結集」

https://www.rotary.org/ja/european-rotaract-clubs-organize-help-ukrainian-refugees

 

この記事では欧州のローターアクトによるデジタルツールによる支援について書かれており、世界40カ国以上のクラブが加盟する欧州のローターアクト多地区合同情報組織(通称「Rotaract Europe」)がウェブサイトを活用して支援しているとあります。実際にウェブサイトを見てみようとアクセスしたのですが、なかなか繋がらず内容は確認できておりません。何度もアクセスしてサーバーに負担をかけてしまってはウェブサイトの情報が本当に必要な人もアクセスできなくなってしまうので、後日改めて確認いたします。日本の夜にはヨーロッパの昼下がりなので、アクセスが集中しているのでしょうか。

 

また、この記事を読んで初めてRotaract Europeを知りました。Rotaract Europeは1988年にクラブ連合体として発足したとあります。当クラブの原会員はイギリスでアクトクラブに入会していたのでご存知だったのでしょうか。

ハンブルク国際大会でお話したフランス人のロータリアンの方はご自身のクラブはドイツとフランスの国境近くにあり、地区はドイツとフランスにまたがっているとおっしゃっていました。陸続きのヨーロッパ、そしてEU加盟国となると国境があってないようなものなのでしょう。日本では想像ができないなと思ったのですが、東京の2750地区はグアムやサイパンなど諸島の海外クラブがありましたね。以前、2750地区のガバナーは公式訪問で海外に行くと伺いました。

 

日本でもウクライナ難民の受け入れをしていますが、言語の問題、子供たちの教育の問題などがあるとニュースで知りました。ある難民の子供は日本からオンラインでウクライナの授業を受ける為に夜遅くまで起きていると、また、ビザの種類によっては住民登録が出来ず国民健康保険への加入もできないと聞きました。難民の方々が一日でも早くウクライナで平和に暮らせることが第一ではありますが、日本での生活が安堵できる環境であることも大切だと思います。

 

ローターアクト多地区合同情報組織/Rotaract Europe

https://rotaracteurope.eu

 

 

幹事報告

2021-22年度幹事 大塚 和光

◆【2022年規定審議会】 議事抄録ならびに制定案一覧表、公式結果◆
 2022年規定審議会が2022年4月10〜14日 米国イリノイ州シカゴで開催され、【2022年規定審議会(最終日)】議事抄録ならびに制定案一覧表、公式結果が届いています。
 詳細は下記よりご覧ください。
 ・【2022年規定審議会議事抄録(審議会1日目から4日目)220414
 ・【220414_制定案一覧表JA

 

◆ロータリーレート◆
2022年5月 1ドル=130円

委員会報告

出席委員会

第338回例会 出席率 66.66%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

Make Up

第338回例会のビジターコメント

前回はありませんでした。

Smile Box

第338回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

十一代目大塚重郎右衛門 様

きものがたり歳時記(十五)

 

 江戸時代、木綿の足袋が登場すると白の無地の他に、染め分け足袋や、うね刺し足袋という絹糸で刺した足袋など様々な種類が登場します。色は時代に応じて流行が変化していきましたが、次第に白、黒、紺が主流になりました。武士の間には、礼装の際に白足袋を用いるという考え方が広まり、また町人は紺足袋を用いるようになりました。尚、現在も白足袋や色足袋、小紋足袋など様々な種類の足袋がありますが、礼装には白足袋と決められています。また、宝暦 (一七五一年) 頃から薄地の夏足袋が作られるようになり、一年中履かれるようになりました。

 明治時代には足の保温効果や利便性、またファッションの観点から一般庶民へ広く普及していきました。更に屋外で、より実用的に使用する目的で「地下足袋」も作られるようになりました。しかし第二次世界大戦後、特に昭和四十年前後、この前の東京オリンピックの頃からは和服から洋服への転換が進み、鳶職などの一部の職業を除いて日常的に履く機会は失われ、武道や華道、茶道などの伝統的な日本の催事に使用されるに留まるようになりました。

