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第404回 例会2023年9月27日(水)0:00〜2023年10月3日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

ロータリアンの行動規範

会長の時間

2023-2024年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2023-24年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。
 

 

 私たちの暮らしにはエネルギーが必要ですが、日本はエネルギーの自給率が低いため、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料を輸入しています。これらの使用によってCO2が排出され、気候変動を引き起こす要因となっています。
 人間活動によって環境問題を悪化させないためには、クリーンなエネルギーの活用が必要です。クリーンエネルギーと呼ばれるCO2などの汚染物質を排出しない再生可能エネルギーの種類やメリットなど、関連する課題を見てゆきます。
 

 

クリーンなエネルギーとは再生可能エネルギーのこと
 
再生可能エネルギーの種類
 再生可能エネルギーには、さまざまな種類があります。ここでは、それぞれを簡潔に解説します。
太陽光発電
 太陽光発電は、シリコン半導体に光が当たることで発電する原理を活用しています。特徴として、太陽光がエネルギー源なので設置場所に制限がない・屋根や壁などに設置できるため新たな用地を必要としない・送電設備のない遠隔地(山岳部・農地など)の電源として使用できる・非常用電源として使用できるなどが挙げられます。
風力発電
 風力発電は風力をエネルギー源としています。大規模の発電であれば経済性を確保できる可能性があることや、陸上と海上で発電できること・変換効率が良いことが特徴です。また、太陽光発電と異なり、夜間でも風があれば発電できる点が、風力発電の強みです。
バイオマス発電
 バイオマス発電とは、動植物などの再生可能な生物資源(バイオマス)を焼却・ガス化させて発電する仕組みです。それらの焼却時に出たCO2は植物が吸収して成長し、バイオマスを再生産するため、大気中のCO2量は増加しないカーボン・ニュートラルだと見なされています。
 バイオマス発電は廃棄物の再利用や減少に繋がり、循環型社会・地域環境の改善に貢献します。
水力発電
 日本は水資源に恵まれているため、水力発電は国内でまかなうことができる貴重なエネルギー源です。ダムや河川の流水だけでなく農業用水や上下水道も利用しており、安定的な供給や長期稼働が可能です。発電時にCO2排出量排出しないクリーンな発電手法で、水流や水量の変化によって発電量がコントロールしやすい特徴があります。
地熱発電
 地熱発電は、地下の地熱エネルギーを利用する発電手法です。昼夜を問わず安定した発電ができ、化石燃料のように枯渇しないため、長期的な供給が期待できます。
 火山地帯に位置する日本は地熱資源に恵まれていますが、導入はあまり進んでいません。その理由は、発電所を設置するには時間とコストを要することや、発電所に適した場所が公園や温泉地などと重なることが挙げられます。
太陽熱利用
 太陽熱利用は、太陽の熱エネルギーを使って温水や温風を作り、給湯や冷暖房などに活用する方法です。簡単なシステムで特別な操作が必要ないため、給湯利用回数の多いホテル・病院・福祉施設などで手軽に導入できます。
雪氷熱利用
 雪氷熱利用は、冬季に雪や氷を保管して、冷熱が必要となる時期に利用するシステムです。従来、除雪や融雪に膨大な費用がかかっていた雪を利用できることがメリットです。
温度差熱利用
 水源(地下水・河川水・下水など)を熱源としたエネルギーです。気温と水温の温度差をヒートポンプを用いて利用しています。都市型エネルギーとして注目されており、さまざまな方法で活用されています。
地中熱利用
 地中熱利用は、地中の温度が一定であり、夏場の地中の温度は気温より低く、冬は気温より高いという特徴を利用しています。
 場所を問わず活用できるエネルギーで、外気温の影響を受けず利用できます。また、稼働時騒音が小さいことや、冷暖房では熱を屋外に出さないことから、ヒートアイランド現象が起こりにくいなどが特徴です。
 

再生可能エネルギーを使用する2つのメリット
 
メリット1:温室効果ガスを排出しない
 再生可能エネルギーの種類について解説してきましたが、再生可能エネルギーは地球温暖化の要因となっている温室効果ガスを排出せず、エネルギーを生み出せるという最大のメリットがあります。
 日本では2021年に地球温暖化対策計画が改正され、温室効果ガスの総排出量を2030年には2013年度と比べ46%減らすことを表明しています。この目標達成に向けて、再生可能エネルギーのさらなる推進が重要です。
メリット2:日本のエネルギー自給率改善に貢献する
 再生可能エネルギーは国産の資源を利用するので、エネルギー自給率の改善が期待できます。日本はエネルギー資源に乏しい国です。エネルギー供給の8割以上は石油や石炭・天然ガス(LNG)・化石燃料が占めており殆どを海外からの輸入に頼っています。
 資源エネルギー庁によると2019年度日本のエネルギー自給率は12.1%で、他のOECD諸国と比べても低い水準です。このまま海外に依存すると、国内のエネルギー安定供給が懸念されるため改善が必要とされています。
 

