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第400回 例会2023年8月30日(水)0:00〜2023年9月5日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

ロータリアンの行動規範

会長の時間

2023-2024年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2023-24年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します
 

 

世界のトイレ事情

 
36億人が安全にトイレを使えない
 安全に管理された衛生施設(トイレ)の定義は日本ユニセフ協会によると「排泄物が他と接触しないように分けられている、あるいは、別の場所に運ばれて安全で衛生的に処理される設備を備えており、他の世帯と共有していない、改善された衛生施設」とあります。
 トイレは人々の健康と尊厳を守る上で重要な役割を担っています。ユニセフが公表したデータによると、2020年以降、安全な衛生施設へのアクセスは改善され、2020年時点で世界人口の54%にあたる42億人が安全に管理された衛生施設(トイレ)を使用できています。一方で、のこり36億人はいまだに安全に管理された衛生施設を使用できておらず、そのうち4億9,400万人は道端や草むらなど屋外に排泄している状態です。特に都市部と農村部の格差は大きく、屋外排泄をしている人々の90%以上が農村部で暮らしています。
 

屋外排泄によって起こる2つの問題
 
衛生面での問題
 屋外排泄は衛生的に大きな問題を抱えています。排泄物に含まれる病原菌は4つのFを媒介し、下痢や風邪の原因となります。4つのFとは指(Finger)ハエ(Fly)水回り(Fluid)地面(Field)を表しています。
 こうした衛生面での問題で発生する下痢や風邪などの病気により、1日に1,600人以上が命を落としています。また、下痢が続くと栄養の吸収が妨げられ、子どもたちの成長を妨げる栄養不足におちいる原因の1つになっています。
 
社会面での問題
 現在はそんなことはありませんが、私が初めて行った40数年前から北京でオリンピックが行われた頃までは中国のトイレも「すごかった」のです。私の連れ合いなどは一度で懲りたようで、ホテル以外では絶対トイレに行きませんでした。張家口では人民解放軍の軍服姿の兵隊さんと溝を跨いで片言で話しながら一緒にウンチをしたのが良い思い出です。タイやマレーシアも似たようなものでした。その少し前までは日本の田舎も大同小異だったと思います。
 壁や扉で仕切られていて誰かに見られる心配がないトイレがないと、用を足す姿が人目にさらされることとなり、人としての尊厳が失われます。トイレ不足の問題は特に女性にとって深刻です。学校にトイレが設置されていなければ、月経を迎えた子どもたちは学校を休むことになります。欠席が続くと学習が遅れ、退学に繋がることもあります。国や地域によっては家にトイレが設置されていないため、暗くなるのを待ってから人目につかない場所へ用を足しに行く女性もおり、性的暴力を受ける危険に現実に晒されています。
 
災害時のトイレ問題
 日本では日常生活を送る上でトイレに困ることはさほどありません。そんな日本でも災害時にはトイレ不足になる可能性があります。東日本大震災時には、停電・断水・給排水管・汚水処理施設の損傷など、さまざまな理由で水洗トイレの使用ができなくなりました。トラックによる仮設トイレの輸送が行われましたが、道路の渋滞や寸断ですぐに調達できない自治体も多く、3日以内に仮設トイレの設置ができた自治体はわずか34%でした。45%の自治体は設置に8日以上かかっており、もっとも日数を要した自治体では65日でした。
 さらに、もう1つ浮上した問題が健康への影響です。輸送が遅れ、水洗トイレや仮設トイレが使えない中、排泄を我慢するために水分や食事を減らす人が多くいました。適度に水分や食事を摂らなければ、体力低下によるインフルエンザ感染や脱水症状、エコノミー症候群発生のリスクを高めます。災害時のトイレ対策は、健康と衛生に直結するライフラインです。災害の発生を想定した備えが必要です。
 
 私達は普段、ウオッシュレット・トイレに慣れています。レストランなどトイレが良くないとお客が行かなくなるとも言います。我が家のトイレの一つはドアを開ければ蓋が開いて終わったら自動で水が流れ蓋も締まります。なんとも便利になったものです。
 私が大学生の頃、60年ほど前はご近所殆ど全て汲み取り便所でした。そのさらに10数年前までは外便所でトイレは母屋から離れたところにありました。お風呂もそうでした。湿気などで木造の家が傷むのを避けるためでしょう。大雨の時などは番傘をさして行ったものです。そんな程度の風呂場もトイレもなくて、裏庭に穴を掘って板を2枚渡しただけの農家も沢山ありましたよ。風呂は普段は井戸端で体を吹くだけで、いわゆる貰い風呂。今の発展途上国と言われる国や地域は現在もそんな状態なのでしょう。なんとも、はや。

 次回はSDGsターゲット6のまとめをしたいと思います。

幹事報告

2023-2024年度幹事 原 いづみ

◆財団室NEWS 9月号◆
 下記よりご覧ください。
 【202309 TRF News
 

◆ふじさわ湘南RC 7月の例会変更のお知らせ◆
 詳細は下記よりご確認ください。
 【9月例会変更のお知らせ

委員会報告

出席委員会

第399回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

Visitors

第399回例会のビジターコメント

前回はありませんでした。

Smile Box

第399回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

今週のプログラム

卓話:「一人一人の志 -ロータリーの原点-」

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