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第382回 例会2023年4月5日(水)0:00〜2023年4月11日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

国 歌

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2022-23年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。

 このところずっとジェンダーについての様々な情報や資料を見てきました。調べてゆけばゆくほど関連が多岐にわたっており、その一つ一つが根深いものがあると思えます。
 私自身が男性であり後期高齢者でもありますから現時点での平均的な若者世代の感覚とは乖離があるものと覚悟はしています。しかし、それにしても日々報道されるジェンダーに起因すると思われる事件や事故の多さには慨嘆するばかりです。

 ここでは様々な資料に基づき、国際的な機関がどのような機能を持ち、どのような効果を及ぼしているのかを見てゆきます。
 建前としては、男女間の平等を促進することと女性のエンパワーメントは国連活動の中核をなすものとされています。ジェンダーの平等の達成と全ての女性と女児のエンパワーメントは全てのSDGs を達成するために不可欠の手段であると認められてもいます。質の高い教育への平等なアクセス、それに雇用、リーダーシップ、あらゆるレベルでの政策決定の平等な機会を持つことは女性と女児の地位向上にとって主要な要因であるともされます。
 そのために、国連は女性の人権を積極的に促進し武力紛争時や人身売買を通してなども含め女性に対する暴力を根絶するために活動するとされています。国連はまたジェンダーの平等や女性及び女児のエンパワーメントのためのグローバルな規範や基準を採択し、開発援助活動を通してなど国家レベルでの実施やフォローアップを支援するとされています。

 メキシコ・シティ(1975年)、コペンハーゲン(1980年)、ナイロビ(1985年)、北京(1995年)で開かれた国際会議は世界各国でのジェンダーの平等と女性のエンパワーメントに関するコミットメントを強め行動に活力を与えたと報告されています。1995年の北京での第4回世界女性会議では189カ国の政府代表は「北京宣言」と「行動綱領」を採択しました。これは、公的、私的生活のあらゆる領域で差別と不平等をなくし、女性のエンパワーメントを確保する目的のものでした。
 しかし、2015年の北京+20再検討会合では達成された進歩を歓迎したものの、進歩は遅く一様ではなく、依然格差や障害が残っていることに懸念を表明しています。

 「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関」(United Nations Entity for Gender Equality and the Empowerment of Women)は女性と女児に対する差別を撤廃し女性のエンパワーメントを実現し、かつ、開発、人権、人道活動、平和と安全のパートナーとして、かつ恩恵を受ける者としての男女間の平等を達成するために働く機関です。また、女性の地位委員会のような政府間機関が政策やグローバルな標準や規範を作成するのを支援し、また、加盟国がこれらの標準を実施するのを支援する機関でもあります。
 要請があれば適切な技術的、財政的支援を行い、市民社会と効果的なパートナーシップを構築します。更に、ジェンダー平等の達成に責任ある国連システムを維持し国連全体が行う進歩を定期的に監視する役目も持っています。

 「女性の地位委員会」(Commission on the Status of Women)は経済社会理事会(ECOSOC)のもとにあり、1995年行動綱領の実施状況を検討し2030アジェンダのフォローアップに貢献する機関です。女性の権利を促進し、あらゆる分野における差別と不平等を是正するために今後とるべき行動について勧告します。過去60年以上にわたるこの45カ国委員会の主な活動は、4回にわたって女性に関する会議を準備し、フォローアップを行い、また、女性の権利に関する条約「1979年女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」(Convention on the Elimination of All Forms of Discrimination against Women)とその1999年選択的議定書(Optional Protocol)の成立に向けて支援したことです。

 「女子差別撤廃委員会」(Committee on the Elimination of Discrimination against Women: CEDAW)は1979年条約の順守状況を監視し、その選択議定書が付託する任務を行います。23人の専門家で構成される委員会で、締約国が提出する報告に基づいて条約の実施に関して締約国と建設的な対話を行います。その勧告は女性の権利とこれらの権利を享受させる手段についての理解を深めることや女性に対する差別撤廃に貢献してきました。
 事務局のほかにも国連のすべての機関はその政策やプログラムで女性やジェンダーに関する問題を取りあげています。

 第295回の例会卓話で取り上げた母子手帳に関係する記事が2022年9月16日付の朝日新聞にありました。

 母子手帳の名称についての記事です。私の母子手帳についての卓話は2021年4月21日付のものですから、凡そ2年ほど経ちました。この間、記事にあるように子育ては母親だけのものではないという意識は益々高まっていると思います。
 ただ卓話にも書きましたが、私のように祖父母を含め四世代が同居していて家族みんなが子供の面倒を見てくれていた環境では少し感じ方が違います。つまり、実際上、母親である私の妻、連れ合いだけが育児しているという環境ではなかったからです。
 とはいえ、記事にあるように自治体によっては「親子手帖」「祖父母手帳」「父親ハンドブック」といったものが配布されているようです。昔の大家族制度に戻りようもない現在、日本における育児に関する一般の意識は着実に良い方向に向かっているように思えます。
 翻って卓話で触れたアフガニスタンの現状を慮ると、かの国では母子手帳はどうなっているのだろうと思います。タリバン政権により女性の人権そのものが後退させられたと思える今、母子手帳のような制度が定着し良好に運用されているとは思えません。

