第363回 例会2022年11月2日(水)0:00〜2022年11月8日(火)23:59 開催
開 会
点 鐘
国 歌
ロータリーソング
四つのテスト
会長の時間
2022-23年度会長 大塚 和光
皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。
日本は、国民皆保険、フリーアクセス(受診する医療機関を自由に選択可)、現物給付(診察・治療・投薬などを窓口負担だけで受けられる)といった医療システムのもと、世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきました。一方で課題も抱えています。
高齢化の推移と将来推計 引用:内閣府 令和2年版高齢社会白書(全体版)
まず、高齢化に関する課題があります。2025年には65歳以上の高齢者が人口の30%を超えるようになり、医療や介護などの社会保障費の急増が懸念されています。高齢化社会が進んでも現在の国民皆保険制度を持続させるためには、生活習慣病や介護の予防対策などによる「健康寿命」の推進や、医療・介護人材の確保などが急務となっています。
また、うつ病やアルコール依存・薬物依存などの精神的疾患を抱える人の多さや、自殺率の高さが問題となっています。OECDの調査によると日本の自殺者数は33カ国中4位です。医療や福祉のみならず、教育、労働などの場においても、メンタルヘルスケア体制の拡充やさまざまなハラスメントやいじめの問題に対する取り組みが求められています。
日本では医療・福祉関係の法整備や制度、設備が他よりも充実しているため、治る病気も多く、平均寿命も世界で最も長い国とされています。しかし一方で交通事故や過労死、パワハラやセクハラによる心身衰弱などが相次いで起こっています。どれだけ医療や介護などの福祉が発展しても、本当の意味で健康的な生活が送れていないという人もいます。
本当の意味で健康的な生活を送るためには、心理的安全性の高さが大切です。心理的安全性を高めると、自分の意見を溜め込まずに発することが出来、溜め込まないので心の健康を保つことに繋がります。
世界の人々が健康な生活を送るために
世界では今も食糧不足や不衛生な環境、医療などの福祉が行き渡っていないことにより多くの命が失われています。開発途上国も先進国でもそれぞれ抱える福祉の問題は存在します。法整備や制度だけではどうしても賄えない部分に関しては私たち一人ひとりが考え行動することが大切です。健康と福祉についての問題や取り組みについて知り、私たちにできることから始めることでSDGs目標3やそれに関連する目標を達成することができるでしょう。
目標3では先進国と開発途上国に対するターゲットとして、エイズや結核、マラリア及
び省みられない熱帯病などの根絶、非感染性疾患の若者死亡率の削減と精神保健及び福祉の促進、薬物乱用やアルコールの有害摂取の対策を規定しています。また、道路交通事故による死傷者の半減やユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成、有害化学物質、大気、水質及び土壌の汚染対策もターゲットとなっています。ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとは「すべての人々が基礎的な保健医療サービスを、必要なときに負担可能な費用で享受できる状態」を指します。
開発途上国にはこれらにプラスして妊産婦と新生児の死亡率の削減、性と生殖に関する保健サービスの利用も加えられています。
これらを実践するための方策として、たばこの規制、研究開発支援、保険財政・保健人材の確保、国際保健政策などが指針として挙げられています。
医療や介護など福祉が充実している国や地域は多くなく、多くの人が医療機関にかかれないことで命を落としている未だ5歳児未満の死亡率は600万人を超えており、予防可能な病気で命を落とす子どもが毎日1万6,000人いるのです。
SDGsではエイズや結核、マラリアなどの感染症の蔓延を2030年まで食い止めるために全ての人が安全で効果的な医薬品とワクチンを利用できるようにすることを目指しています。
出典:国際開発センター「目標3:すべての人に健康と福祉を」
:国連開発計画駐日代表事務所「目標3:すべての人に健康と福祉を」
幹事報告
2022-23年度幹事 原 いづみ
◆ガバナー公式訪問◆
