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第390回 例会2023年6月7日(水)0:00〜2023年6月13日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘 

国 歌

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2022-23年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。
 

 
 今回からSDGsの6番目の目標について考えてゆきます。すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保するというのが内容です。8個のターゲットがあります。

6.1  2030年までに、すべての人々が等しく、安全で入手可能な価格の飲料水を利用できるようにする。
6.2  2030年までに、女性や少女、状況の変化の影響を受けやすい人々のニーズに特に注意を向けながら、すべての人々が適切・公平に下水施設・衛生施設を利用できるようにし、屋外での排泄をなくす。
6.3  2030年までに、汚染を減らし、投棄をなくし、有害な化学物質や危険物の放出を最小化し、未処理の排水の割合を半減させ、再生利用と安全な再利用を世界中で大幅に増やすことによって、水質を改善する。
6.4  2030年までに、水不足に対処し、水不足の影響を受ける人々の数を大幅に減らすために、あらゆるセクターで水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取・供給を確実にする。
6.5  2030年までに、必要に応じて国境を越えた協力などを通じ、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。
6.6  2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼を含めて、水系生態系の保護・回復を行う。
6.a  2030年までに、集水、海水の淡水化、効率的な水利用、排水処理、再生利用や再利用の技術を含め、水・衛生分野の活動や計画において、開発途上国に対する国際協力と能力構築の支援を拡大する。
6.b  水・衛生管理の向上に地域コミュニティが関わることを支援し強化する。

 

 宇宙から見た地球は青く輝き、「水の惑星」とも呼ばれています。実際、地球の表面の3分の2は水で覆われていて、およそ14億立方キロメートルの水があると言われています。しかし、その大部分は海水であり、淡水はわずか2.5%程度に過ぎません。また、この淡水の大部分は南極や北極地域などの氷や氷河として存在しているため、地下水や河川、湖沼などの水として存在する淡水の量は地球全体の水の約0.8%に過ぎず、さらにこの大部分は地下水であるため、河川や湖沼などの人が利用しやすい状態で存在する水に限ると、その量は約0.01%(10万km3)でしかないのです。 
 「水の惑星」とも呼ばれる地球ですが、このように実際に使うことができる水の量は意外と少ないのです。水は私たち生きていく上で欠かせないものであり、世界各地では水資源に関する様々な問題が起こっています。

 
偏在する水資源
 国連開発計画(UNDP)の「人間開発報告書2006」では、「世界全体を見ると、すべての人に行き渡らせるのに十分なだけの水量が存在しているが、国によって水の流入量や水資源の分配に大きな差がある」という問題点が指摘されています。例えば、カナダのように水資源量が利用量を大きく上回る地域があれば、中東諸国のように大きく下回る地域もあります。また、同じ地域、国内においても、水資源と人口の分布が全く一致しないことも多いのです。このように、水は地域により偏在する資源であると言えます。

 

世界の水不足問題とは? 
 私たち一人ひとりが1日に使用する水の量を考えたことはあるでしょうか? 国土交通省の統計によると、1日に1人あたり、およそ300リットル近くの水が使われていると言います。日本では「飲み水に困る」ということはあまり考えられません。しかし、世界では水不足が深刻化し、あたりまえに清潔な水が確保できない地域が少なくありません。水不足が原因で紛争が起こる場合もあり、今、世界の水不足問題の解決が急がれています。
 

水不足問題の現状と今後考えられる問題
 水不足問題により、世界ではどのような問題が引き起こされるのでしょうか。国連人口基金の「世界人口白書2021」によると、世界総人口は78億7500万人です。現在、その40%以上にあたる36億人が水不足に悩まされており、今後も上昇すると予測されています。この状況が続けば、2050年には約97億人になるとされる世界人口のうち、約半数が水不足にさらされ、4人に1人は慢性的な水不足の影響を受けると予測されています。
 地球上の水資源には限りがあり、飲み水として利用できる水は地球全体の0.01%にも満たないといわれます。水不足が進み、枯渇してしまうと、多くの生物も影響を受け、絶滅してしまう種も出てくるでしょう。
 

出典:「国連人口基金駐日事務所ホームページ」より引用しNECにて図版作成
 

出典:「日本ユニセフ協会ホームページ」より引用しNECにて図版作成
 
 ユニセフによると、世界の約20億人が安全に管理された飲み水の供給を受けられずにいると言います。菌に汚染された水を飲むなどで感染する伝染病で、命の危険に直面している人がいます。2016年に中央アフリカ共和国では、急性の下痢などを引き起こすコレラが5年ぶりに流行し、多くの死者を出したという報道がありました。世界では、その水が危険だと分かっていながらも飲まざるを得ない人々が多くいるのです。