幹事報告

2022-23年度幹事 原 いづみ

◆ロータリーレート◆
 4月 1ドル=133円
 

◆2023年4月「環境月間」リソース◆
 詳細は下記よりご覧ください。
 【2023年4月|環境月間
 

◆ガバナー月信4月号◆
 詳細は下記よりご覧ください。
 【月信2023第10号 

委員会報告

出席委員会

第381回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

奉仕プロジェクト委員会

ご案内、お声がけをお願いいたします。

アーカス湘南ロータリークラブお米プロジェクト案内 Vol.4
申込書

Make Up

第381回例会のビジターコメント

 第381回例会へのビジター出席者はいらっしゃいませんでしたが、第380回例会のビジターコメントにつきまして、編集時期の都合上前回ご紹介できなかったビジター様がいらっしゃいましたので、こちらでご紹介させていただきます。

第380回例会 ビジター
小田原中ロータリークラブ 立川 公一 様


卓話、大変興味深く読ませていただきました。シェルターボックスのことは全く知りませんでした。東日本大震災の当時すでにロータリーの所属していたにもかかわらず、5,000個ものボックスがイギリスやフランスなどのロータリーから送られてきたことも知りませんでした。とてもよい活動だと思います。このシェルターボックスのことをもっと日本のロータリーアンに知って欲しいと思いました。自クラブにシェルターボックスに関してのことと「シェルターボックスと国際ロータリー」を紹介したいと思います。

Smile Box

第381回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

今月のRI会長メッセージ紹介

2023年4月 RI会長メッセージ

ジェニファー E. ジョーンズ
2022-23年度会長
 

ロータリー青少年ネットワークのご紹介

最悪な状況の中から最善のことを引き出すにはどうすればよいか?

コロナ禍が世界、そして私たちの生活を一変させたことを忘れる人はいないでしょう。私たち一人ひとりがこの不確実な時を乗り越えなければならず、その影響を逃れられる人は誰一人としていませんでした。

私は、これが別の種類のグローバルリーダーシップ、つまり勇気と共感力を備え、かつ傷つきやすくもあるリーダーシップのためのスペースを作り出したと感じています。2020年の初期、私は良き友だちであるアニエラ・カラセドさんとオンラインで出会いました。彼女はそのようなリーダーの一人であり、今月のコラムの残りの部分を彼女に引き継げることを嬉しく思います。

— ジェニファー・ジョーンズ

2020年3月、私はパニック発作を起こしました。息ができず、胸にひどい痛みを感じました。

世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスを世界的なパンデミックと宣言してから数日が経っており、私はロータリー青少年交換で米国に留学中でした。考えてみてください。18歳の少女が、外国語が話されている異国で、わずか半年前に会ったばかりの人たちと一緒に暮らしていたのです。恐怖を感じました。

西半球で最悪の人道的・政治的危機の一つを経験したベネズエラで生まれ育った私は、不確実さについてよく知っていました。母はいつもこう言いました。「困難は、解決が必要なニーズに過ぎない」と。

私はインターアクトと青少年交換の友人に電話し、一緒にオンライン会議を開催しました。その目的は、プロジェクトの情報を交換し、隔離生活の中でほかの人たちが行っていることから刺激を受けることでした。最初の会議では、17カ国から70人(主に学生)が参加しました。

当初から、隔離中に世界中のロータリーの青少年が自身の経験を分かちあい、プロジェクトのアイデアを紹介してインスピレーションを得るためのオンラインプラットフォームを構築しました。若い人たちをつなぎ、文化を共有し、国際奉仕プロジェクトの新たな協力の機会を見つけるのを援助してくれるメンターやサポーターも探しました。私たちはこのグループを、「Rotary Interactive Quarantine(RIQ)」と呼びました。

わずか1年後には、80カ国、5,000人以上の学生と交流していました。チームメンバーの数名は地区インターアクト代表や地区委員会の委員となり、中には国際ロータリーで諮問委員会の委員を務めている人もいます。

やがて隔離制限が解除され、参加者のニーズは変化しました。RIQとしての最後の公式会議で、バリー・ラシン元RI会長からもっと大きな変化を生み出すことへのインスピレーションを与えられた私たちは、RIQを「ロータリー青少年ネットワーク(RYN)」へと生まれ変わらせました。

私を含む数名のメンバーが初代インターアクト諮問委員会の委員として選ばれ、ロータリーの青少年のためのビジョンをRI理事会に提示しました。

理事会でのプレゼンテーションは、ジェニファー会長とそのチームが国際ロータリーに青少年諮問委員会を設置するきっかけとなりました。私はその共同委員長を務めていることを光栄に思います。

ロータリー青少年ネットワークは、ヒューストンでの2022年ロータリー国際大会の分科会で正式に発足しました。インターアクト、青少年交換、ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)への参加経験がある私たち5名は、2年前にオンラインで始めた組織を正式に立ち上げるために大陸を旅しました。国際大会は、私たちが初めて直接に会った機会でもありました。

私たちが発表を終えたとき、500人以上が総立ちの拍手をしていることに気づきました。目に涙があふれ、興奮と達成感に満たされました。

パニック発作がこのような結果をもたらすとは、誰が想像できたでしょうか。

閉 会

点 鐘

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