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第413回 例会2023年12月6日(水)0:00〜2023年12月12日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

国 歌

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2023-2024年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2023-24年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。
             

 ESG投資について考えてみます。ESGとはEnvironment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス・企業統治)の頭文字を取ったもので、最近SDGsと共に注目度が増しています。
 ESG投資は投資をする際にその企業が「儲かっているか」「財務状況は良いか」といったことだけではなく、「環境への取り組みを行っているか」「従業員は働きやすい環境にあるか」「地域社会に貢献しているか」などの視点で投資先を選択する方法です。
 通常の投資ではなくESG投資を行うことでSDGsに取り組んでいる企業を応援する形になり、投資によって社会貢献をすることができます。

 少子高齢化が進み労働力人口が減少している日本では、早急な労働力の確保、生産性の向上が必要です。2019年に施行された「働き方改革関連法」では「労働の質を向上させること」「労働の量を維持すること」という項目で具体的な目標を掲げています。
 前者では「長時間労働をなくし生産性を上げる努力をする」、後者では「女性が出産や育児で離職してしまうことを防ぎ、誰もが働きやすい環境を整えることで日本全体の労働力を維持する」ことを具体的な内容としています。
 とは言え国がどれだけ法律を作り国民に伝えても、実際に働く私たち一人ひとりの意識が変わらないと現場はなかなか変わりません。あなたがもし管理職なら、率先して残業せず定時で帰るすることで、部下が帰りやすい職場の雰囲気を作ることができるでしょう。産休や育休を取りにくい雰囲気の会社なら、あなたが最初の育休取得者になることによって後に続く人が出てくるかもしれません。
 
SDGs8を実現するための解決策
 SDGs8を達成するための具体的な方法はどのようなものでしょうか。重要なキーワードであるディーセント・ワークを実現するために、どのようなことを意識すれば良いのかを見ていきましょう。
 
ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現するには
 前述したように、SDGs目標8「働きがいも経済成長も」を実現するためにはディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進することが欠かせません。
 長期的な経済成長を継続していくためには生産性を高めた産業の拡大が必要となります。同時に経済成長に欠かすことのできない労働者の収入や健康、教育、就業機会などを平等にし不利な立場に置かれる人をなくすこと、そして人々が安心して生活できる環境を作ることが重要です。
 日本労働組合総連合会では、自分の仕事がディーセント・ワークに当てはまっているかを確認する8つのチェックポイントを挙げています。あなたの仕事はすべてにあてはまっているでしょうか。もし1つでも「No」があれば、あなたの仕事は働きがいのある人間らしい仕事ではないかもしれません。
 
ディーセント・ワーク8つのチェックポイント
 1.安定して働く機会がある
 2.収入は十分(生活し、今後に備えて貯蓄ができる賃金)である
 3.仕事とプライベート(家庭生活)のバランスが取れている(長時間労働に苦しんでいない)
 4.雇用保険、医療・年金制度に加入している
 5.仕事で性別 (女性だから、男性だから)や性的指向・性自認による不当な扱いを受けたことはない
 6.仕事で身体的、精神的危険を感じることはない
 7.働く人の権利が保障されていて(組合に入れる、作れる、会社と交渉できる)、職場での相談先がある
 8.自己の成長、働きがいを感じることができる

 日本では2019年に「働き方改革関連法」が施行されました。同一労働同一賃金によって立場の違いによる収入の格差をなくし、非正規雇用労働者の待遇改善を目指しています。長時間労働の問題にも取り組み、近年ではますます「ワーク・ライフ・バランス」を整えようとする動きが盛んになってきました。国や企業が制度を整え、私たちはそれを実践できるよう、ディーセント・ワークの実現に向けてみんなで努力していく必要があります。
 
SDGs8の達成に向けた日本の企業・団体の取り組み事例
 目標8の達成に向けて取り組みを進める日本の企業・団体を紹介します。
 
UNROOF
 「障がいがあっても自分の可能性を信じられる社会を目指したい」そんな思いを大切に、障がいのある人が一流の革職人を目指せる環境を整え、経済発展を進めているのが「UNROOF」です。
 雇用の不平等といえば、男性と女性の収入の違いとイメージされる場合が多いでしょう。日本の社会はまだまだ男女で収入の差や雇用の差は存在しています。しかし、障がいのある方もまた、社会の中では限られた選択肢の中で働いている状況にあることを忘れてはなりません。UNROOFが目指す平等な社会は、障がいがあっても自分の可能性を信じられる社会、障がい者と健常者の線引きのない社会です。
 
障がいがある方の雇用を促進するメリット
 革職人育成工場で働く障がい者の雇用を促進することで次のような社会貢献が実現してゆくとUNROOFは考えています。
  1.安定した収入を得られる障がいのあるメンバーが増える
  2.働く中で給与アップ、任される仕事内容がどんどん増えていく
  3.障がいのあるメンバーが働く姿を社会に発信して多くの方に希望を持ってもらえる
  4.障がいのある人への社会の意識が変わってゆく
  5.働く当事者たちの働きがい、生きがいにつながる

