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第373回 例会2023年2月1日(水)0:00〜2023年2月7日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

国 歌

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2022-23年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。
 

日本の教育問題への取り組み事例4選
 ここまで児童労働や戦争などの課題を解決するための、世界の取り組みを紹介してきました。日本では上記のような課題が現時点ではないため、一見するとSDGs目標4「質の高い教育をみんなに」を達成できているように思われます。
 しかし、先ほども述べたとおり、日本は子どもの貧困率が世界ランキングで上位に食い込んでしまっていることなどから、まだまだ達成にはほど遠いのです。
 

 ここでは日本における教育問題に対する取り組み事例を企業・NGO/政府機関の2つに分けて、4つ紹介します。

企業の取り組み1  全国銀行協会『どこでも出張講座』
 全国銀行教会では、学校の授業や教員研修に講師を派遣し、金融の知識を無料で教える「どこでも出張講座」を行っています。内容としては「銀行のしごと(中学・高校生向け)」「生活設計マネープランゲーム(中学・高校生向け)」「ローン・クレジットカードのしくみ(高校生以上向け)」など多岐にわたります。実際に全国各地の高校を中心に講座を行っていて、社会に出てから必要になってくることや学校の授業では学べないことを教えてもらえます。
 また学生だけでなく社会人向けにも年金の仕組みなどの講座を開設しているため、大人でも気軽に参加しやすくなっています。
 

企業の取り組み2  ミズノ〈ダイアモンドスポーツ事業〉
 スポーツ関連のメーカーとして有名なミズノですが、その中でも特に野球に力を入れている企業です。元々ミズノの創業者 水野利八は野球を生涯の仕事にしようとミズノを創設しました。そのため野球関連の商品を多く取り扱っているのはもちろん、野球をする子どもたちが安全に楽しく野球ができるようにするための活動にも注力してきました。
 この「ダイアモンドスポーツ事業」ではグローブなどの野球用品を修理するワークショップを開催する他、野球のルールの改正やクラブの支援なども行っています。
 特に近年では夏場の日差しから子どもを守るため練習や試合中に「白スパイク」を履くことを提案し、実際に2020年から高校野球で白スパイクが解禁されるといった改革も起こっています。
 

企業の取り組み3 「栄光サイエンスラボ」                    出典:栄光サイエンスラボ
 栄光サイエンスラボは化学実験専門教室を開いており、子どもたちが科学実験を通して未来を切りひらく力(問題発見力・問題解決力・論理的思考力・表現力・創造力)を身につける授業を提供しています。そんな科学実験専門教室の栄光サイエンスラボでは、年長から小学校6年生を対象とした「子どもサイエンス学会」を毎年開催しています。
 子どもサイエンス学会を開催することで科学に興味のある子どもたちがより科学と向き合う機会が増え、より質の高い学びが期待できます。学びの場を増やすことが、SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」を達成するために必要です。
 

NGO/政府機関の取り組み 「土曜学習応援団」
 文部科学省では、平成26年4月より子供たちの豊かな学びを支えるために「土曜学習応援団」という活動を開始しました。この活動は「土曜学習応援団」に賛同した企業・団体・大学などが登録でき、その団体が地域や学校からの要請により、土曜日だけでなく、平日の授業や放課後に課外活動を行うというものです。
 また教育活動に出前授業の講師派遣や、施設見学の受け入れ等も実施しており、特色・魅力ある教育活動を推進しています。
 

SDGs目標4の3つの解決策    私たちにできること
 ここまでSDGs目標4「質の高い教育をみんなに」を達成するための企業・団体の取り組みを見てきました。では、私たち1人ひとりが実践できる取り組みは何でしょうか。
 

 ここでは個人でできるSDGs目標4「質の高い教育をみんなに」の取り組み例を3つ紹介します。

本や映画、インターネットなどで世界や日本の教育の現状を知る
 まず始めに大切なことは、何事も現状を知ることです。本や映画で世界や日本とで教育による違いを知りましょう。日本の教育環境が当たり前ではないことを痛感することができます。また今の時代はどこからでもスマートフォンを通してインターネットにアクセスすることができます。このようなインターネットの環境が地域ごとに備わっているかどうかも教育を受ける機会の差を生んでしまっていることを体験することができるでしょう。
 日本ではこれら紹介した学ぶことのできる機会が備わっています。まずは現状を知ることから始め、そこから自分にとって何ができるのかを考えてみましょう。
 現状について自分の手で調べることも取り組みのひとつです。ぜひSDGs目標4について現状を知り、SDGs目標4を達成するためにはどうすればいいのかを意識してみましょう。
 

学習支援ボランティアなどに参加する
 1人でSDGs目標4に取り組むことが困難な場合は、学習ボランティアなど大勢の人と一緒に取り組みをしてみてはいかがでしょう。教育に関するボランティア活動は知らないだけで実は多くあり、その内容も多岐に渡ります。例えば、特定の環境下にある子どもを対象に無料で開催されている塾に講師として参加したり、障がい者へ工作などを教える教室などさまざまな現場で教育に関わることのボランティアが募集されています。
SDGs目標4について知ることも解決策としては大切ですが、実際にボランティアなどで行動することが何よりも教育問題に貢献できる解決策になります。自分にあった教育関連のボランティアに参加してみてはいかがでしょう。
 

募金をする
 世界中に質の良い教育を届けるには、まだまだ資金が足りていないのが現状です。
 しかし、いざ募金しようと思っても「どこから募金したらいいのだろう?」「しっかり使ってもらえる所に寄付したい」そう考えてためらってしまう人もいることかと思います。そこで、世界の子どもたちのために募金を集めている5つの団体を紹介したいと思います。何を目標に活動している組織なのか、どのようにお金が使われていくのかを読み、自分と1番考えの近いものに少しでも支援してみるのも良いのではないでしょうか?
 

