icon_calendericon_facebookicon_gearicon_info!icon_keyholeicon_mailicon_personicon_smilelogo_rotary_2780

第166回例会2018年8月8日(水)0:00〜2018年8月14日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2018-19年度会長 原いづみ

皆さん、こんにちは!第166回例会へようこそ!!

 夏なので暑いのは当たり前とはいえ連日のこの暑さ、一体いつまで続くのでしょうかね・・・。一歩外に出れば炎天下で温室のように暑くても、姪たちは外で遊びたがって母親に止められて拗ねたりしていますが、プールをしたくしてあげれば2時間でも飽きずに入って遊んでいます。夏休みが終わるころにはこんがりと日焼けしていることでしょう・・・。

 さて、8月は会員増強・新クラブ推進月間です。それに合わせて前回の例会の卓話では地区の会員増強・会員維持委員会に卓話をお願いし、横須賀RCの勝見様に卓話をしていただきました。
 “Membership Development”の“Development”を「増強」と訳すには非常に違和感がありますので、念頭に提示したクラブ活動方針の二番目にある「会員啓発」はいわゆる「会員増強」のことを指しており、皆さんがロータリーで得られた経験や知識、ロータリーの魅力を広めていくことで仲間を増やしていただきたいという主旨ですが、会員数12名という小さなクラブである私たちにとって、安定したクラブ運営とクラブの活性化のためには会員数を増やすことは喫緊の課題だということは重々理解しております。しかしながら、ただむやみやたらと人数を増やせばいいのではないという考えは変わりません。ただ会費だけ払って何もしないような会員ばかりが50人、60人と増えたとしても、それは財政的には今よりほんの少し楽になるかもしれませんが、例会の開催ばかりでこれといった活動実績を残せないようなクラブであっては、それは本当の意味での増強とは言えないのではないでしょうか。
 長期的に見て、とにかく人数を増やしておけば初めは積極的でなくてもいつかは変わる会員もいるかもしれない、そういう考えもあるかもしれません。しかし、中心となって活動する会員数がある程度いるようなクラブであればそのような悠長に構えることもできるのでしょうが、今のこのクラブにどのような会員が必要で、どのような人に一緒に活動していく仲間になってもらいたいかと考えたとき、初めはロータリーのことは分からなくてもまずはロータリーに興味を持ってもらい、そして共に活動しながら学び、クラブを盛り立ててくれる方、そうした意欲とはいかなくても気持ちのある方を迎えたいと思っております。
 では、どうしたらクラブを盛り立て共に活動してくれる良質なメンバーを増やしていくことができるのか。そのヒントの一つとして前回の卓話がありわけですが、そこでも触れられていた「魅力あるクラブ作り」、この為にもまず今いる会員一人一人がロータリーや自分の所属するクラブの魅力を身近な人たちに広められるよう知識や経験を積むことが必要でしょうし、こうした行動が結果として魅力あるクラブの模索や追求ということにもつながっていくのではないかと考えます。
 「魅力あるクラブ作り」については、2015年10月に相模原東RCの萬田信行様にしていただいており、今でも時折思い出しますが、皆さんにとって「魅力あるクラブ」とは一体どのようなクラブでしょうか。設立から丸3年が過ぎましたが、まだまだ黎明期の域を脱しないこのクラブにおいて今後もこのクラブが存続し、成長させていくためにも、そろそろ長期計画の立案ということも考える必要があるのかもしれません。先述の卓話でも『戦略計画はクラブ会員の全員参加で討議し決定する事。決定した事はクラブ会員全員で汗をかいて実行をし、どうしても計画通りに行かない場合はクラブ会員全員で見直しをして戦略計画を肉付けして行く事が「魅力あるクラブ作り」ではないでしょうか。』というお話です。

 また、昨今は女性会員を増やしましょうということで、当地区は日本の中ではお隣の第2750地区に次ぐ日本国内では2位の女性会員の割合が高いところではあるものの、日本のロータリーは世界的に見るとワースト3だそうです。因みに、ワースト1は一クラブしかないモナコであって、これは男性のみのクラブであり、そしてワースト2はアフリカのどこかの国ということだそうですので、日本がワースト3というのは非常に残念な数字です。
 ただ、これも女性の割合が低いので女性を積極的に増やすというのではなく、大前提はあくまでもロータリーに入ってもらって一緒に活動していく仲間になってもらいたいと思える人であることだと思いますが、そうはいってもやはりどうしても女性にとって男性と同様にできないことがあるのも事実です。しかし、逆に女性に出来て男性に出来ないこともあるわけですから、そこはお互いが協力して補い合えるような環境を作っていくことが必要でしょう。

