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第359回 例会2022年10月5日(水)0:00〜2022年10月11日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

国 歌

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2022-23年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。

 最近の農林水産省の報告によると世界の穀物生産量は25.34億トンです。直近の世界人口から計算すると1人あたり年間約333kg食べられるということになります。1人あたり年間の標準消費量は180kgとされています。ですから、穀物は十分に生産されているはずなのです。それなのに多くの人が飢えに苦しんでいるのです。

 沢山の穀物は一体どこへ行っているのでしょうか。見逃すことが出来ない大きな要因の一つに家畜の飼料があります。現在、穀物は人間が食べるものは全体の43%、その他は家畜のエサとなっていると言われています。
家畜に必要な穀物
 •牛肉1kgに穀物11kg
 •豚肉1kgに穀物7kg
 •鶏肉1kgに穀物4kg
 •鶏卵1kgに穀物3kg

 世界の穀物の6割がこうして家畜で消費されています。肉を消費することの多い先進国がある限り、利益を優先されてしまうため、エサに回されるケースが多いと言います。
 とはいえ、家畜のエサとなっている穀物はもともと人間が食べられない作物であるため、飢餓とは関係ないと主張する考え方もあり、一概にこれが原因で解決に至っていないと決めつけることはできません。

 解決策はあるのでしょうか。飢餓や栄養不良に終止符を打つことは出来るのでしょうか。
 ここまで見てきた問題を解決するにはどのような取り組みを進める必要があるのでしょうか。さまざまな角度から見ていきましょう。

持続可能な農業で飢餓を解決

 飢餓と農業は密接な関係を持っていますから農業環境を整えることが必要不可欠です。
 開発途上国はインフラが整っていないため農作物ひとつ作るにも大変な労力を必要としています。折角収穫しても届ける車がない、保存施設がないため腐ってしまい収入が得られないという問題があります。その解決のためにはターゲット2.4に定められているレジリエントな農業が重要です。レジリエントな農業とは、安定した農業を継続させることです。
 わかりやすく言うと、様々な異常気象にも耐えられる設備やシステムを増やし、持続可能な流通経路を確保するということです。生産工程にかかる技術協力を行うことです。
 これにより、開発途上国の人々は継続的に作物を収穫できるようになり、また保管設備等が整うことで安定した収入や食料確保につながります。
 もう一つ、家畜用の飼料の他に大きな問題となっているのが食品ロスです。これを完全に無くすのは不可能にも思えます。しかし、穀物の生産量でもお伝えしたように、世界の人口を養えるほど十分な食料の量はあります。にも関わらず、先進国と開発途上国で起きている食品ロスは様々な影響を与えています。毎年生産される40億トンの食料のうち3分の1がまだ食べられるのに廃棄されるため経済損失は年間で7,500億ドルといわれています。
 また、食品が廃棄されると、それまでの労力やエネルギーが無駄になるばかりでなく処理にもエネルギーを消費します。処理工程で発生する温室効果ガスの影響で気候変動が深刻化し、自然災害による農家への打撃が大きくなってしまうのです。こうしたことからも先進国、途上国ともに食品ロスをなくす取り組みを進めなければなりません。

幹事報告

2022-23年度幹事 原 いづみ

◆2022年10月 地域社会の経済発展月間及びEnd Polio Nowリソースのご案内◆
 下記資料が届いています。
 【2022年10月|地域社会の経済発展月間

 【2022年EPNリソースのご案内

 【世界ポリオデーに向けて ロゴの使用について

 

◆緊急レポート「人類の未来」◆ 
 アトランタ・メトロのロタラクト・クラブが、あなたを国際規模のイベントに招待します! ロータリー・クラブ会員専用の緊急レポート「人類の未来」が発表されます。
 •日本時間: 23:00時 2022 年 10 月 15 日
 •12言語の同時通訳
 •フォーマット: オンライン
 近い将来、世界を待ち受けているものについての正確な情報は、ビジネスマンであれ、あらゆる地位や職業の人であれ、すべての人にとって重要です。
 このレポートは、私たち全員が必要とするソリューションに向けた重要な一歩です。 近い将来、何が世界を待ち受けているかを正確に知ることができます。 これは、社会的責任者としてのあなただけでなく、すべての人にとって重要な情報です。 ロータリー/ローターアクト・クラブの会員として、あなたはこの情報に独占的にアクセスできます。
 イベントのプログラムは、短い時間 (2.5 時間) でレポートを提示し、それについて話し合い、スピーカーが追加の質問をする時間を確保できるように設定されています。

 プログラム
 主なトピック:
 1️⃣ 今後10年間の気候災害の悪化に関する分析予測。 特に、現在一般に知られていない要因。
 2️⃣ 気候問題が地政学と世界のビジネス環境に与える影響。 イベントの展開の予測。
 3️⃣ 世界的な気候危機と経済危機を克服するためのソリューション。
 4️⃣ 参加者の質問への回答
 
 スピーカー
 🎙イツァーク・カルデロン・アディゼス博士は、グローバル ビジネス コンサルタントであり、世界トップ 10 のコンサルティング会社の 1 つである Adizes Institute の創設者兼 CEO です。
彼の専門的なポートフォリオには、米国の首相、さまざまな国の閣僚への助言、新興企業からフォーチュン 100 のメンバーまで、幅広い企業のアディゼス プログラムの管理が含まれます。
 🎙 シーマ・ネギ博士、ムンバイ西海岸ロータリー・クラブの副会長であり、インド開発基金の社会大使です。ロータリー国家建設賞を受賞しました。
 🎙 エリザベタ·クロモワ、理学修士、地質学者、地球物理学者です。 ロシアのシュルンベルジェの地震部門の地球物理学者です。 クリエイティブな社会プロジェクトの気候変動情報分析部門長です。 数十のプロの国際会議で基調講演者です。
 🎙 ジョン・アン博士 – MBA: 科学者、起業家精神と事業開発の責任者です。 エネルギー、化学プロセス、自然科学の分野における新技術の経済評価、開発、商業化の専門家です。

