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第194回例会2019年3月6日(水)0:00〜2019年3月12日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2018-19年度会長 原いづみ

皆さん、こんにちは!第194回例会へようこそ‼

 3月の第一例会です。桃の節句も過ぎ、ひと雨ごとに春が近づいてくるようです。でも、花粉症に悩まされている方たちにとってはまだしばらく辛いですよね。
 3月と言えば卒業式のシーズン。人生には様々な節目としての卒業がありますが、慣れ親しんだ人たちとお別れする寂しさと同時に、新しい門出を祝う式でもあります。記憶に残っている卒業式はありますでしょうか。またお身内で卒業を迎えられる方はいらっしゃいますでしょうか。
 ロータリーは7月に始まり6月で終わりますので、私が会長を“卒業”するまではまだ4ヶ月残っておりますが、“まだ”と言うべきか“もう”と言うべきか、今回の例会を入れて残り15回の例会と4カ月の任期。卒業が待ち遠しいです。

 さて、2011年に発生した東日本大震災から3月11日で丸8年になります。警察庁発表の資料によると、2018年12月10日現在死者 15897人、行方不明 2534人、また復興庁がまとめた避難生活者数は2019年2月7日現在5万1778人となっています。避難者数は徐々に減ってきているとはいえ、未だにプレハブ型仮設住宅での生活を余儀なくされている被災者が約5000人もいるそうです。そして、福島第1原子力発電所事故による放射線物質の放出・拡散により、原発周辺の双葉町、大熊町、浪江町の一部などが現在も避難指示区域に指定されており、長い避難生活を経て、「もう故郷に戻らない、戻れない」元住民も多いとのこと。それでも、徐々に復興が進むにつれ日常を取り戻すことができている人も多い反面、まだまだ困難な状況の中、20~30年かかると言われている復興への長い道のりを歩まれているかたもたくさんいらっしゃるのが現実です。
 8年という歳月の流れと共にインフラや経済の復興は進む一方、報道などで取り上げられる機会やボランティアの減少とともに今日震災に対す記憶の風化が懸念されるようになってきました。いつ来てもおかしくないと言われている南海トラフ地震や首都直下地震に備え、高い防災意識が求められますが、そのためにも東日本大震災の記憶と教訓の風化は課題の一つなのかもしれません。

 皆さんは地震が起きたあの時、あの瞬間、何をしていたか覚えていますか。
 当時私はイギリスに留学中でしたので、実家のある秦野でもかなり揺れたそうですが私自身は地震を体感していませんし、その後の非常事態も体験はしていません。地震が発生した日本時間の14時46分、現地では朝の5時46分だったので就寝中でしたが、朝起きていつも見ているBBCのニュース番組をつけるなり目に入ったのが渋谷駅の映像、そして“Tokyo”“Earthquake”という文字にとっさに東京で大きな地震が起きたのだと思い、急いで実家に電話したのを今でもよく覚えています。
 そして、家族や家の無事を確認して少し遅れて大学に行ったのですが、教室に入ると授業ではなくスクリーンに映っているのは津波に全てが飲み込まれながら家々が押し流されている映像。ニュース番組で流されている現実の映像だとわかっていても、まるで映画を見ているかのようでもあり、日本が、自分の母国が破壊されていく、今思えば大袈裟ですが、でもあの時はそのようにさえ思え、あれほどショックだったものはありませんでした。それまで“母国”ということを改めて考えたことはありませんでしたが、この震災で初めて家族と離れた外国に一人住むということ、初めて日本が遠いと感じた時でした。遠く離れたところで何一つ不自由なく普段と変わらない生活を続けられ、そして何もできずにいることに罪悪感のようなものさえ感じたものでした。震災直後に大学で日本人だけ集められ実家の状況確認やサポートの必要の有無などを訊かれる場が設けられ、ボランティア活動等でカンタベリーにあるもう一つの大学の日本人学生や近隣に住む日本人と会う機会が増え、色々お話することもありましたが、同じような感覚を抱いていらした方が多かったように思います。
 もっとも、では海外に住んでいないで日本に居たら何か出来たのか、と言えば何が出来たということでもないですし、逆に留学中でRACにいたからこそ募金活動を大学と地元ロータリークラブの協力を得て実施できたのだろうと、それまで日本でもしたこともないようなことがよくできたなと、勿論沢山の大学関係者やロータリー関係者のサポートがあったからこそできたのは分かってはいますが、今思うと怖いもの知らずというか無鉄砲というか、出来ることがあればしたいという一念で辞退することも考えずにやってしまったというところでしょうか。やらないで後悔するより、例え失敗してもやってからの方が後悔は少ないですからね。この活動は悲しい切っ掛けでできた経験ではありますが、今では大切な思い出の一つでもあります。