 今年度地区目標に掲げられている「女性が入会しやすい環境を作り、会員を増強する。」について、女性にとって入会しやすい環境とはどのようなものかと思わずにいられない問題に直面しておりが、セクハラ・パワハラ・モラハラ・マタハラといった女性会員が増えれば出てきてもおかしくない問題が報告された時、世間一般ではこうした問題が表面化されれば中央省庁長の官僚でも知事でも大学教授でも、皆その立場を失うのが世の中の趨勢にあるなかで、被害者の報告や立場と同様に如何にしてハラスメント行為をした人を如何にして守り穏便に済ませるかということが議論されているようでは、目標と現実の間に大きなギャップを感じております。目標はあくまでも目標なのかもしれませんが、ロータリーでMe Too運動が起こったとしたら、地区やもっと上のRIではどのように対応するのか、非常に興味深いところです。

幹事報告

2018-19年度幹事 相澤一賀

NEW【2018-2019年度 地区大会のお知らせ】
今年度の地区大会の日程と会場は下記のとおりです。
・1日目:2018年10月13日(土) 鎌倉パークホテル
・2日目:2018年10月14日(日) 茅ヶ崎市民文化会館

※詳細につきましては別途メールでお送りします。
※登録につきましてはらくらく連絡網で確認いたしますので、回答期限内にご回答ください。


 

NEW【2018-2019年度 地区大会:新世代交流会】
日時:2018年10月14日(日) 9:00~9:30 受付
               9:30~11:00 新世代交流会
場所:茅ヶ崎市役所分庁舎 コミュニティーホール6F 大会議室
テーマ:「震災について」

※登録につきましてはらくらく連絡網で確認いたしますので、回答期限内にご回答ください。

 

【2018-2019年度 前期会費領収書発行について】
送金明細書を提出され、発行の希望を伝えていただいた方には近日中にお送りいたします。送金明細書を未提出で領収書の発行を希望される方は、早急に会長までご連絡ください。

 

●ロータリーレート
8月 112円

委員会報告

出席委員会

出席報告
 第165回例会 出席率100%
 会員数12名 出席義務者11名 出席免除者1名 出席者11名 欠席者0名 

Make Up

第165回例会のメークアップ

横須賀ロータリークラブ 勝見慎一 様


横須賀ロータリークラブの勝見でございます。
この度は、地区会員増強・会員維持委員会として、貴クラブの卓話をさせて頂きました。会員増強・会員維持はすべてのロータリークラブ共通の課題であり、すべての会員が取り組んでいかなければならない事だと思います。
貴クラブにおかれましても、現在13名の会員様がいらっしゃるようですが、是非より多くの仲間を増やしていただき、更なる発展をされることを祈念いたします。
卓話でも述べさせていただきましたが、会員増強に即効性のあるテクニックや手法はございません。会長をはじめ会員の皆様の熱意と継続性がなければ、どんな手法をもってしても会員増強・会員維持はかないません。より魅力あるクラブづくりを目指して頑張っていきましょう。地区委員会でお手伝いできる事などがございましたらご連絡ください。

 

東京南ロータリークラブ 中谷宗平 様


東京南ロータリークラブの中谷と申します。
新年度もメークアップでお世話になります。
今回の卓話の会員増強・維持活動のお話、私はまだ東京南RCで担当になったことはなく、深くは存じ上げませんが、その重要性、必要性、また最終的には凡事徹底していくことが会員増強・維持活動の目的につながることがよくわかりました。
今後は今回、拝読したことを念頭に貢献できる部分があれば、貢献していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

 

笠岡東ロータリークラブ 小川隆則 様


はじめまして、笠岡東RC所属の小川隆則と申します。
先月癌の摘出手術を受けまして、すでに退院しておりますが、自宅療養の身でありますので、メイクアップさせていただきます。
例会での勝見慎一様の「会員増強・会員維持に向けた卓話」とても参考になりました。他クラブの実情は把握しておりませんが、我がクラブでは、会員増強・会員維持に苦慮しているところです。「阻害要因」を解消するための「凡事徹底」はとても大切ですが、それでもこの問題に関してはなかなか成果があがっていないのが我がクラブの実情です。個人的には入会勧奨のための接触の仕方も用意周到・策謀的(例えば「三顧の礼」の実践。謙虚かつ懇願の姿勢による懐柔など)でなければならないと考えていますが、そもそも崇高なロータリー活動にその考え自体が邪道という批判もあってその取り組みには至っておりません。
悩ましいテーマゆえに、病床から発信していたのでは説得力がありませんね。お茶を濁すようなコメントで申し訳ありません。

