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第372回 例会2023年1月25日(水)0:00〜2023年1月31日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2022-23年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。

SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」を達成するために、取り組むべき課題が多く存在することを理解できたかと思います。では、現在世界では教育の課題に対して、どのような取り組みをしているのでしょうか。
ここでは世界の教育問題への取り組み事例を 企業・NGO/政府機関・公益財団法人の3つに分けて、4つ紹介します。

企業の取り組み1|パナソニック「ソーラーランタン10万台プロジェクト」

出典:100 THOUSAND SOLAR LANTERNS PROJECT | Panasonic

 パナソニック製のソーラーランタンを10万台発展途上国に寄付するというこのプロジェクトは、パナソニックの中でも大規模なもので、SDGsの複数の目標をクリアするために発足しました。主にSDGs目標3、目標4、目標7などに通じています。その中でも目標4に関してこの取り組みは大きな貢献をしていて、カンボジアに対して寄付を行ったことにより農村部で夜間の識字教室が開かれるようになったことによりその村では識字率が向上しています。暑い国ですから涼しい夜に学習できるのは嬉しいことでしょう。私は、蛍を集めて勉強したという中国の故事を思い出してしまいました。 
 

企業の取り組み2|リコー「リコーインド教育支援プログラム」

出典:リコー インド教育支援プログラム / 企業の社会的責任(CSR)

 リコーは事務機器、光学機器などを製造しているメーカーです。教育現場をサポートする製品やサービスを提供しているリコーが、セーブ・ザ・チルドレンと協働しインドの学校に製品・サービス・それを活用できる環境を提供しているのがこの活動です。
 2011年から2014年にかけては第1段階として学びのためのネットワークを作りあげました。デジタル印刷機を活用した授業の改善と教員、行政、保護者、地域の人々の能力強化に重点を置き教育支援を行い、結果として子供たちが学びやすく学校に行きやすい環境を整えることができています。
 そして2014年からは第2段階として楽しく学ぶ授業を創るということを推進しています。プロジェクターとデジタル教材の提供をすることで授業の質を高め、子供たちがより楽しみながら学べる授業作りを支援しています。
 

NGO/政府機関の取り組み|「みんなの学校プロジェクト」

出典:みんなの学校プロジェクト | 国際協力60周年 – JICA

 「みんなの学校プロジェクト」はJICAが2004年から西アフリカを中心に支援してきた教育開発プロジェクトです。プロジェクト目標を「ニジェールの教育開発(教育のアクセスおよび質)に向けて、COGESの学校運営の役割と能力が強化される」として掲げ、実際に2004年にニジェールの23校から始まり、2007年にはニジェール国内すべての学校で普及を達成しました。
 世界最貧国のひとつであるニジェールでは低い就学率が問題になっていました。そこでこのプロジェクトでは、その要因となっている「教育に対する親の低い意識」を克服すべく、地方行政と地域住民(=コミュニティ)による学校運営という支援モデルを作りあげたのです。この支援モデルは親の教育への意識に変化を与え、ニジェールの全国の14,000校もの小学校で行われるようになるという大革命をもたらしました。
 

公益財団法人の取り組み|女性のための識字モデル事業(SMILE Asiaプロジェクト)

出典:SMILE Asia プロジェクト – 公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター

 公益財団法人ユネスコ・アジア文化センターは、ユネスコの基本理念に基づき、 アジア太平洋の人々と協働し、 誰もが平等に自らの意志で参加できる 学びの基盤づくりを促進しています。その中の取り組みとして、妊婦さんや子育てママを対象に学習の機会を提供する女性のための識字モデル事業(SMILE Asiaプロジェクト)を実施しています。
 このプロジェクトは2008年からカンボジアで実施されており、長きにわたって続いた政情不安と内戦の影響で基礎教育を受ける機会を奪われ、基本的な読み書きを習得できないまま成人となった人々207万人を対象としたものです。こうした女性に読み書きや計算の基礎的な技術を身につけるための包括的な支援を通じてSDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の達成に貢献しています。
 その他、どのように持続可能な社会を作っていくかを若者が主体的に学び、考える場である若者主体の持続可能なコミュニティ開発プロジェクトや国内外の教育機関への支援の持続可能な開発のための教育(ESD)プロジェクトなどの取り組みを行っています。

幹事報告

2022-23年度幹事 原 いづみ

◆インターアクト1泊研修のご案内◆
 詳細は下記よりご覧ください。
 【一泊研修案内2023提唱クラブ宛

 

◆新会員’s VOICE新会員ご紹介のお願い(地区会員増強委員会)◆
 詳細は下記よりご覧ください。
 【第3G【新会員’sVOICE】新会員ご紹介のお願い

 

◆ふじさわ湘南RC:1月例会変更◆
 詳細は下記よりご覧ください。
 【例会変更のお知らせ

委員会報告

出席委員会

第371回例会 出席率 33.3%
 会員数 3名 出席者 1名 欠席者 2名

奉仕プロジェクト委員会

ご案内、お声がけをお願いいたします。

アーカス湘南ロータリークラブお米プロジェクト案内 Vol.4
申込書

Make Up

第371回例会のビジターコメント

能美ロータリークラブ 宮本 周司 様


1月24日…今日から日本付近では冬型の気圧配置が強まり、上空にはこの冬一番の非常に強い寒気が流れ込んでいます。

十年に一度といわれる強烈な寒波により、明日朝にかけては全国的に厳しい冷え込みとなり、広い範囲で交通への影響や水道管の凍結、ヒートショックやスマホ結露などの被害が出るおそれがあると注意喚起が為されています。