 地震や津波といった自然災害は残念ながら防ぐことは不可能です。しかしながら、それらに対する対策、備え、そして周囲との力を合わせることで被害をできるだけ小さくすることは可能です。そのために、自分でできること、家族でできること、身近にいる人と力を合せてできることをこの東日本大震災から8年を迎えるこの機会に改めて考える機会としてみてはいかがでしょうか。

幹事報告

ロータリーレート
3月 1ドル=110円

 

神奈川県ロータリアン親睦テニス会のご案内
詳細はこちら〔神奈川県ロータリアン親睦テニス会のご案内

委員会報告

出席委員会

出席報告
 第193回例会 出席率90%
 会員数10名 出席義務者9名 出席免除者1名 出席者7名 欠席者1名(松嶋会員)

 欠席された場合はメークアップして出席率向上にご協力お願いします。

Make Up

第193回例会のビジターコメント

綾瀬春日ロータリークラブ 細谷 浩之 様


 水かけ祭りの起源が「明暦の大火」から由来していると聞き長い歴史を感じました。たしか何年か前に水かけ祭りのポスターがテレビで話題になり物議を醸した記憶がありますが「水かけ祭り」がその祭りなのかなと思いましたが、私の記憶違いかもしれません。
 「天下の奇祭」をこれからも末永く続けてもらいたいですね。

 

福山ロータリーEクラブ2710 甲斐野 功法 様


福山ロータリーEクラブ2710の甲斐野と申します。
はじめてメークアップをさせていただきます。
卓話の感想ですが、私自身地方からほとんど出ることなく、水かけ祭りの事は全く知りませんでした。ただ祭りの歴史が、江戸の大火事「明暦の大火」が由来と聞いて、火坊祈願が発展して水で清めて役を落とすといった祭りになった事がよくわかりました。祭りの内容も丁寧に写真を織り混ぜながらまとめてあり、皆さんが楽しみにしているのだなぁと感じました。最後の方にある輪になって「納め水」で清める写真を見て震えましたが・・・。
あと女人禁制の祭りという事ですが、参加自体はそうかもしれません。ただ、これも長年の歴史の中で、変わっていって今日の祭りになり、地区全体の活性化にも繋がっているのではと思いました。
拙い文章で申し訳ありませんが、以上で終了とさせたいただきます。

 


 

聴覚障がい者宿泊時の防災訓練・参加報告

                              かながわ2780REC会員 大塚和光

 去る2月22日(金)、藤沢北RCにより実施された標記の訓練に参加しました。未だ一般的になっているとは言えない事案でもあり、皆様への周知を図るため当日の資料を含め報告します。

 実施要領に記載のとうり湘南クリスタルホテルの5階の会場に、主催者である藤沢北RCの会長幹事をはじめとする会員、聴覚障がい者である男性女性の2名、鈴木藤沢市長はじめ行政及び関係機関の担当者数名、機器メーカーの担当者、タウンニュース社藤沢支社より取材記者、ホテルのマネージャー他担当者数名、そして私を含めビジターとしてのロータリアン5~6名が集まりました。鈴木市長は元藤沢北クラブ所属のロータリアンでしたが多忙の為退会、しかし、「名誉会員」として様々な場面で協力しているとのことでした。
 石川会長はまだ入会3年目とのことでしたが一生懸命に努めておられました。奇遇なことに石川さんは座間市在住、つまり私と同じ座間市民でした。勤務の関係で藤沢北クラブに入会したのだそうです。一方、笠原幹事が大ベテランで現在地区危機管理委員会の委員長です。若い石川さんを盛り立て、ロータリアンとして育てる絶好のカップルだと思いました。因みに地区の副委員長はご存知の大変お世話になった横須賀南西の宮本さんです。