 🌐 オンラインイベントへのリンク: https://futureofhumanity.report/ja
 イベント終了後、主催者は登録されたすべての参加者にビデオ録画を送信します。
 ➡️ 会議への登録はこちら:https://futureofhumanity.report/ja#register

委員会報告

出席委員会

第358回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

Make Up

第358回例会のビジターコメント

第357回例会
小田原ロータリークラブクラブ 藤井 香大 様


こんにちは。小田原ロータリークラブクラブの藤井香大と申します。
久しぶりにお邪魔します。
会長の飢餓問題を拝見した時、改めて世界には苦しんでいる人がたくさんいることを感じました。9人に1人と伺いましたが、満足に食生活が出来ない人は、世界ではもっといるんだろうと思いました。

自分一人だけでなく、世界のみんなが、地球上の生物や地球上のあらゆるものが幸せになれるよう、ロータリークラブ活動を行おうと思いました。

 

第358回例会
川崎ロータリークラブ 元沢 伸夫 様


日本では食品ロスがある一方で、相対的貧困も増えているという現状を知り、驚きとともに色々と考えさせられました。外国との比較で日本において飢餓経験が増えていることは、すなわち日本全体平均における経済力が弱まっていることに帰結すると感じました。目の前の食品ロスや飢餓の問題に対応しつつ、根本的な経済面でも何かできないかを考えたいと思います。

 

綾瀬春日ロータリークラブ 笠間 正二郎 様


お世話になります。久々に参加させていただきました。
ありがとうございました。
卓話拝見させていただきました。
我々ロータリークラブにとって、会員増強は永遠のテーマですね。
自クラブも会員は少なく、毎年会員増強に励んでいます。
卓話の中で人が集まらないクラブの特徴が出ていましたが、
我々に当てはまる部分もありました。
オープン例会という言葉が出てきていましたが、自クラブでも実施しています。
オープン例会に参加して頂けた方は、入会率が高いと感じています。
改めて勉強させていただける卓話でした。有難うございました。

Smile Box

第358回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

今月のRI会長メッセージ紹介

2022年10月 RI会長メッセージ

ジェニファー E. ジョーンズ
2022-23年度会長
 

この8月、私は光栄にもパキスタンを訪問し、ロータリーの第1の目標であるポリオ根絶をアピールする機会に恵まれました。また、ワクチンで予防可能な疾患から子どもを守る上で重要な役割を果たしている女性医療従事者にスポットライトを当てる貴重な機会でもありました。

世界ポリオデーを迎える今月、初の世界的ポリオ根絶キャンペーンを導いてきたロータリーの30年以上にわたる取り組み、そして、この壮大な目標を実現可能にするパートナーシップを形成してきた実績に光を当てたいと思います。これは歴史上最も野心的な世界保健イニシアチブの一つであり、私たちは世界でポリオ症例数を99.9%以上減らしてきました。

野生型ポリオウイルスが常在しているのは世界でわずか2カ国であり、パキスタンはその一つです(もう一つは隣国アフガニスタン)。パキスタンでは予防接種キャンペーンを目にし、参加もしました。私が現地を離れて間もなく、5歳未満の子ども4,300万人を対象とする全国一斉予防接種キャンペーンが実施されました。現地ではロータリー会員の素晴らしい活躍を目の当たりにしました。パキスタンでは、ワクチン接種員の60パーセント以上が女性であり、母親たちから信頼を得て子どもにワクチンを受けさせるという役割を見事に果たしています。

この目で見たことで、ポリオ根絶への強い意志がロータリー全体に満ちあふれていることがわかり、私たちにはしっかりとした戦略があることを確信しました。パキスタンのメディアが私たちの取り組みを大きく支持していることも、変化につながっています。今月、ベルリンで開催される世界保健サミットで新たな世界的誓約が発表され、緊急を要する課題であるポリオ根絶のためのより多くの資金リソースが確保されます。ロータリーも自らの役割を果たし、ビル&メリンダ・ゲイツ財団からの2倍額上乗せを最大限に活かすために5,000万ドルを拠出しなければなりません。

ポリオ根絶活動の現場では楽観が許される状況とはいえ、想定外の事態によって緊迫感が高まっています。過去数カ月間、イスラエル、英国、そして最近では米国ニューヨーク市でポリオが新たに発生しました。脅威を感じさせるニュースですが、いずれにしてもとるべき対策は明らかです。ワクチンは有効なのですから、ポリオが伝播しているなら、感染の危険のある人たちが十分に予防接種を受けているようにすることです。

最も大切なのは、今こそこのウイルスを根絶する必要があるということです。地球上のどこかにポリオが存在する限り、どこにでも拡大する可能性があります。パキスタンで目にしたことは、ポリオ根絶は実現可能であり、実現しなければならないという確信を強めさせるものとなりましたが、それは効果のある戦略に全力で取りくみ、必要なあらゆるリソースを投入してはじめて可能となります。

コミットメント、惜しみない支援、断固とした決意があれば、ポリオ根絶は実現できます。

閉 会

点 鐘

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