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第362回 例会2022年10月26日(水)0:00〜2022年11月1日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2022-23年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。

 SDGs目標3を達成するための取り組みは組織面と事業面に分けて行われています。今回は事業面の取り組みを見てみます。

開発途上国向けの医薬品・医療機器などの開発
 開発途上国では電力供給や上下水道、通信などの社会あるいは経済インフラの整備が遅れているところが多数存在します。特に都市部と地方・農村部とでは雲泥の差があり、病院や診察所に設置される医療機器もこのような厳しい環境に適合したものでなければ対応できません。例えば電力供給が行われていない場所でのソーラーで稼動する医療用冷蔵庫や不安定な電圧にも耐えられる医療機器などはインフラ整備がままならない開発途上国にとっては必要な設備と言えます。
 こうした機器の開発が進み安価に提供が行われれば、開発途上国の貧困層の健康改善に
大きく貢献できるとして医療メーカーなどが研究開発を進めています。また同時に医療従事者の研修を併せて実施することで医療機器の不適切な故障を未然に防ぐ取り組みも実施されています。
 医薬品に関しては、顧みられない熱帯病(NTDs)に対して現在行われている創薬研究に期待が集まっています。製薬企業により日本で発売されている医薬品を開発途上国の現地法人の販売網によって供給することもSDGs目標3を達成する上では効果的です。そこで、その取り組みも模索されています。
 

交通事故対策
 現在、自動車メーカーを中心として自社製の自動運転機能の開発や向上、自動ブレーキシステムなどの安全機能の強化などにより交通事故による死傷者減少を目指しています。交通事故の大部分は人為的なものであるため、その部分を如何に削減できるかが現在の研究・開発の焦点になっており、各企業が力を入れて取り組んでいます。
 

データヘルス対策
 昨今はビッグデータの活用が世界的に行われています。そこでデータヘルス改革の推進として保健・医療・介護のビッグデータの活用、エビデンスに基づいた支援サービスの提供、災害時など医療関係者が適切に高齢者や障害者などの情報を共有できるシステムの構築が行われています。
 

生活習慣病対策
 日本を含め、先進国の多くで生活習慣病による健康の阻害が相次いでいます。そこで食生活の改善や運動習慣の定着による一次予防、早期発見・早期治療を目指す二次予防、重症化を防ぐ三次予防などそれぞれにおいて対策を行っています。特に生活習慣病の一次予防対策としては地方自治体とフィットネスクラブの協働で住民参加型の健康増進プログラムの実施なども行われています。食品・飲料業界でも責任のある商品開発が求められ、健康補助食品や特定保健食品の選定なども厳しい基準の下で行われています。
 

薬物・アルコール依存症対策
 依存症は脳の病気であり意志の強さによるものではありません。このことを当事者と家族が理解し、認知行動療法や薬物療法を含む治療プログラムを受ける必要があります。2016年からはSMARPPと呼ばれる認知行動療法を用いた集団療法が診療報酬の対象となり、医療機関での普及促進が行われています。SMARPP:Serigaya Methamphetamine Relapse Prevention Program:せりがや覚せい剤依存再発防止プログラムとは、ここでは詳細の説明は避けますが、神奈川県立精神医療センターの「せりがや病院」にて開発された、精神刺激薬の覚醒剤への薬物依存症を主な対象とし、認知行動療法の志向をもつ外来の治療プログラムのことです。
 又、家族が共依存に陥らないためCRAFT(コミュニティ強化法と家族トレーニング)
と呼ばれる家族向けプログラムが注目されており、医療機関や精神保健福祉センターなどで徐々に取り入れられています。
 

2. 世界と日本における健康と福祉の課題 

国ごとの5歳未満児死亡率(出生1,000人あたり)/2020年

 

 「健康と福祉」で問題とされている現状を国内外に分けて見てみましょう。
 世界では「子どもの死亡率」と「世界の医療格差」が主な課題です。喫緊の課題としては幼児死亡率の引き下げが挙げられます。2020年には5歳未満の子どもが500万人以上も亡くなり、このままでは「新生児と5歳未満の子どもの予防可能な死亡を終わらせる」というSDGsの目標を達成することが難しいと言われています。
 5歳未満児の死亡率が最も高い地域は上図の示す色の濃い部分、サハラ以南のアフリカです。2020年、サハラ以南のアフリカの13人に1人の子どもが、5歳の誕生日を迎える前に亡くなりました。5歳未満児の死亡の主な原因は、肺炎、下痢、マラリアなどの感染症、早産や分娩中の合併症などであり、ほとんどが予防可能または治療可能な原因によるものでした。
 また、医療格差の問題も存在します。例えば新型コロナウイルスのワクチン接種に関しては、2021年6月17日現在、欧州・北米では100人当たり約68人がワクチンを接種している一方、サハラ以南アフリカでは100人当たり2人に届きませんでした。開発途上国などにおいて、適切な保険医療サービスを受けられない人が今も数多く存在しています。新型コロナウイルスの世界的な拡大は、国内と国家間におけるこうした不平等を露呈させ、深刻化させました。

 次回は日本で課題とされる点について考えましょう。

幹事報告

2022-23年度幹事 原 いづみ

◆新会員親睦会日帰りバス旅行のお知らせ:地区会員増強委員会◆
 詳細は下記よりご覧ください。
 【(最終 配信用案内文)新会員日帰りバス旅行-10月20日配信用

 

◆米山研修日帰り旅行のご案内◆
 詳細は下記よりご覧ください。
 【米山日帰り研修旅行案内文221126_クラブ、奨学生、学友宛て

委員会報告

出席委員会

第361回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

奉仕プロジェクト委員会

 2020-2021年度より始めたお米プロジェクト、昨年度も実施して外向けに当クラブの奉仕プロジェクトとして認知されるようになったのか、「お米ことしもやるの?」とちらほら訊かれるようになりました。今年度はどうしようかと検討中ではありましたが、取り敢えず出来る範囲で実施しようということになりましたので、皆さんご協力お願いいたします。

アーカス湘南ロータリークラブお米プロジェクト案内 Vol.4
申込書

Make Up

第361回例会のビジターコメント

小田原北ロータリークラブ 林 淳 様


「会長の時間」で、SDGs17ゴールのうちの3番目のターゲット13項目を拝読し、SDGsが極めて多方面の問題解決の指針を示していることが良くわかりました。
我々各個人、および所属組織は、他のターゲットも含めよく理解してやれることを目標に設定し、日常の行動レベルにしていくことが大切と思いました。

Smile Box

第361回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

2022-2023年度 ガバナー補佐訪問

卓話者:国際ロータリー第2780地区 第3グループ
    2022-2023年度ガバナー補佐 永松 秀行 様(藤沢南ロータリークラブ)

※本ビデオは、2022年10月19日(水)に第362回例会(移動例会)として開催され、収録したものです。

閉 会

点 鐘

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