一部地域に「顕著な大雪に関する気象情報」が発表されており、大事に至らないことを願っています。

ちなみに…
『顕著な大雪に関する気象情報』とは、重大な災害の発生する可能性が高まり、一層の警戒が必要となるような短時間の大雪となることが見込まれる場合に発表する気象情報です。

Smile Box

第371回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

きものがたり歳時記(三十六)

卓話者:十一代目 大塚重郎右衛門 様

  冬羽織      
   防寒用に着る羽織で、袷・綿入などである。袷羽織・綿入羽織。ただ羽織と言っても、儀式には四季羽織袴が
  普通だが、近年季語としている。昔は革仕立の革羽織もあった。
   冬羽織著てわが影の老いにけり    麦秋亭
   着てたちて羽織のしつけ抜かるなり   誓子

 革羽織の実物は見たことがありません。探してみたいですが。陣羽織として復元しているところはあるようです。火消が使ったものは革半纏(かわばんてん)と言ったようです。この町人のものは山梨県甲府市にある印傳屋本店の印伝博物館で数年前に展示されたようです。
 革羽織の意味として次のようにあります。
 一、鹿の揉み革で作った羽織。近世は多く燻 (ふす) べ革で仕立てて防火用とし、鳶頭 (とびがしら) や職人の棟梁 (とうりょう) などが着用した。《季・冬》
   老骨をばさと包むや革羽織     竜之介
 二、すれっからしの女。莫連 (ばくれん) 者。あばずれ。
かわ。
   髪結「いまゑましい革羽織だ」 洒落本・寸南破良意

 なぜ二番目の意味になったのか、よくはわかりません。革羽織はもともとは上層武士の洒落着でした。明暦の大火以後は鹿革の特徴の一つである難燃性による防火の効果が認められ、火事装束として武士ばかりでなく町火消の頭などにも着用されるようになりました。江戸中期以降には一般の町人にも普及し、冬の防寒着として、また粋や勇み肌を誇示する伊達着としても、もてはやされたようです。そうした経緯から伊達者、莫連者を指すようになり、遂には「あばずれ」となったと思われます。なぜ男が着ていたものが女性を指すようになったのかはわかりません。
 
 「羽織」は冬の季語とされていますが季寄せにもあるように、儀式には四季を通して羽織袴が普通です。
  羽織解くリメイク心抑えつつ    森さと子 
 この句は古くなった羽織を解体して、その生地を材料に新しい洋服を作るのが楽しくてワクワクするという意味ですね。つぼみ主宰なら中七を見ただけで採られませんね。
 季寄せの例句の誓子の句ですが、単衣にも「しつけ」はします。羽織は冬羽織も夏羽織もあるので「羽織」だけでは季語としては不的確かとも思います。つまり季寄せの言う「近年」、昭和四十八年頃には袷の羽織以外を見なくなった、ということでしょう。現在では羽織姿どころか、きもの姿そのものを滅多に見かけなくなりました。
 羽織紐結びつ解きついひわけし   吉屋信子 
羽織紐にも夏用冬用などの区別は勿論、実に様々な種類があります。この句には季語ありますか。無季句でしょうか。
 
 重著
  寒さの為に衣服を何枚も重ね着ること。厚着。厚着の反対が薄着寒薄着
   母となる日の近き重ね着へたすき    秋を
   寒薄着して敵多き思ひかな      登四郎

 「新歳時記・冬」(1989・河出文庫)に次の句があり、清水哲男氏の解説があります。
  重ね着の中に女のはだかあり    日野草城               
 [暖房の不完全な時代の寒さしのぎには取敢えず重ね着しかなかった。そんな重ね着姿の女性を目にして咄嗟にできた句。重ね着であろうがなかろうが何をどう着ていても「中に女のはだか」はあるのだ。しかし作者は重ね着だからこそ「はだか」を感じている。というのも、重ね着はさして人目を気にしない無造作な着方だから。とにかく寒いので、そこらのものを着込んでしまう。きちんと着たときには衣服は身体そのものと化すが、モコモコのときの衣服は身体とは遊離して見えてしまう。つまり、衣服は衣服として「はだか」は「はだか」として別々の存在と写る。着込めば着込むほどに、かえって「中のはだか」を意識させる。世の中、誰が何をどう見て何を感じているのか。油断もスキもあったものではない、、、]さて、油断のならぬ草城。

 着ぶくれ
  着物を重ね着して、身体がふくれて見えるさま
   着ぶくれの愚かなる影曳くを恥づ   万太郎
   着膨れて金貯めて慾尽きざるや     遷子

 昔ほどには着ぶくれている人を見なくなった気がします。コンパクトで温かい素材が開発されているからでしょうか。通勤のラッシュアワーも以前よりは隙間があるようですね。一昔前までは電車に乗りきれなかったこともありました。
  着ぶくれた乞食 じっと見ている プール 風天
 渥美清さんは風天と云う俳号で多くの俳句を残されました。掲句のような着目は寅さんを彷彿とさせます。単なる写生、報告を超えています。八月四日がご命日です。

※引用文は山本健吉編【季寄せ】(昭和四十八年文藝春秋社刊)による。

※本稿は阿夫利嶺俳句会の月刊誌「阿夫利嶺」に掲載されている連載を編集して掲載しております。※

閉 会

点 鐘

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