 

小田原中ロータリークラブ 安藤 譲 様


会長のお時間から

お仕事で海外へ行かれる。とても憧れてしまいます。
会長様は英語もご堪能何でしょうね。
カッコいいです。

最近の暑さに触れられておられますが、私は夏場は、仕事でプールや海水浴場の監視業務の仕事をしており、ほぼ外にいることが多いのですが、子供の頃を思い返すと間違いなく30℃を超えることは稀で35℃なんて無かったように思いますが、過去最高の気温を更新し39℃40℃の日が増えました。
この温度になれると、不思議なもので、32℃とかが涼しく感じてしまう今日このごろです。

猛暑が続いておりますが、どうぞ熱中症対策、予防にお努めくださいませ。

 

三木ロータリークラブ 小藤 貴雅 様


卓話では、「会員増強(維持)活動の凡事徹底」をする過程で、必ず新たな課題が見えて参りますとのこと。
これは、増強・維持を、より効率的に、より効果的に実践する方法はないだろうかと感じるからです。
つまり、新たな課題の代表例を挙げるなら・・・
*仮説①:入会予定者リストに載らない、潜在的な会員候補を発掘したい
*仮説②:クラブ運営の仕組みを改善し、より効率的に会員候補を発掘したい
*仮説③:制度の見直しにより、入会のハードルを下げたい
*仮説④:クラブの存在価値を高め、入会したいと思う人が増える状態を目指したいからで、そこでまずは「会員増強(維持)活動の凡事徹底」から実践いただき、独自の手法・アイデアの実践は増強・維持を後押しするオプションと捉えて頂くことが、好ましい取り組みだとのことです。

 

東京江戸川ロータリークラブ 森 清正 様


貴クラブの例会を見させて頂き大変勉強をさせていただきました。さて本日は関東地方に台風が接近しております。被害のないことを願いたいと思います。
関東地方は、関東大震災以外大きな災害もなく経過しています。台風も被害が少なく安全な関東地方のような気がします。地球温暖化により東北地方でもお米が取れるようになり最近は北海道でも取れるそうです。日本は、春夏晃冬という四季があるからこそすばらしい国であり経済が動いているところもあります。
今一度考えてみたいものですね。
本日は大変ありがとう御座いました。

 

Smile Box

第165回例会のスマイル報告

横須賀ロータリークラブ 勝見慎一様


貴クラブの益々のご活躍を祈念いたします。

 

会長 原 いづみ


8月2日に末妹のところに男の子が産まれました。昨日(8月6日)退院してきて初めて抱かせてもらいましたが、小さくてとっても可愛いです‼そして、私も本日また一つ歳を取りました・・・。

カレンダー

卓話

ガバナー公式訪問 2018-19年度 国際ロータリー第2780地区ガバナー 脇洋一郎 (茅ヶ崎湘南RC)