水不足問題が引き起こす戦争や対立
 水不足は現在に始まった問題ではなく、過去にも深刻な被害をもたらしてきました。国同士の紛争に発展したこともあります。水資源配分の問題(湖や河川の上流地域での過剰取水)、水質汚濁の問題(上流地域での汚染物質排出など)、水の所有権・水資源開発の問題などが主な原因です。
 11カ国を流れる国際河川のナイル川では、水力発電や生活用水、灌漑用水などを巡って、流域の国でたびたび対立が起こりました。2021年には、エチオピアがナイル川上流で建設中の巨大ダムで今年の貯水を始めると表明し、これが水不足を懸念する下流のエジプトとスーダンが反発を強めるに至り、国連での討議を経ても対立が解消されていないことが報道されました。
 世界ではこれまで、さまざまな地域で水を巡る対立が起こってきました。ドナウ川におけるハンガリーとスロバキアが運河のための水利用に関して対立。漢江では韓国と北朝鮮がダム建設を巡る環境問題などで対立し、インダス川ではインドとパキスタンによる水の所有権問題で対立。こうした例は枚挙に暇なく、解決していない紛争もあります。このように水不足問題は国同士の対立、紛争を引き起こす原因にもなり得るのです。

 日本に住み、神奈川県に住み、相模川を始めとして多くの河川や湖沼に恵まれダム湖も相当数存在するのが当たり前の環境にいる私です。頭では承知していたつもりの世界の厳しい現実を再認識し、自分の周りのことが当たり前ではないのだという理解を進めてゆくのは些か辛いところもあります。そうした中で何が問題で、自分には何ができるのか、考えてゆきます。

幹事報告

2022-23年度幹事 原 いづみ

◆2023年6月「ロータリー親睦活動月間」のリソース◆
 詳細は下記よりご覧ください。
 【2023年6月|ロータリー親睦活動月間
 

◆ロータリーレート◆
 6月 1ドル=140円
 

◆ガバナー月信◆
 下記よりご覧ください。
 【月信2023第12号

委員会報告

出席員会

第389回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

奉仕プロジェクト委員会

ご案内、お声がけをお願いいたします。

アーカス湘南ロータリークラブお米プロジェクト案内 Vol.4
申込書

Make Up

第389回例会のビジターコメント

前回はありませんでした。

Smile Box

第389回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

1.今月のRI会長メッセージ紹介

2023年6月 RI会長メッセージ

ジェニファー E. ジョーンズ
2022-23年度会長
 

ロータリー雑誌の紙面を通じて皆さまとお話できたこの1年は、本当に喜びに満ちたものでした。ニックと私がイマジン・インパクト・ツアーで出会った素晴らしい人びとの特別なストーリーをご紹介できたことを嬉しく感じています。

グアテマラ西部の山岳地帯であるパツーンから、ザンビアのルサカ近くにある小さな村にいたるまで、私たちはより良い世界を「イマジン」し、それに向かって力を尽くす多くの人たちと出会うことができました。

私たちは、ジェンダーに基づいた暴力に直面している女の子や男の子のためにより良い教育を「イマジン」する教師、深刻な食糧不足に悩む家族を支援するために小麦粉砕機を作った、難民居住区に住むローターアクターたち、すべての子どもにポリオワクチンを届けるために日々活動するポリオワーカーといった人たちからインスピレーションを与えられました。

今年度、私たち全員がロータリーを「イマジン」しました。これは、今日までの自分を振り返り、明日の自分の可能性を考えることを意味します。私たちは、インパクトのある方法でストーリーを伝え、二酸化炭素の排出量を減らし、ロータリー内外の人たちの声に耳を傾ける「多様性、公平さ、インクルージョン」の取り組みに力を注ぐロータリーをこれからも「イマジン」していきます。

今年度、皆さまにお会いできたことに感謝するとともに、「イマジン ロータリー」の活動にご尽力いただいき、心から御礼申し上げます。これからは「世界に希望を生み出そう」のテーマの下、これらの取り組みを継続していきましょう。皆さまと共に活動できたことは、本当に光栄でした。

2.2023年ロータリー国際大会開会式におけるRI会長のスピーチのご紹介

 2023年5月28日~31日の間、オーストラリアのメルボルンにて国際大会が開催されました。開会式におけるジェニファー・ジョーンズRI会長のスピーチがRIのウェブサイトに掲載されておりましたので、こちらでご紹介いたします。

閉 会

点 鐘

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