再生可能エネルギーの使用率と課題
 
再生可能エネルギーの使用率
 経済産業省によると2019年度の電源構成は、多い順に石油37.1%・石炭25.3%・LNG22.4%・再エネなど8.8%・水力3.5%・原子力2.8%です。
 先述のように再生可能エネルギーはCO2を排出しないというメリットがあります。しかし、季節や天候などによって発電量が変動するものもあり、再生可能エネルギーだけでは安定した供給が望めません。
 一方、火力発電は、燃料の投入量を調整することで発電量をコントロールできる電源です。そのため再生可能エネルギーの推進に伴って、安定して電力を供給するため、季節・天候などに左右されない火力発電との調整が重要になってきます。
 原子力発電は、エネルギー自給率の低い日本がエネルギー政策の基本要素「3E+S」を実現するため、原発のメリットを踏まえて欠かせない電源となっています。
 「3E+S」とは、安定的な供給(Energy Security)・低コストのように経済効率性が高いこと(Economic Efficiency)・環境に適合すること(Environment)の3つの「E」に、大前提の安全性(Safety)の「S」を加えたものを指します。
 2011年3月11日の東日本大震災で起こった原発事故を機に、原子力発電には厳しい規制基準が策定され、火山・地震・津波などの自然現象や、テロ対策なども盛り込まれました。これにより、全ての原発が安全性を第一に優先し、原子力規制委員会が策定した新規制基準を満たすことが求められます。
 こうした事実からも予測されるように、経済産業省は2030年度の電源構成の見通しを、LNG約20%、石炭約19%、再エネ約36%から38%、 原子力約20%から22%、石油など約2%と発表しています。なお、再生可能エネルギーの内訳は太陽光約15%・風力約6%・地熱約1%・水力約10%・バイオマス約5%です。
 

再生可能エネルギーの普及に向けた課題
 
 再生可能エネルギーを使うことで、気候変動の要因である温室効果ガスの排出量を抑えられますが、課題も残っています。
1、再生可能エネルギーの安定性
 例えば、太陽光発電は天候や時間帯で、風力発電は風の強さによって発電量が変動するため、安定した供給が難しいと言えます。
2、再生可能エネルギーは比較的に発電コストが高価であること
 世界での再エネ発電コストは急速に低下しているため、日本も同様に中長期価格目標の設定や技術開発などによってコスト低減を進めていかなければなりません。
 再生可能エネルギーを主力電源にしていくために上記のような課題に目を向け、幅広いエネルギーを調達して、需要と供給のバランスを調整する必要があります。
 

幹事報告

2022-23年度幹事 原 いづみ

◆ふじさわ湘南ロータリークラブ10月の例会変更◆
 詳細は下記よりご覧ください。
 【10月例会変更のお知らせ
 

◆移動例会:2023-2024年度 ガバナー公式訪問◆
 日程:2023年9月30日(日) 
 点鐘:15:00
 会場:第一相澤ビル8階会議室
 ※会場の設営がありますので、会員は14:30前にはご集合ください。
 

委員会報告

出席委員会

第404回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

Visitors

第404回例会のビジターコメント

寒川ロータリークラブ 高波 信幸 様


久し振りにメーキャップで拝見させて頂きましたが、今回は会長の時間に書かれているSDG’sのテーマについて私見を述べさせて頂きたいと思います。
私は小泉純一郎氏が内閣総理大臣の職に就かれていた時に課題になっていた低公害車普及促進の時から、社業にも関連する部分もあり低公害車には関心を持っておりました。
現在世界の風潮としては電気自動車への移行が加速しておりますが、電気は発電の手段によっては決して低公害でもCO2排出抑制でも無いのではないか、とずっと疑念を持ち続けています。
これから発電の方法は火力発電がなくなり、本当の意味で環境負荷が掛からないようになるのですかね。
世界の動向を見ていきたいと思っています。

Smile Box

第404回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

今週のプログラム

卓話:『ロータリーの友月間に寄せて』

 9月はロータリーの友月間です。そこで今回は、昨年度よりロータリーの友にエッセイを連載されている久保田英男パストガバナー(鎌倉RC)に、番外編として当クラブの卓話を書いていただきました。
 
 以下の表示の文字が小さくて読みづらい場合は、下記よりPDFを表示させて読んでください。
 PDF版【『ロータリーの友月間に寄せて』
 

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