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第388回 例会2023年5月24日(水)0:00〜2023年5月30日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2022-23年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。
 

 

 ジェンダーに関する問題点、論点は実に多岐に渡ります。今回は少し目が届きにくいと思われるところを見てゆきたいと思います。次の記事は災害時の女性への対応で欠けている部分を取り上げています。防災の観点から見えてくるものが沢山あります。

 

 次の記事ではジェンダーに関する言葉の解釈が変化していることから「国語辞典」の表現が変わったことを述べています。以前、母子手帳について書いた時にも思いましたが、変化は緩やかですが着実に進んでいます。世代が進むごとに、というくらいのスピードで実に緩慢ではありますが着実に変化し辞典にも反映されてきてはいるのです。

 

 次の記事には「スカートをはいた猫」ならぬ男子学生のことが取り上げられています。既に、彼以前の世代には恐らく理解しがたい感覚になっているのだと思います。体制側の制服の男女の区別を廃止する動きを超えて、当の学生の感覚は「進んで」いると言ってもいいのかもしれません。服装や髪形など、見た目の男女の区別は歴史的には随分固定的で身分制度が厳しい時代には特に厳格だったと思います。次の時代は身分、性別、役割などに囚われない「見た目」が普通になってゆくのでしょうか。現に近年の現象だけを見てもクールビズを言われた頃からネクタイを締めたりやスーツを着ることは少なくなりました。
 特に冠婚葬祭などの所謂「晴れ」の場合の服装や化粧、髪形などは随分と簡略化されてきました。以前を知る者からすれば「いい加減」になってきたとも言えます。以前「きものがたり歳時記」に書いたことがありますが、特別な場合だったり場所とかに相応しい服装などというものは天皇家の催し位しか残っていないのかも知れません。

 

 最後の記事は72歳の女性の投稿です。この裁判のことは随分多くの報道がなされましたから、ご存じの方も多いと思います。私も報道から思いますのに、この被告となったベトナム人女性は赤ちゃんの死体を彼女としては精一杯の形で弔ったのだと思います。勿論、それは一般論からすれば死体遺棄であるし、許される行為ではないと思います。しかし、当の彼女をそうした行為に追い込んだ状況、妊娠させた男性は勿論、関係した人々や社会の仕組みこそが指弾されなければならないと思います。
 弱い立場の人、特に女性が虐げられ泣かなければならない、こうした事案が今の日本に存在したことに対して法整備を進めなければならないのは言を待ちません。
 一般に、母子手帳については親子手帳にするなど対応が進んでいます。但し、記事にあるような部分はまだまだ手がついていないというのが実際です。

幹事報告

2022-23年度幹事 原 いづみ

◆ふしさわ湘南RC 6月例会休会及び変更のお知らせ◆
 詳細は下記よりご確認ください。
 【6月例会変更のお知らせ
 

◆2024-2025年度ロータリー奨学生募集のお知らせ◆
 ガバナー事務所より下記案内がありました。
 
 2024-2025年度のロータリー奨学生の募集を開始しましたのでお知らせいたします。
 あわせて地区HPも更新しております。申請書類やパンフレット(要項)はHPからダウンロード可能です。
 【奨学金・留学制度 | 国際ロータリー第2780地区 (rid2780.gr.jp)

 A4サイズの募集パンフレットにも数に限りがございますが、ご用意しておりますので、
 ご希望のクラブはお知らせください。

 申請書受付からの各締切について
 ●応募者からクラブへの提出締切 2023年10月6日(金)
 ●クラブからガバナー事務所への提出締切 2023年10月16日(月)必着
 ●ガバナー事務所から応募者への連絡 2023年10月23日(月)までに行います

 また募集に関してご不明な点がございましたら、ご連絡ください。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 平和フェロー・奨学金委員長 福山 茂
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 国際ロータリー第2780地区
 ガバナー事務所 山内

 【奨学生募集パンフレット-A4_2024-2025年度募集
 

◆次年度 地区資料(地区カレンダー)5月22日現在◆
 詳細は下記よりご確認ください。
 【地区資料 2023.05.22
 

委員会報告

出席委員会

第387回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

奉仕プロジェクト委員会

ご案内、お声がけをお願いいたします。

アーカス湘南ロータリークラブお米プロジェクト案内 Vol.4
申込書

Make Up

第387回例会のビジターコメント

前回はありませんでした。

Smile Box

第387回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

きものがたり歳時記(四十)

卓話者 十一代目大塚重郎右衛門 様

 