皆様こんにちは。今年度の国際ロータリー2780地区ガバナーを務めております脇洋一郎です。かながわ2780ロータリーEクラブの皆さんどうぞよろしくお願いいたします。
私は1月14日から21日までサンディエゴで開催された、2018RI国際協議会に参加してまいりまた。
国際協議会の目的は、世界の539の地区からガバナーエレクトを招集して、激励と意欲の喚起、次年度に向けてのRIのテーマの説明と実施、RIの最新の優先項目と推進活動に関する最新情報の提供等を行うものです。
今回は100名以上の女性ガバナーエレクトが参加していました。参加者は配偶者とともに参加します。研修は6日間連続して続きました。研修の内容は全員参加の本会議と日本からの参加者で構成される分科会、各国の参加者との交流行事などでした。
到着した日の午後7時30分より開会本会議が開催されました。イアン・ライズリーRI会長の開会挨拶に続いて、バリー・ラシンRI会長エレクトの講演がありました。ここで次年度のRI会長テーマ「インスピレーションになろう」とテーマ・マークが発表されました。バリー・ラシン会長エレクトはカリブ海のバハマ諸島の出身で、テーマ・マークは波の模様、テーマ・ネクタイはオーシャンブルーを基調にしたものです。
RI会長テーマの説明の前に、まずラシン会長エレクトの講演の主要な部分をご紹介します。
「私たちに与えられた責任は、可能な限り効果的かつ効率的に奉仕することによって、情報の透明性と説明責任を重んじながら、そして、意義があり、持続可能な方法で、できるだけ多くの人により良い変化をもたらしながら、先人たちの活動の上に築き、将来のために堅固な土台を築くことです。ロータリーで会員が最高の経験ができるように、そしてロータリーが、今年度や次年度だけでなく、ロータリーでの私たちの活動、ひいては私たちの生涯を超えて成長し続け、世界に役に立っていけるようにしながら。」
ここでのキーワードを次に示します。
1.効果的かつ効率的に奉仕する
2.意義があり、持続可能な方法で、より多くの人に変化をもたらす
3.先人たちの活動の上に、将来のために堅固な土台を築く
4.ロータリーの活動が成長し続け、世界に役に立つようにする
講演の中でこの発言に続いて次の言葉を強調されました。
「それが、ロータリーのリーダーとしての私たちに託された仕事です。
この思いは、ロータリーの新しいビジョン声明を作るためのインスピレーションになりました。この声明は、私たちが築きたいと願うロータリーを顕しています。」
ビジョン声明をいかに示します。
ビジョン声明
「私たちロータリアンは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。」
New Vision Statement
Together, we see a world where people unite and take action to create lasting change-across the globe, in your communities, and in ourselves
この声明は昨年の6月のRI理事会で承認されたものです。私は今回初めて目にしましたが、今後はこの声明がロータリーのビジョン・将来像を示す言葉として重要となりますので、この声明の趣旨をよく理解することが大切です。実際に国際競技会の中では、地区内のクラブ、ロータリアンに周知を図るようにとの要請がありました。
ラシン会長エレクトはこの声明について以下のように説明しています。
「ロータリーで私たちは手を取り合います。なぜなら、協力すれば、一人よりもずっと強くなれると知っているからです。
私たちは行動します。なぜならロータリーは夢想家ではなく、実行する人の集まりだからです。
私たちは持続可能な変化を生みます。私たちの活動が終わった後にも末永く続く変化を。世界での変化、地域社会での変化は、私たちが決して会うことのない人や、最愛の人を含め、すべてに影響します。
そして、おそらく一番大切なのは、自分自身の中での変化でしょう。
ラシン会長はなぜこのようにロータリーの変化を強調するのでしょうか。この声明のキーワードはChange-変化です。講演の次の部分を紹介します。
「ロータリーの会員数はこの20年間ずっと120万人程度で低迷しています。成長しておらず、会員の高齢化が進んでいます。活動を通じて変化をもたらすための知識や意欲を持たないクラブがあまりにも多すぎます。ロータリーが世界でどんな活動をしているのかを知らず、ロータリーと財団のプログラムを知らないクラブ、参加方法がわからないクラブもあります。」と述べています。
現在、世界には伝統と格式を重んじる先進国のロータリークラブと、援助と支援を求める発展途上国のロータリークラブが併存しています。世界の会員数120万人の枠組みは同じでも、アジア、アフリカ等の会員の割合が増加しています。古くからのクラブの中には従来の自分たちの方針を変えようとしないクラブが存在しています。
RIはポリオ撲滅に代表される世界的課題に取り組むために、クラブが地区リーダーシップ・プラン、クラブリーダーシップ・プランそしてRI戦略計画を取り入れて、RIの方針を受け入れる方向に変化することを期待しています。バリー・ラシンRI会長はこのような変化を起こすために「インスピレーションになろう」のテーマを取り上げたのです。そして次のように語りました。