     1.チャイルド・スポンサーシップ|ワールド・ビジョン・ジャパン (worldvision.jp)
     2.ご支援・ご参加方法 | 認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン (childfund.or.jp)
     3.教育の支援 | Rotary International
     4.遠い国の女の子の親になる|国際NGOプラン・インターナショナル (plan-international.jp)
     5.国際協力NGO CAREを知る|ケア・インターナショナル ジャパン (careintjp.org)
 

まとめ
教育と一言で言っても、「勉強」を指すだけでなく、子どもが安全にスポーツができる環境を整えることや、社会に出た時に役に立つ知識を身に着けさせることも教育の一貫です。幼い頃に正しい知識と教養を身に着ける子どもが増えることで、心身ともに健康で幸せな生活を送る人が増えるのではないでしょうか。
身近にあるからこそ当たり前に感じてしまう教育ですが、その教育を受けられること、受けられてきたことを当たり前と思わず、次の世代の子どもたちがよりよい教育を受け、より幸せな道を歩める世界を作っていきたいですね。

幹事報告

2022-23年度幹事 原 いづみ

◆インターアクト一泊研修(3月25日、26日)◆
 詳細は下記よりご覧ください。
 【インターアクト一泊研修案内(RC・RAC用)

 ※参加をご希望の方は2023年2月7日(火)までに事務局へご連絡ください。

委員会報告

出席委員会

第372回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

奉仕プロジェクト委員会

ご案内、お声がけをお願いいたします。

アーカス湘南ロータリークラブお米プロジェクト案内 Vol.4
申込書

Make Up

第372回例会のビジターコメント

藤沢南ロータリークラブ 青木 小四郎 様


初めてメークします。貴クラブの国際法氏の取り組みは素晴らしいと思いました。
わがクラブもタイのスリンに長い間、ミサンガを通じて子どもたちの奨学金支援を行っていますが、カンボジアと隣の国なので貧しさはよくわかります。
また、お米の無駄をなくす取り組みもよいアイデアだと思いました。
羽織のお話も面白かったです。

Smile Box

第372回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

今月のRI会長メッセージ紹介

2023年2月 RI会長メッセージ

ジェニファー E. ジョーンズ
2022-23年度会長
 
 先日、ウガンダのナキバレ難民居住地に滞在しました。「居住地」という名前の通り、そこで人々は自由に行き来でき、住民対ができるだけ新しい暮らしになじめるように工夫されています。このことが、この難民居住地をユニークなものにしているのです。
 十数カ国から集まった少年少女たちとサッカーをしたり、紛争地域から逃れてきた女性達と話をしたりする機会がありましたが、まさに、涙と笑いで紡がれた人生のタペストリーでした。
 居住地の学校内を先生が案内してくれて、女児の教育に関する厳しい現実を教えてくれました。ほとんどの女児は小学校を卒業しないまま家計を助けるために結婚させられます。そのような女児を見て暗たんたる思いになりました。
 女児と女性のエンパワメントという私たちの仕事は、公平性を想像するというだけの話ではありません。健康や教育に関わることもあります。それに、安全税の確保に関わることもあります。アプローチは違っても、常に、基本的人権の問題なのです。
 私たちは、女児と女性のエンパワメントのためにもっとできることがあります。そして、ロータリーの会員とパートナーがこの目標に向けてどのように歩んできたのか、もっと情報発信していくべきです。
 ナイジェリア女性のための無利子小口融資から、女児に生理用品を提供するインドでのプロジェクトまで、人々に感動を与えるロータリーの活動には枚挙にいとまがありません。ロータリーの重点分野で何百もプロジェクトが行われており、大きな変化をもたらしています。そして、それらが時として人の命を救う結果になることもあります。
 皆で力を合わせれば、世界中の女児が日常的に直面している不公平という問題にも、対処できます。同時に、ロータリー行動グループ、ロータリー財団専門家グループ、ロータリー平和フェローなど含むロータリーのリソースや専門家の意識を高めるためにも、これらのプロジェクトの影響を監視していかなくてはなりません。
 女児と女性の人生に、良い影響を与える取り組みのストーリーを発信していくことが特に重要です。この点は、個人的に深く共感しているところです。ソーシャルメディア、地元のニュースメディア、『ロータリーの友』、そして誰かにインスピレーションを与えられる、全ての機会をとらえ、ロータリーのストーリーを共有していきましょう。
 また、地域だけでなく、世界中で活動しているロータリーの会員たちとの交流を促すような情報を発信することも重要です。皆の成功事例を共有し、互いに学び合いましょう。そして、より多くの人々に誇りを持って私たちのストーリーを伝えていきましょう。
 今や、ロータリーは大躍進の時代を迎えており、世界中で注目されています。女児や女性のポテンシャルが最大限に発揮できるようにロータリーが活動していけば、私たちロータリーはポジティブで持続的な変化を生み出すための会員増強とより強力なパートナーシップへの新しい道のりを切り開くことができます。この大事な取り組みのために、引き続きご協力をお願いします。

閉 会

点 鐘

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