 近年ではUNROOFのような取り組みを進める企業が増えており、障がい者の雇用状況は年々伸びている傾向にあります。厚生労働省の令和元年の障害者雇用状況の集計結果によれば、令和元年度の民間企業の障害者雇用状況は56万人を超え、これは前年より4.8%の増加です。UNROOFのように、積極的に障がいのある方の雇用を促進することで、その姿自体が社会の意識を変え、不平等な社会を変革させていくでしょう。
 UNROOFが注目される理由は、雇用環境の安定だけではありません。職人たちが作り上げUNROOFで販売する革製品はおしゃれで上質であると製品のクオリティが高く評価されているからです。他の革製品販売店と異なるところは人々が日常で求める「かゆいところに目が届く」製品が多い点です。
 例えば、「ありそうでなかった、仕分けができる名刺入れ」があります。最大75枚まで収納できるのに内側で乱雑にならないように本革仕切りで整理整頓ができる仕組みになっています。製品はどれもギフトラッピング用にもオーダーでき、大切な方へのプレゼントやお祝いの品としてもおすすめです。

幹事報告

2023-2024年度幹事 原 いづみ

◆財団室NEWS 2023年12月号◆
 下記よりご覧ください。
 【202312 TRF News
 

◆2023年12月 疾病予防と治療月間 リソースのご案内◆
 下記よりご覧ください。
 【2023年12月|疾病予防と治療月間
 

◆ロータリーレート◆
 12月 1ドル=147円
 

◆2024年1月より 『Rotary』誌(英文)値上げのお知らせ◆
 日本事務局経理室より、「2024年1月より 『Rotary』誌(英文)値上げのお知らせ」についてご案内が
 届きました。
 ※2023年5月の国際ロータリー理事会にて、『Rotary』誌(英文)の値上げが決定されています。
  理事会決定事項https://my.rotary.org/ja/learning-reference/about-rotary/board-decisions
 【2024年1月より 『Rotary』誌(英文)値上げのお知らせ
 

◆地区大会1日目 指導者育成セミナーのPowerPoint資料◆
 下記よりご覧ください。
 【ロータリアンのリーダーシップ_11月25日 指導者育成セミナー_RI会長代理足立功一氏資料
 

◆ガバナー月信12月号の配信◆
 下記よりご覧ください。
 【ガバナー月信2023第6号

委員会報告

出席委員会

第412回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

Visitors

第412回例会のビジターコメント

小田原北ロータリークラブ 大川 耕作 様


毎度お世話になります。
今回は人生に於ける大切な事の一端を学ばせて頂きました。
お話を読まして頂き生きる糧として意欲、そして健康について、しっかりと考えて行こうと思った次第です。
どうもありがとうございました。

Smile Box

第412回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

今週のプログラム

1.今月のRI会長メッセージ

ゴードン R. マッキナリー
2023-24年度会長
2023年12月
 

私は、12月にドバイ(アラブ首長国連邦)で開催される国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)に出席します。そこで、気候とメンタルヘルスという二つの世界的な危機のつながりについて話す予定です。世界保健機関(WHO)が指摘しているように、気候変動は、家や生活の混乱など、精神衛生上の問題のリスク要因を悪化させると言われています。災害による精神的な苦痛により、回復と立ち直りが難しくなります。

ロータリーのパートナーであるシェルターボックスは、国際的な災害救援慈善団体であり、緊急避難所、必需品、技術サポートを提供し、約100カ国で250万人以上の避難民を支援してきました。今月のメッセージでは、シェルターボックスCEOのサンジ・スリカンサンさんのお話を紹介したいと思います。スリカンサンさんは、災害を表す言葉を選ぶことが重要であると説明しています

— ゴードン・マッキナリー
 
 

「自然」災害という用語は、熱帯暴風雨、洪水、地震、火山噴火を表すために長い間使われてきましたが、現在では、この用語を急速に変えていく必要があります。「自然」というと無害に聞こえるかもしれませんが、私たちは必ずしもこの用語を正しく使ってきたわけではありません。被災地での活動を通じて学んだのは、この用語が、こうした甚大な被害は防ぎようがないものだいう危険な迷信を作りだしてしまっているということです。このような誤解を招く有害な考えは、支援を必要とする人びとを助けるための行動の欠如につながる可能性があります。

つまり、私たちが使用する言葉は重要であるということです。災害を「自然」として見なすと、自然と人間の行動の複雑な相互作用や、それが世界中の地域社会にどのような影響を与えるかについての認識が難くなってしまいます。

