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第416回 例会2024年1月10日(水)0:00〜2024年1月16日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2023-2024年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2023-24年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。

 みなさま、年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。私は毎年恒例になっているのですが、元日に近所の神社で仲間と居合道の奉納演武をいたしました。先ずは拝殿に上がり、お祓いを受けます。それから神楽殿の舞台で順次演武をいたします。居合形の時でも熱心に見物してくださいますが、やはり据え物切りといって日本刀で巻藁を切る時は彼方此方から歓声が上がります。人間の首や腕くらいの太さの巻藁を次々に切ってゆきますから、珍しくもあるし、なかなかのものだと思われるようです。
 娘夫婦も孫を二人連れて見に来てくれました。もっとも孫たちは露店の綿菓子がお目当て、ではあったようですが。結構、顔見知りの人もいるのですが、私が演武するのを見てびっくりされるようです。普段の私からは想像しにくいようです。境内は初詣の人出で満杯状態です。居合道の演武は、獅子舞や太鼓の演奏の時と違って一種の緊張感をもって見ていただいているようです。お仲間の人たちも普段の稽古と一味違う雰囲気を楽しみます。

 すっかりお正月気分になって帰宅しました。寛いでいるとNHKのテレビが突然切り替わって能登半島や北陸方面の地震の報道を始めました。アナウンサーの口調が普通ではありません。事態がよく呑み込めないままに、東北の震災が思い起こされて大変な事になったことがわかってきました。
 それから日を追うごとに被害の甚大なことが伝えられてきます。七草の日の朝刊には、珠洲市で発生124時間も経ってから家屋の下敷きになっていた90代の女性が救出されたという報道がありました。珠洲市長のコメントが立派なものでした。しかし、全体では未だ210名以上の不明者もあるとのこと。道路も寸断され、救援物資も届かない所が多く残っているといいます。前途多難を思わざるを得ません。

 こうした中、改めて平穏無事な日常の有難さを噛み締めています。近年続いている災害のたびに言われることではありますが、将来にわたって安心できる暮らしや生活水準の向上には、災害に強いインフラの整備、気候変動に対応するための技術開発、持続可能な産業構造の構築などが欠かせません。
 今回からはサステイナビリティー分野専門ライター、佐藤みず紀氏の報告を参照しながら、SDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」の内容、国内・海外の取り組み事例を見てゆきます。彼女は大手自動車リース会社の法人営業、広報、CSR担当を経て、退職後サステイナビリティー分野を専門とするフリーランスライターに転身。現在はおもにESG/SDGsに特化した非財務データプラットフォームを提供するサステナブル・ラボのパートナーライターとして鋭意活動中の方です。2019年からスペイン在住とのこと。
 

 

SDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」

 SDGs目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」とは、だれもが安心して快適に暮らせる社会をつくるために、暮らしを支える強靭(レジリエント)なインフラを構築するとともに、技術革新で新たな価値を作り、持続可能な産業を構築することを掲げた目標です。
 「強靭(レジリエント)なインフラ」とは、今回の北陸地震を言うまでもなく、近年増加している自然災害や感染症、事故などが発生した時に、出来るだけ早く復旧できる生活基盤(水道、電力、ガス、交通網、インターネット、公共施設など)のことを指します。
 

目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」の内容

 目標9には具体的な達成目標を示した8個のターゲットがあります。9.1から9.5はすべての国や地域に向けた内容ですが、9.a、9.b、9.cは開発途上国に焦点を当てた支援などに関する項目となっています。

 

目標9が掲げられた理由

 SDGsの目標9がなぜ掲げられたのか、その理由をみていきましょう。
①インフラ整備が不十分
 持続可能な社会の基盤となるのは、水道・ガス・電気・インターネット・交通網・公共施設などの構築です。人々が安価にそして公平にこれらのインフラにアクセスできることは、生活水準の向上や安定につながります。また経済発展していくうえでも、基盤となるインフラが不安定では仕事の効率も悪く、順調な発展を見込むことはできません。インフラが整備されていなければ、災害時の困難な状況から脱するために必要な電力復旧や物資の輸送も滞ってしまいます。
 産業化による雇用拡大効果は、社会に良い影響を及ぼすとみなされていますが、SDGsが採択された2015年時点の世界は下記のような状況でした。
(参考:持続可能な開発目標ファクトシート|国際連合広報センター)