「皆さんがここに来た目的は変化を生み出すことへの意欲を、クラブ会長と地区内ロータリアンの心に芽生えさせるためです。もっとなにかをしよう、可能性を最大限に発揮しようというやる気を引き出し、それぞれのやり方で前進できるよう手助けすることが皆さんの仕事なのです。」
「バハマ人である私にとって、海は常に特別なものでした。海は『隔たり』と『つながり』の両方を象徴します。祖国の島の岸に立つとき、海のむこうの何千マイルも離れた岸に誰かが立っています。土地、国、言語は違うかもしれませんが、同じ海を共有しているのです。
このつながりの感覚は、インスピレーションであり、届かなそうでありながら、実は思うよりもずっと近いものへのあこがれです。大きなことに挑戦しようというインスピレーションを、クラブやほかのロータリアンに与えてください。」
「より良い世界を作りたいなら、プロジェクトを計画したり、任務を割り当てることから始めないでください。
インスピレーションから始めてください。
ロータリアンの魂、すなわち、より良い世界への切望、そして、より良い世界を作ることは可能だという、心の奥底にある真の自覚を呼び起こすことから始めてください。」
この部分はRI会長エレクトテーマ「インスピレーションになろう」の核心に触れています。次の言葉です。
ロータリアンの魂
より良い世界への切望
より良い世界を作ることは可能だ
心の奥底にある真の自覚を呼び起こす
「私たちの標語『超我の奉仕』からインスピレーションを得てください。そしてロータリーを通じて行動するよう、人々にインスピレーションを与えてください。」
次にラシン会長エレクトは「ポリオ撲滅活動」とインスピレーションとの関係について語ります。
「私たちの多くにとって、この30年間にロータリー全体を一つに結び付けてきた活動、『ポリオ撲滅活動』がインスピレーションとなってきました。
30年前、野生型ポリオウイルスによって麻痺を発症する人は毎年推定35万人、そのほぼすべてが子供でした。3年前にはこの数は74人でした。2年前には37人。そして昨年は21人でした。」
ラシン会長エレクトはこのように語り、30年前にロータリーがポリオ撲滅活動をスタートした時を振り返り、ロータリーにとってポリオ撲滅活動こそがインスピレーションであったと指摘しています。
私はこの言葉を聞いて、ロータリーとインスピレーションとの関係を理解しました。重要なことは意識改革です。それぞれのクラブ、そしてロータリアンがインスピレーションを働かせてロータリーに変化をもたらす発想の転換を行い、新しい発想のもとに新しい奉仕活動を開始することが大切です。
その偉大な実例が私たちの先輩が取り組んできたポリオ撲滅活動です。30年前にロータリーが提唱してスタートし、そしてWHOをはじめとする国際機関と連携して撲滅活動を推進し、現在は根絶まであとほんの少しのところまできたポリオ撲滅活動。ポリオ撲滅活動を提唱した先輩ロータリアンの方々の尊いインスピレーションと使命感があったからこそ、今日まで継続して、もう少しで撲滅が達成できるところまで来たのです。
ポリオがいかに悲惨な病であるか、私には小学生の時の鮮烈な思い出があります。小学5年生の時、私のクラスに三橋君というクラスメートがおりました。彼は右半身が麻痺していて、歩くのも話すのもかろうじて可能という状態でした。彼の症状については担任の先生から何の説明もなく、私たちは生まれつきのものだろうと同情しておりました。
ある日の算数の授業の時のことでした。先生が黒板に数式を書いて、だれか解ける人はいませんかと問いかけました。難しい問題だったので誰も手を挙げませんでした。そのとき急に三橋君が立ち上がり、たどだとしい足取りで黒板に歩み寄り、震える手で見事に正解を書いたのです。私はびっくりしました。授業中はいつもぐったりと椅子にもたれかかっており、あまり話さなかった三橋君、実は彼は素晴らしい才能の持ち主だったのです。彼は幼いころポリオに感染して神経が麻痺し、その後遺症に苦しんでいたのです。その影響で虚弱体質だった彼は成人式を迎える前に亡くなりました。ポリオが三橋君の将来を奪ってしまったのです。
実に悲惨な出来事でしたが、ロータリーがポリオ撲滅活動に着手する以前にはそのような悲惨な状況が世界中に広がっていたのです。30年前にロータリーのインスピレーションがもたらしたポリオ撲滅への決意と実行、そして今日まで続くたゆまない奉仕活動の継続が、この悲惨な状況を劇的に変化させたのです。私はロータリアンとしてこのことを誇りに思います。
RI会長テーマ「インスピレーションになろう」は各クラブ、ロータリアン各位がインスピレーションを働かせて、ロータリーに変化をもたらし、新たな奉仕に結び付けることを目指しているものと考えます。今年度このテーマのもとに皆様とともに、より良い奉仕を目指したいと思います。皆様よろしくお願いいたします。

卓話スケジュール

今後の卓話スケジュールになります。

第167回 例会 2018年8月15日〜2018年8月21日
卓話者 塚原吉隆 会員

第168回 例会 2018年8月22日〜2018年8月28日
卓話者 相澤一賀 会員

第169回 例会 2018年8月29日〜2018年9月4日
卓話者 ASABA ART SQUSRE 浅葉 和子 様

第170回 例会 2018年9月5日〜2018年9月11日
卓話者 TBA

閉 会

点 鐘

過去の例会過去の例会のアーカイブ