 私の記憶では、昭和三十年代の小学校時代の運動会では運動靴ではなく全員が裸足足袋を履いて競技をしました。裸足足袋は運動会だけに使い、普段は裸足か黒いズック靴だったように覚えています。白い足首までのもので形は地下足袋に近く、弱くて一日で駄目になるような代物だったと思います。近年は全く見かけませんね。

 私の店でも四十年位前まで、正月の二日と三日の初売りでは足袋だけで四~五百足を売り上げていました。常時、千足位の在庫がありました。白足袋は勿論、普段履きの綾紺や余所行きの黒朱子といった男足袋、子供足袋、防寒用のネル足袋の他、普段用のネル裏とおしゃれ用の晒裏のもの等、用途に合わせ多くの種類がありました。様々の種類の足袋が、それこそ飛ぶように面白いくらいに売れたものでした。老若男女問わず、それだけ大勢の人が着物姿でお正月を過ごしていたのです。

 近年になり、指の股と股の間が空いていて足の裏が敏感になる足袋は足が疲れにくく健康によいと、その良さが見直される傾向にあります。また、洋装にも合わせられるカジュアルな柄やデザインの足袋、更には足袋靴下が登場したことで感度の高い若者たちから新しいファッションとして認知され始めている向きもあるようですね。

 さて、古くは紐で括られていた足袋ですが留め具も進化します。小鉤(こはぜ)は布に縫い付けられた爪型の小さな留め具です。国字で鞐とも表記されます。足袋、手甲、脚絆などの衣服類は着用時に、もう一方の布にある掛け糸(受け糸)に引っ掛けて固定します。その他、袋類や書物の帙にも用いられます。

 その始めは江戸時代の元禄頃といわれ、鶴・水牛・鹿の骨や角が多く用いられました。当時中国から渡ってきた財布に付いていた爪を参考にして小鉤脚絆(江戸脚絆)が作られ、足袋にも応用されました。ボタンで留める足袋も作られるようになりました。しかし、農村部を中心に一般庶民には紐で結ぶ形の足袋も依然として使用されており、鞐掛けの足袋が広く普及するのは明治時代に入ってからでした。明治頃までの小鉤の素材は金や象牙、鯨の骨などが主流でした。小鉤がブリキ製になったのは明治十六年頃から、真鍮製になったのは明治二十年からという説があります。現在ではほぼ真鍮などの金属製です。

 因みに、このブリキという言葉は明治の初め煉瓦が輸入された時、日本人が「これは何?」と尋ね、聞かれた外国人が中身の事かと思い「ブリック」と答えたのだそうです。梱包材料の金属の事と勘違いされたのですね。

 鞐は明治時代までは二枚が主流で、現在は三枚~七枚、時に十二枚のものもありますが、一般的には四枚のものが用いられます。数が多いほど立ち姿が美しいと言われ四枚鞐は普段用に五枚鞐は礼装用やお茶会になどと言われます。また「関東の四枚鞐・関西の五枚鞐」ともいうそうです。地域的な好みなのでしょうか。

 「足」の「袋」に拘り過ぎました。「耳」と「手」の袋はどうでしょうか。昨今、和装用としてのそれは滅多に見ることもないのでしょうかね。季寄せを見ましょう。

 

耳袋(みみぶくろ)

耳朶が凍傷にかからぬよう、耳を覆う袋。耳掛

聞くまじきことを聞かじと耳袋     風生

 

手袋

礼装としての外、冬季手や指を寒さから防ぐために用いる。手套(しゅとう)・革手袋。

  幸を言ひ手袋の巨人永久に去る     静塔

久々の夕日手袋の手をかざす      綾子

 

 今時、耳袋なんて言い方をする人はいないでしょうね。
耳あて、耳カバー、イヤーウォーマーといったところでしょうか。イヤーマフなんて洒落た言い方もありますね。手袋も実に様々なものが出回って使われています。とは言え、着物姿そのものが珍しくなってしまいました。

 

※引用文は山本健吉編【季寄せ】(昭和四十八年文藝春秋社刊)による。

閉 会

点 鐘

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