 晒布(さらし)
   晒して白くした布。奈良晒が有名である。晒川・晒時・晒。
   蜻蛉(とんぼう)のみな遡る晒布かな  桜坡子 
   
 元々は漂白した麻布または綿布つまり晒し布のことですが、近年は特に「晒し木綿」を指すことが殆どです。昭和の末近くまでは肌襦袢、布巾、襁褓などの材料として日常的に使われていました。ですから私の店でも常時かなりの品揃えをしていました。値段は昭和40年代を通して一反が380円、580円、780円の三種類だったと記憶しています。それぞれの使い道によって薄手のものから厚手のしっかりしたものまでがありました。
 昭和48年の第一次オイルショックはトイレットペーパーの騒動で有名なのでご記憶の方も多いと思います。この時、実は晒も大変でした。それまで一日に2~3反で一週間あたり20反程度の売上であったのが、突如として一日に数十反売れ出しました。段ボール一ケースが100反入なのですが三日と持ちません。
 当時は現在のような宅配便は無く、丸通便は東京日本橋の問屋から発送すると中一日かかって入荷するという、そんな物流状態でした。丁度その頃、首都高速三号線が開通したこともあり、私はブルーバードのワゴン車を運転して仕入れに出向いていました。普通は番頭さんを助手席に乗せて手分けして仕入れた商品を荷室に積んで帰るのです。
 ところがオイルショックの時はそれではとても間に合いません。晒ばかりではなく、加工度の低い着物の裏地や肌着類なども同様にすごい売れ行きです。一週間に一度の仕入れを二回、三回に増やしました。荷室にはバックミラーが見えないほどに積み込み、助手席迄荷物で一杯にします。番頭さんには電車で帰ってもらいました。帰って、夜から翌朝に値札付けをして売り場に並べますが、次の日には又仕入れに行くという繰り返しでした。
 その上、ピーク時には仕入れ値が売値を上回ってしまうということがしばしばありました。記憶では780円の晒が
ピーク時には1580円、騒動が収まった時には1280円だったと記憶しています。こうした値動きは晒ばかりでなく着物の胴裏地のような素材の価格が製品価格に連動するような物も全く同様でした。トイレットペーパー同様、どこかで価格操作があったのだと思います。
 昨今はご自分で晒布で作らなくても肌襦袢に限らず既製品が出回っています。台所でもキッチンペーパーや綺麗な模様の布巾など体裁の良い商品が山ほど売られています。赤ちゃん用のものも日本製品は中国から大量に買い出しに来るというほどです。そんなことですから、私の店では現在でも晒布を在庫してはいますが10反もあれば一年間十分間に合います。
 ところで、「新モス」をご存知の方も少なくなったのでしょうね。綿モスリン、時に新メリンスとも言われますが、梳毛(そもう)織物のモスリンを真似て綿糸で織ったものです。普通、薄地の平織で表面に毛羽を立てて仕上げられています。斜文織(綾織)にしたものもあり綾モスといいます。スフ糸を用いたものをスフ・モスと言います。他にも種々の合成繊維を混紡したものが使われました。主に着物の裏地や裾芯などにしたものです。林芙美子の放浪記に「メリヤス類、足袋、新モス、腹巻、さういった物を行李に入れて、、、」といった文章があります。ウールのモスリンより安価な為、大抵の女性が冬の肌着をはじめ様々なものに加工して使いました。晒も新モスも日常的に使われたものです。
 変わったところでは上棟式の幣串(へいぐし、へいごし、とも)の飾りにも使われました。晒と違って赤、白、黄、青など様々な色があり、建築主の力や建物の規模などにより三色、五色、七色などと使われました。棟木から四方に伸ばして飾った様子はなかなか華やかなものでした。上棟セットと共に何人もの棟梁が頻繁に買いに来たものです。

 白絣
  夏は、白絣その他白地の勝った着物を着用することが多い。白装。
   白地着てこの郷愁のどこよりぞ     楸邨
   棒立ちに着る百姓の白絣        冬一郎

 絣織物の一種で一般的な紺地の紺絣に対し白地に紺や茶の絣模様が施してある絣織物のことです。白地のため主に夏用として用いられ、大和絣や八重上布、越後上布などに多く見られます。白絣をはじめ夏の着物は素材も豊富だし、洋服にはない透け感を楽しめます。たった二ヶ月ばかりしかない薄物期間の夏こそ着物だと思います。
 夏の角帯は羅です。初めは堅くて言うことを聞かないのですが、締めていると段々に馴染んでくる不思議な帯です。
心持ち手先を短めにしてスッキリと締めるのがよろしい。昨今は洋装万能で、とんと見かけなくなりました。見た目にもいかにも涼しげですが、それだけではありませんね。精神的な「ゆとり」も感じられると思いませんか。

※引用文は山本健吉編【季寄せ】(昭和四十八年文藝春秋社刊)による。
 

※本稿は阿夫利嶺俳句会の月刊誌「阿夫利嶺」に掲載されている連載を編集して掲載しております。※

閉 会

点 鐘

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