 定時に笠原幹事の進行で開始、次第どうりに進みました。石川会長の趣旨説明に次いで、このホテルの防災について担当の霜野さんから説明がありました。宿泊者は30室で最大60名ほど、宴会時には最大2~300名が収容されるそうです。ついで、神奈川県聴覚障がい者センターの川原事務局長と手話通訳者とにより現状説明があり、その中で、聴覚障がい者は見た目では健常者と区別がつかず、音声の情報が入らないことにより助けを求めにくい状況にあることや、一例として一般にホテルのTVには字幕放送のボタンがないことなどを報告されました。最後に鈴木藤沢市長が行政の長として、同時にロータリー活動に志を共有するものとしての抱負を話されました。
 その後、笠原幹事の訓練概要の説明を受け、701号室に移動、訓練をしました。私も「救出対象者」に立候補して耳栓をした上にヘッドホンを装着して参加しました。これである種の周波数の音、いわば雑音の為、「立派に」聴覚障がい者とはなり、貴重な体験をしました。「そんなに大きな声で話さなくても聞こえますよ。」と言われるくらいに大きな声で話していたようです。自分の声も聞こえないし、外の音は雑音に邪魔されて聞き取れませんでした。

以下に当日の訓練実施要領を示します。

 タウンニュース社藤沢支社・藤沢編集室の小室 真知子さんの撮影です。中央が石川会長。左端の女性ロータリアンの腕にあるのが時計型の受信機・シルウォッチで災害時に警報を振動と文字で伝えます。私は耳栓とヘッドホンで俄か聴覚障がい者となっており卓上の受信機・シルピカに注目しています。

 会場に戻って質疑と意見交換をし、続いてその後も昼食をとりながら様々話し合いました。いずれ藤沢北クラブで報告にまとめられるとおもいますが、やはり参加されたお二人の聴覚障がい者からの感想・意見が印象に残りました。俄かの体験では見通せない、現実の不自由を共有し改善の力に少しでもなりたいと思いました。

 そして、私は当日初めて次に資料を掲示します「デフレンピック」を知りました。昨今、オリンピックとパラリンピックは盛んに喧伝されています。しかし、聴覚障碍者はそのいずれにも参加できないことを初めて聞きました。今、NHKのドラマで日本でのオリンピックの黎明期の事が描かれています。思えば前の東京オリンピックの頃はパラリンピックの事は知られていませんでした。今後の課題でしょうが、防災をはじめ、様々な面でのバリアフリー社会の実現の為に為すべきことは如何にも多く多岐にわたると思いました。

 私一人が出来ることは多くはありませんが皆さんと考えてゆきたいと思います。いつも思いますが、出来る事を、出来る者が、出来るだけ、の精神で。

以下に当日の資料を採録します。

最後に、タウンニュース藤沢版に掲載された記事を紹介して報告を終わります。

Smile Box

第193回例会のスマイル報告

先週はありませんでした。

カレンダー

卓話

かながわ2780ロータリーEクラブ 田代 晴香 会員

皆様こんにちは。今月は「水と衛生月間」という事で、今回の卓話では、私が海外ボランティアの際に目の当たりにし、経験したことをお話しさせて頂きます。

 

私は大学時代より海外ボランティアの企画・活動を行っており、卒業後は大学のボランティア団体と海外ボランティア先との中間支援組織として活動しております。普段、海外ボランティアについてお話しさせて頂く時は、「ドラッカーの理論に基づく自己評価」についてお話しするのですが、今回はフィリピンの現状を体験記として見たままをお伝えしたいと思います。

 

まずは、フィールドの説明と背景についてお話しします。

大学時代の主な活動の拠点はフィリピン・ミンダナオ島のダバオ市とその周辺で、ダバオはドゥテルテ フィリピン大統領が長年市長として色々な政策を進めたお陰で、治安は観光地であるセブ島やマニラより確実に良い場所です。

