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第427回 例会2024年4月3日(水)0:00〜2024年4月9日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

国 歌

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2023-2024年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2023-24年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。
 

 都市の人口増加により過密化が進むと、スラム街に住む人口の増加・大気汚染などのさまざまな問題を引き起こします。順番に見ていきましょう。

考:総務省IDCJUnited Nations 都市の人口増加の課題

 
スラム街に住む人口の増加
 都市の人口増加に伴いスラム街が形成され、そこに住む人々も増えています。スラム街に暮らす人は、2020年の時点で10億人以上と世界都市人口の約30%をも占め、これからも確実に増加していく見込みです。
 この問題を解決するために各国でスラム街に住む人々の暮らしを改善し、住める家を何百万人もの人々へ提供するなど対策が取られてきました。

出典:国連SDGsレポート2016

とはいえ都市人口の増加に対して、住宅を建てるスピードが間に合っていません。そのため割合としては減少しているものの、スラム街に住む人々の数は8億700万人(2000年)から8億8,300万人(2014年)に増えています。

参考・国連広報センター・United Nations

 
 続いては、スラム街に住む人々が多い地域の確認です。2022年の時点で、主な地域は「アジア」と「サハラ砂漠以南のアフリカ」です。特にサハラ以南のアフリカは、都市人口におけるスラム街に住む人々の割合が半数以上を占めています。      
 
スラム街に住む人が増えた理由と課題
 なぜスラム街に住む人が増えたのでしょうか。現在、世界の貧困に苦しむ人々の約7割が農村に住んでいるとされています。1日わずか125円以下で暮らしている家庭も多く、家族を養うことすらできません。そこで貧しい生活からの脱却を目指し、比較的賃金の高い仕事がある都市に移住するのです。とはいえ、誰もがすぐに職に就けるわけではありません。
 仕事がみつからなければお金も手に入れられないためスラムへと流れ、どんどん拡大する悪循環に陥っているのです。
また、スラムが拡大すれば
   •治安の悪化
   •環境汚染
   •教育、医療サービスが受けられない
などの課題も懸念されます。人には人間らしい生活を送る権利があります。持続可能でよりよい世界を目指し「誰も取り残さない」ためには、都市部にあるスラム問題と向き合い、改善していかなければなりません。                

参考:IDCJ国連

 
 
大気汚染も深刻な問題
 都市人口の増加は大気汚染も加速させます。世界中の都市に住む人の90%が汚染空気を吸い、数百万人が命を落としているとされています。健康に影響を与える大気汚染ですが、近年多くの地域で状況が悪化しています。悪循環に陥っているのです。

出典:国連SDGsレポート2022

 

出典:国連SDGsレポート2019

 
大気汚染による被害
 2019年に深刻な大気汚染のために命を落とした人は420万人。低・中所得国に居住する91%が大気汚染により早期死亡し、中央アジアと南アジアは世界平均2倍の大気汚染にさらされています。世界の都市人口99%が居住する地域はガイドライン値を超えています。

参考:国連SDGsレポート2022

 大気汚染が悪化している原因としては主に工場からの煙と車の排気ガスです。都市の規模が大きくなるにつれて産業も発展します。その一方で工場からは有害物質も大量に排出され大気が汚染されるのです。
 車事情も深刻です。人口が増加すれば車の需要も増えます。自動車の販売数は年々増加傾向にあり、今後ますます増えていく見込みです。それに比例して排出ガスの量も増えるため、大気汚染を引き起こすと同時に温暖化への影響も懸念されています。

幹事報告

2023-2024年度幹事 原 いづみ

◆財団室NEWS 2024年4月号◆
 下記よりご覧ください。
 【202404 TRF News

委員会報告

出席委員会

第426回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

Visitors

第426回例会のビジターコメント

前回はありませんでした。

Smile Box

第426回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

今週のプログラム

1.今月のRI会長メッセージ

ゴードン R. マッキナリー
2023-24年度会長
2024年4月

今こそ、平和が切実に求められています。中東はここ何年かで最も情勢が不安定な状態にあります。ウクライナでの戦争は第二次世界大戦以降ヨーロッパで最大規模の戦争であり、スーダンと中央アフリカの一部でも武力紛争が発生しています。ほぼすべての大陸で大規模な武力紛争が起こっています。

ロータリーは平和を推し進める上で重要な役割を担っています。「ロータリーは戦争を望む人びとに負けないくらい積極的に平和に取りくむ必要がある」と私はよく口にします。その精神は、ロータリーのビジョン声明に表されています:「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています」。世界に変化をもたらすには自身自身の変化を促す必要がある、という4番目の部分を忘れてはなりません。