 ●約26億人が安定的な電力供給を受けられていない
 ●約25億人は基本的な衛生施設を利用できない
 ●約8億人が水資源にアクセスできていない
 ●10億~15億人は信頼できる電話サービスを受けられていない
 ●低所得国をはじめとする多くのアフリカ諸国は、インフラの未整備によって企業の生産性が40%損なわれている
 ●開発途上国の国内で加工される農産物は30%にとどまり、高所得国の98%とは大きな差がある

②インターネットへアクセスができていない人が多数存在
 近年はインターネット環境の整備が進み、ネットにつながる環境が当たり前のように感じられます。しかしながら、産業化や技術革新の恩恵を受けているのは多くは先進国(高所得国)の人たちで、開発途上国では衛生的な水や十分な電力と同様に、インターネットにアクセスできない人もいます。
 ITU(国際電気通信連合)の統計によると、2021年には世界人口の約63%にあたる約49億人がインターネットを使用しているとされています。2019年から約17%増加していて、この期間中に約8億人がオンライン環境にアクセスできるようになったと推定されます。その一方で、世界の約29億人がまだインターネットにアクセスできない状況にあり、そのうち96%の人は開発途上国に住んでいます。
 インターネットを活用した医療や福祉サービス、金融系サービスなどが世界中で充実していくなか、インターネットに安定的に接続できない環境におかれていると社会から取り残されてしまうという課題があります。
(参考:Measuring digital development: Facts and figures 2021|ITU)

③イノベーション促進の重要度の高まり
 多様化する社会課題に対応し、持続可能な産業にしていくためには、イノベーションによる大きな変化が重要です。
 これは開発途上国のみならず、日本などの先進国を含むすべての国にあてはまります。例えば、日本でも資源不足や少子高齢化による生産年齢人口(15~64歳)の減少という課題が多く残されているのが現状です。日本では、1995年の生産年齢人口が約8700万人でしたが、2019年には約7500万人まで減少しています。この減少傾向は今後も続くと予測されています。
 これらの課題を解決するには、資源をよりムダなく使える技術や、少ない人員でも大きな成果が生み出せるより効率的なシステムといったイノベーションが求められます。
 IoTやAIを活用したイノベーションはビジネスプロセスに変化を起こす可能性があるため、データサイエンティストや戦略部門の人員など新たな雇用ニーズの創出も期待できます  (参考:令和2年版厚生労働白書 図表1-3-3 労働力人口・就業者数の推移| 厚生労働省、2050年までの経済社会の構造変化と政策課題について| 経済産業省)

 このような課題に対する解決策を追求する際のひとつの指針として掲げられたのが、目標9なのです。次回は目標9に対する世界・日本の取り組み事例を見てゆきます。

幹事報告

2023-2024年度幹事 原 いづみ

◆研修に関する名称変更について◆
 下記よりご確認ください。
 【2023研修に関する名称変更の件 (訂正版)
 

◆2026ー27年度 ガバナーノミニー 確定宣言◆
 下記よりご確認ください。
 【ガバナーノミニー確定宣言_2023.12.21
 

◆2023-2024年度危機管理セミナー◆
 下記よりご確認ください。
 【20240217 2023-2024年度危機管理セミナー案内(クラブ宛)
 ※出席される場合は、2024年1月23日(火)までに幹事へご連絡ください。
 

◆財団室NEWS 2024年1月号◆
 下記よりご覧ください。
 【202401 TRF News
 

◆1月「職業奉仕月間」リソース◆
 下記よりご覧ください。
 【2024年1月|職業奉仕月間
 

◆ロータリーレート◆
 1月 1ドル=141円
 

◆ガバナー月信◆
 下記よりご覧ください。
 【ガバナー月信2024第7号

委員会報告

出席委員会

第415回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

Visitors

第415回例会のビジターコメント

前回はありませんでした。

Smile Box

第415回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

今週のプログラム

1.今月のRI会長メッセージ

ゴードン R. マッキナリー
2023-24年度会長
2024年1月
 

現在の世界情勢を思うと、戦争で失われた人命や破壊された街を思い涙せずにはいられません。

市民を傷つけ、自宅を奪い、平和的な解決策を探すことなく武力に訴える争いに、ロータリーは一貫して反対し、国際法の遵守と尊重を提唱しています。世界にどれほど暗雲が立ちこめていても、平和を守り、促進するために力強く行動を起こすことを信じています。

同時にロータリーは、国際的、非政治的、非宗教的な組織としての立場を真剣に受けとめています。ロータリー会員のグローバルな視点と経験を尊重し、平和構築の取り組みにおいて最大限の成果をあげるために、私たちが紛争においてどちらか一方の陣営を選ぶことはありません。