しっかりと行動すれば犯罪に巻き込まれる可能性の少ない町です。ダバオへはマニラ空港で国内線に乗り換えて向かうのですが、ダバオの現地スタッフはいつも「セキュリティーチェックのある空港職員用食堂で時間を潰しなさい!一人でタクシーに乗っちゃダメ!タクシーの扉を開けて銃を突きつけられるんだから!フィリピンが全部ダバオみたいだと思ったらダメ!」と訪れる度に注意してくれます。お蔭様でフィリピンはダバオ市周辺しか訪れた事がありません。唯一、言いつけを破ってマニラ空港からドキドキしながらタクシーに乗り、ペニンシュラホテルでアフタヌーンティーを楽しんだ事もありましたが…




フィリピンはダバオだけ行っていたので、ダバオ市民の華麗な洗脳によりたちょっと私のフィリピンの印象はダバオに偏っています。

 

マニラは上の写真の通り、市街地は交通量が多く、日本でいう東京とすると、活動拠点であったダバオは埼玉や群馬という感じでしょうか。ある程度の都市機能はあるものの市街地以外はかなりの田舎です。


ダバオでのボランティア活動内容は小学校での給食支援でした。通常、フィリピンの小学校では昼食を持参するのですが、貧困家庭では昼食を持参させることができず、1日1食だけということがあり、十分な栄養を摂取できず、体力の面や家庭の手伝いから小学校を退学してしまうケースが多発しています。そこで、消耗症(栄養不良状態)の低学年に給食を配給するという取り組みが行われています。政府や民間企業の支援によりフィリピン全土で行われている事業故に、様々な条件があり、継続・維持不可能な学校が多発していました。

フィリピン全土でこの問題は起きているのですが、このダバオを選択した理由は、現地の協力団体の存在でした。ダバオにはダバオ医科大学附属公衆衛生研究所という非営利団体が各貧困地域にスタッフを派遣させて地域の諸問題への取り組み、協力・管理を行っており、しっかりとした資金管理と報告を受けることができたからでした。また、派遣スタッフのおかげでスムーズな現地調査が行えることも大きな要因でした。この給食支援活動についてはまた今度卓話の機会の際に詳しくご紹介させていただきます。

 

私が訪れた場所は食事も1日1食食べられれば良い方の貧困地域なので、栄養問題以外にも水の問題もやはりありました。実際に現地調査の為、村に滞在していたので、日本とのギャップもしっかりと体験してきました。

 

ダバオ市内の拠点としてダバオ医科大学の学生寮に滞在していたのですが、この学生寮は衛生管理がしっかりされており、個室にはバスルームが完備され、洗面台とトイレ、シャワーがあり、トイレは日本と同じような水のタンクがありレバーを下げると水が流れるものでした。飲料水は学生寮の各階の廊下に設置されたウォーターサーバーから自由に自分の水筒やペットボトルに移し替えて飲むようになっています。市内中心部であっても現地の人も水道水をそのまま飲むことはありませんでした。この学生寮では日本とのギャップは差ほど感じませんが、いざ、フィールドワークに行くと現地の人の水事情には驚きます。

特にフィールドワークの拠点として滞在する村は山の頂だったので、水道はもちろん電気・ガスもない土地でした。そこに身体が慣れていない日本人が滞在するとなると現地スタッフは気を遣ってあれもこれもと買出しをして現地入りします。一番重要なものは、やはり飲料水。大きなミネラルウォーターのタンクを何個も購入し、飲み水以外にも現地での調理用にしていました。

給食支援活動を目的として行っていたので中々写真がないのですが、この四輪駆動車にたっぷり飲料水を積んで向かいます。

 



フィールドワークの拠点はマリログ村で朝は眼下に雲海が見える程の標高です。

この村の生活用水は雨水と井戸水で、各家庭には雨水を貯めるドラム缶やタンクがあり、水浴びやトイレ用に使います。また、村には共用の井戸が2つあり、タンクに詰めて飲料水や調理用に使用していました。