日 時: 2022年11月2日(水) 13:00~15:00(終了時間は予定)
場 所: 第一相澤ビル 8F会議室
会場準備がありますので、会員は12時集合でお願いします。
◆ 2022年11月 ロータリー財団月間|リソースのご案内◆
2022年11月「ロータリー財団月間」のリソースがガバナー事務所より届いています。ご活用下さい。
【2022年11月|ロータリー財団月間】
◆ロータリーレート◆
11月 1ドル=148円
◆2023年決議審議会への決議案提出のお願い◆
2023年 決議審議会への決議案提出のお願いが届いております。
【①2023年決議審議会への決議案提出のお願い】
【②2023年決議審議会(決議案)の提出方法】
【③決議案文例】
【④2022決議案一覧】
※2022年6月にRIに提出された決議案を地区立法案検討委員会で賛否した結果をお知らせします。
RIの決定が出た時再度お知らせします。
地区への提出期限:2023年2月20日(月)
委員会報告
出席委員会
第362回例会 出席率 66.6%
会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名
奉仕プロジェクト委員会
Make Up
第362回例会のビジターコメント
前回はありませんでした。
Smile Box
第362回例会のスマイル報告
前回はありませんでした。
カレンダー
卓 話
今月のRI会長メッセージ紹介
2022年11月 RI会長メッセージ
ジェニファー E. ジョーンズ
2022-23年度会長
「イマジン ロータリー」と言われても、何やら大変な、難しいことのように思えるかもしれません。しかし核となるのはとても些細な、個人的なものですらあります。
ロータリー会員は奉仕行為を喧伝するものではないと思われていたのは、そう昔のことではありません。その考えはよく分かります。謙虚さは素晴らしい特性ですから、私たちはほかの面では謙虚さを育みつづけるべきです。
しかし、ロータリーのストーリを発信しないというのは損です。それに、ロータリーの活動を共有するというのは人びとへの贈り物であり、ロータリーの実績を理解する機会を提供することでもあるのです。
ある含蓄深い名言が思いだされます。「あなたの言葉は忘れ去られることでしょう。あなたの行いは忘れ去られることでしょう。しかし、あなたが与えた感動は決して忘れ去られることがないのです」
それでは、どうすれば人びとにロータリーの感動を与えられるでしょうか。一番良い方法は、ロータリーモーメントを共有することです。私たち一人ひとりがロータリーモーメントを体験しているはすです。いつも通りの毎日の中で、何か偉大なことを成しとげようという意志と出会うというあの体験を。
それは初めて例会に出席したときだったかもしれません。人によっては、奉仕される人びとの目に浮かぶ喜びに気づくまで何年もかかることもあります。あるいは、他の会員から何か心に響くストーリーを聞いたときのことかもしれません。
ニックと私はこの旅を共にしてきましたが、人びとの人生に変化をもたらす皆さんの活動には胸を打たれます。今年度は、この旅を有意義なものにしてくれた光景やストーリーを皆さんと共有していきます。
皆さんも自分なりのやり方でそうしていただけたらと思っています。例会やソーシャルメディアで共有するのでもいいですし、知識豊富で野心的な人なら、地元のメディアでイベントを宣伝するのもいいかもしれません。ストーリーをご友人と共有するだけでも、影響は生まれます。
ロータリーのメッセージと、より良い世界を目指す夢を世界に広めてくれるアンバサダーが必要なのです。そして、最高のアンバサダーはあなたです。より多くのストーリーを共有し、それも心を込めて共有すればするほど、より多くの団体がパートナーとなり、より多くの人びとが入会し、ロータリー会員でありつづけてくれます。
ごく一例を挙げると、今後数カ月以内にこのコラムはロータリー会員の皆さんのコーナーになります。ロータリーの多様性・公平さ・インクルージョンに関する個人的なストーリーをここで発信してもらうのです。ロータリーの未来のために多様性・公平さ・インクルージョンが大事だと分かってもらうには、体験談を発信してもらうべきですから。
何に取りくむにしても、ロータリーの世間での受けとめられ方が私たちの未来を形作ることになります。皆さんが共有してくれるストーリーがどれほど多くの人にインスピレーションを与えることになるか、今から楽しみです。
閉 会
点 鐘