地震、津波、火山噴火、強烈な嵐、干ばつ、洪水は地球における自然なプロセスとして発生します。しかし、これらの出来事が人や環境にどのような影響を与えるかによって、「災害」であるかどうかが決まります。この場合の「災害」とは、人びとが住む場所、家の種類、政情不安、弱い立場にある人たちを守るための積極的な措置の欠如といった人間的な要素によって影響を受ける結果を指します。つまり、災害とはリソースや権力へのアクセスにおける体系的な不平等の結果だということです。私たちがどこに住み、どれだけのお金を持っているかが、しばしば回復力を左右します。最も影響を受けているのは、貧困の中で暮らしている人びとであり、自らを守る手段がほとんどなく、次の出来事に耐えるための手段もほとんどありません。 

これらの出来事を「自然」なものと見なすことで、私たちは弱い立場にある地域社会を守るための積極的な措置の必要性を弱め、疎外された恵まれない地域社会に大きな影響を与えている社会的、経済的、政治的な不安といった根底にある問題を覆い隠してしまうのです。私たちのチームは、不平等、貧困、都市化、森林破壊、気候危機などの問題がどのように地域社会を脆弱化しているかを目の当たりにしています。

シェルターボックスでは、単に「災害」と表現する場合もあれば、極端な天気、地震、津波、火山噴火をより具体的に表現する場合もあります。これまでのやり方をやめて、なぜ人びとが甚大な被害を被っているかを正しく反映する言葉の使用を心掛けていただくことを皆さまに強くお願いいたします。

そうすることで初めて、脆弱性の根底にある原因に取り組み、被災した地域社会を守るために必要な投資、リソース、積極的な措置を講じて、すべての人にとってより公正で公平な未来に向けて取り組む道が開かれます。

「災害」は自然のものではありません。「自然」という表現はやめましょう。

サンジ・スリカンサン
シェルターボックスCEO

2.今月のロータリー財団管理委員長からのメッセージ

 1979年にオノ・ヨーコと一緒にリリースした「ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」の中で、ジョンレノンは、「So this is Christmas/and what have you done?」(これがクリスマス。君は何をしたの?)」と謳いました。クリスマスから年末年始は、思いおやりと団らんの時期であり、1年を振り返るときでもあります。そして恵まれない人々に対して寛大な心を示す時期です。この時期に行うロータリー財団への寄付は、単にプレゼントの意味だけでなく、年間を通じた支援につながります。
 12月は「疾病予防と治療月間」です。ロータリーファミリーからの寛大な支援がなければ、ロータリーのさまざまな活動を実施することはできません。ポリオ根絶活動における著しい進展、私たちが救うことができた数多くの命やもたらした希望について考えてみてください。また、ロータリーが設備を提供した世界各地の医療施設や、補助金を通じて研修を受けた医療従事者が、疾病や寄生虫と戦っていることを想像してみてください。
 ロータリー財団のご寄付は、大規模プログラム補助金を通じ、恵まれない地域でのヘルスケアを可能としています。現在、大規模プログラム補助金の受領者は、ザンビアでのマラリアの減少、ナイジェリアでの母親と乳幼児の死亡率低下、エジプトでの子宮頸がんの根絶に取り組んでいます。
 もちろん、私たちの活動は疾病予防と治療だけに限りません。災害時には迅速に行動し、支援を提供しなければなりません。9月にモロッコで発生した壊滅的な地震を受け、財団管理委員会は、現地のロータリー会員が主導する緊急支援活動を支援するため、モロッコ地震救援基金を設立。会員はこの基金に直接ご寄付いただける他、災害地区は、2024年9月21日まで(または資金が全て配分されるまで)、この基金から補助金を申請できます。また、この基金への資金を募るため、どなたでもRaise for Rotaryで基金を立ち上げることができます。
 私たちは、「寄付という贈り物」があります。ロータリーには、寄付や変化をもたらすための機会がたくさんあるのです。
 一年が終わろうとしている今、ご寄付を検討いただけませんか。皆さまからのご支援によって、多くの人の生活を豊かにすることが出来ます。皆さまが直接、これらの人と会うことはないかもしれませんが、彼らの人生には変化がもたらされます。
 皆さまが喜びに満ちた年末年始を過ごされることをお祈りしております。ロータリー財団へのご支援、ご尽力、揺るぎないコミットメントに心から感謝致します。
 

BARRY RASSIN

2023-24年度ロータリー財団管理委員長

3.ロータリーの友 地区代表委員 中村 辰雄 様からのメッセージ

 会長幹事会においてガバナー補佐経由で発信のあった原稿です。
 ロータリーの友事務所によると購読率が低いそうですが、ロータリアンの三大義務の一つである「雑誌購読の義務」とあるくらいですので100%なのだろうとばかり思っていた私には意外でした。もっとも、発行部数という数字だけではベストセラーの部類に入るのでしょうけれど、一方では「読まれざるベストセラー」という言葉も囁かれたりしており・・・。
 せっかく作成されて発信された原稿ですので、この機会にシェア致します。

幹事 原 いづみ

 

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