ロータリーは、平和な世界を築くという大義のもとに結集した、世界各地の140万人の会員で構成されています。世界中のロータリー会員の健康と身の安全、それに会員たちが暮らし、活動している地域社会をほかの何よりも重視し、活動にあたっています。

私たちは紛争地の人びとに人道的支援を提供するために行動し、グローバルに活動しているため、文化や国境を越えた交流や絆をもたらしながら、平和構築と紛争予防を促進する必要があります。

ロータリーはこういった絆を活かして、これまで何十年もの間、奉仕プロジェクトを実施し、平和フェローシップと奨学金を支援し、ロータリー平和センターのような恒久的な平和の構築をもたらすプログラムを立ち上げてきました。また、積極的平和を促進するために、貧困、差別、民族間の対立、教育機会の欠如、資源の不均等な分配など、紛争の根本原因にも取りくんでいます。

平和の実現を望むロータリー会員は、ほかのロータリー会員とともに難民や避難民の支援、医療支援などのプロジェクトに取り組むために地区補助金とロータリー財団のグローバル補助金を活用できます。また、平和に焦点を当てたロータリー行動グループ、友情交換、親睦活動グループ、国際共同委員会に協力したり、参加したりすることもできます。平和構築と紛争予防の取り組みには、地区財団活動資金や地区の資金も活用できます。

ロータリー積極的平和アカデミーでは、会員であるなしを問わず、誰もが利用できる無料のオンラインコースで平和構築について詳しく学ぶことができます(positivepeace.academy/rotary)。

世界中で起こっている暴力行為や残虐行為がエスカレートしていることは否定できません。世界平和はもろく、危険はますます高まっています。

それでも、共通の目標に向かって世界中の人が団結することは可能です。何といっても、ロータリー会員は世界各地で日々そうしているのですから。共通の目的のために団結するロータリーの力が、この暗黒の日々から抜け出す道を照らす光となりますように。

ともに、世界に希望を生み出しましょう。

2.今月のロータリー財団管理委員長からのメッセージ

財団はあなたのもの

 新年は約束と希望をもたらします。そして、新し方法を取り入れる決意を固めるときでもあります。希望を持つだけでは十分ではありません。ロータリーも含め、生活に変化をもたらすために、大小を問わず、何らかの行動を起こすことができます。今年の新年の抱負を、「ロータリー財団が自分たちのものであることを心に留めおく」としてはいかがでしょうか。グローバルな組織である財団は、世界中で良いことをしています。あなたが持っているものと同じように、財団を大切にしなければなりません。でも、そのためにどうすればよいでしょうか。
 まず、財団について詳しくなりましょう。2023年、財団がチャリティナビゲーターから15年連続で4つ星の最高評価を得たことをご存知ですか? つまり、財団は世界でも一流の慈善団体なのです。15年連続という記録を打ち立てられたのは、堅実な財務管理を行い、世界的な影響力を持ち、皆さまから託される寄付を世界のために最大限に役立てているからです。資金の91%が補助金と運営に使用されています。
 もう一つの方法は、毎年財団に寄付して支援することです。財団は今年、5億ドルという意欲的なファンドレイジング目標を立てましたが、皆さまのご支援があれば達成できると確信しています。中でも期待しているのは、財団に寄付したことのないロータリアンとローターアクターに、寄付をしてもらうことです。財団は資金管理に優れているため、ポリオ根絶でも、識字率向上でも、平和教育でも、他のどの分野でも、皆さまのご支援は必ず結果につながります。
 今年は、財団を他の人々と分かち合いましょう。財団は、ロータリーだけのものにしておくにはもったいない存在です。活動の際に、外部の人々に財団について伝えましょう。数々のパートナーシップを含め、ロータリーが行う全ての活動において、財団が重要な役割を果たしていることを人々に教えましょう。ロータリー会員ではなくても、誰もが財団を支援できます。
 最後に、今年は行動の年としましょう。より良い世界を築くために、財団のリソースを皆さまにご活用いただけることを願っています。プロジェクトのためにグローバル補助金や地区補助金を活用することを検討してみましょう。補助金事業をロータアクトクラブと合同で実施するか、協力しましょう。近隣のロータリークラブやロータアクトクラブと一緒に、かつてないほど大規模なチャリティーディナーやポリオ根絶支援イベントを計画してもよいでしょう。今年はどんな活動をするにしても、ぜひ財団を計画に入れてください。皆さまの素晴らしいストーリーが開けることを、今から楽しみにしています。

BURRY RASSIN

2023-24年度ロータリー財団管理委員長

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