平和を築く行動を互いに実践できるかどうかは、自分たち次第です。私たちは、相手の動機を疑い、最悪の解釈にすぐ飛びつくべきではありません。関係や気分を害させるような言葉を言われたら、その発言の意図を思いやりと好奇心をもって聞き返す機会が私たちにはあります。そうすれば、関係を修復するチャンスが生まれます。

世界の模範となりたいのであれば、互いにそうなることから始めましょう。相手を傷つけ、不信を生み出す言葉ではなく、より深い理解と実り豊かなつき合い方を一緒に見つけましょう。ロータリーの理念を守りつつ、対立を悪化させるのではなく終わらせるために互いの誠意を疑わないことが大切です。

キング牧師暗殺事件が起こった1968年4月4日にロバート・ケネディ上院議員が行った演説が思い出されます。インディアナポリスで遊説中だったケネディ上院議員は、キング牧師が殺害されたことをまだ知らないアフリカ系アメリカ人を中心とした住民たちに演説しているところでした。

上院議員はその悲報を伝え、正義と平和のために尽力したキング牧師を称えました。そして、次の言葉が怒り悲しむ群衆の心をつかみました。「このような正義にもとる行為に、あらゆる白人に対して憎しみと不信感が募りそうだという黒人の方には、私も同じ気持ちだ、としか言えません。私も家族の暗殺を経験していますから」。ジョン F. ケネディ元大統領の暗殺事件について彼が公の場で話したのは、このときが初めてでした。その夜、アメリカ中の都市で暴力事件が多発しましたが、インディアナポリスでは起こりませんでした。

危機と絶望の中で、私たちは何よりも共感を必要としています。共感こそ平和の最も強力な手段です。世界に希望を生み出すために、勇敢に、そして謙虚に最初の一歩を踏み出すには、共感の心を持たなくてはなりません。

2.今月のロータリー財団管理委員長からのメッセージ

 バハマは白い砂浜でのんびりしたり、住んだ青い海でシュノーケリングをして過ごしたりできる避寒地です。私はこの海でセーリングをして育ち、今でもよく家族や友人と海に出ます。バハマは心から大切な場所です。
 その祖国が今、深刻な環境問題に直面しています。生物多様性に不可欠なサンゴ礁は、温暖化と海の汚染のせいで危機にさらされています。ハリケーンや熱帯暴風雨は年々巨大化しています。海面上昇はバハマという国の存続を脅かし、貴重で限られた淡水資源に海水が入り込んで、美しい海岸線が浸食されています。
 昨年末、私はアラブ首長国連邦のドバイで開催された第28回国連機構変動枠組条約締結会議(COP28)に、ロータリー代表として出席しました。会議では、気候辺土への取り組みが遅々として進んでいないという共通認識が見られました。温室効果ガス排気量を削減し、気候変動への地域社会への対応力を高めるよう支援し、最も脆弱な国をより良く支援する努力を、これまで以上に即刻実行する必要があるという意見がでました。
 ロータリーならばこの問題解決に向けて力になれます。
 ご存じの通り、環境保護派ロータリーの重点分野の一つです。多くのクラブは、ビーチや道路沿いの清掃などのプロジェクトを既に行っていますが、ロータリー財団を通じて製海獣のクラブや地区とリソースを共有することで、より大きな変化をもたらすことができるのです。世界をより良くするために、ロータリー会員の寄付を活用するのが財団補助金です。
 その可能性を想像してみてください。カナダとオーストラリアのロータリー地区によるオーストラリアのニューサウスウェールズ州での湿地の保護が可能となるでしょう。ブラジルやインド、台湾のロータリーのリーダーたちによるインドのアンドラ・プラデーシュ州での持続可能な農業研修の補助金プロジェクトも可能となります。バハマや南アフリカ、ニューヨークのロータリークラブとロータアクトクラブがそれぞれの地区と協力し、一度に一つずつ珊瑚礁やマングローブを保護して、バハマの天然資源の回復を支援することも可能です。
 環境問題への対応はとてつもない難題のように思えますが、その多くは解決が可能です。ロータリーを通じて解決に貢献する方法はたくさんあります。補助金の提唱者となったり、プロジェクトでボランティア活動をしたりしなくても、財団への寄付を通じて環境保護に貢献できます。
 ロータリーだけで地球を救うことはできません。しかし、ポリオ根絶の進展が証明しているように、より良い世界というビジョンのために行動を起こせば、ロータリーは大きな変化をもたらすことができるのです。

BURRY RASSIN
2023-24年度ロータリー財団管理委員長

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