この村のバスルームは、村の中でも裕福な家庭であれば別棟でコンクリートの水浴び場所兼トイレがありましたが、村長の家庭では強風で飛んでいってしまいそうな簡素な小屋に水浴び場所とトイレがある程度でした。

また、村のトイレは、最初はどうやって水を流すのか考えてしまうものでした。

実際の写真がないのですが、まさにコレ!という画像があったので以下のURLの「ローカルなトイレ」をご覧ください。

<リタイア生活!セブ島のひまな人>

https://plaza.rakuten.co.jp/walangpera/diary/201609050000/

 

日本では蛇口を捻れば、綺麗な水でシャワーを浴びる事ができるのですが、フィリピンの村に行けば、貯めた雨水を桶で頭から掛ける。そして、その水は横にあるトイレを流す水と共用。始めは「これは…どうしよう…」とかなり抵抗がありましたが、一回経験すると次の日からは慣れて普通に水浴びしていました。因みに、電気がないのでドライヤーは無く、髪の毛は自然乾燥です。朝、水浴びをする習慣があるのでこの村の中学生や高校生の女の子達は濡れた髪のまま登校していました。

 

そして、この村の朝の光景で一番印象的だったのが「朝の水汲み」です。

水汲みは子どものお手伝いの一つです。この男の子は同世代の子ども達が元気よく登校する中、一生懸命に一人で井戸水を汲んでいました。

 

またもう一つの井戸では、兄弟で水汲みし、少し大きなお姉ちゃんが家までタンクを運んでいました。

村の人に子ども達の事情を聞くと、父親が出稼ぎで村の外に行っていて、母親は仕事に出かけたり、病気であったり、家庭の事を子ども達が担っており、学校に行く時間が無くなってしまっているとのことでした。給食支援活動で村の調査をしていたのですが、学校に来られない理由と生活水の確保がリンクしているという事実は日本で生活しているだけでは想像できない事でした。

因みに、このたくさんのタンクは村の各家庭から井戸へ運ばれ、水汲み待ちのものです。よく見るとタンクには名前が書いてあります。

他の水道のない村でも井戸の周りには子ども達がいてタンクに水が貯まるまでの間、遊んでいたりしました。

 

山間部の村ではこの水汲み用タンクは必需品の為、学校に調査に訪れる時はタンクをお土産にするととても喜んでもらえました。下の写真でも民族衣装を着た子ども達と記念撮影をする際、先生がお土産タンクをとても喜んでくださり、嬉しそうに持って写真を撮ってくれました。

 

給食支援による子ども達の栄養状態の回復という目的の調査で現地に行きましたが、調査をすると色々な問題があり、生活する上で必要不可欠な水は大きな問題の1つであると感じました。

 

WHOが2018年3月に公表している飲料水に関するファクトシートには以下の事が記されています。

 

重要な事実

・2015年には、世界人口の71%(52億人)が安全に管理された飲料水サービス(屋内に設置されており、必要なときに使えて汚染されていない)を使っている。

・世界人口の89%(65億人)は少なくとも基本的サービスは利用している。基本的サービスとは近代的な飲料水供給源で往復30分以内で水をくむことができることである。

・8億4400万人は基本的飲料水サービスすら受けておらず、その中の1億5900万人は地表の河川水に頼っている。

・世界的には、少なくとも20億人が糞便で汚染された水源の飲料水を利用している。

・汚染された水は、下痢症、コレラ、赤痢、腸チフスやポリオなどの疾病の感染源となりうる。汚染された飲料水により毎年50万2000人以上が下痢性疾患を起こし死亡していると推計される。

・2025年までに、世界人口の半分が水資源の逼迫する地域に住むことになると予測される。

・低・中所得国では、保健医療施設の38%に近代的な水の供給源がなく、19%に改良された衛生設備がなく、35%で手洗いの水や石鹸が不足している。

(公益社団法人 日本WHO協会 ファクトシート 飲料水 https://www.japan-who.or.jp/act/factsheet/391.pdfより引用。原文https://www.who.int/en/news-room/fact-sheets/detail/drinking-water

 

このファクトシートはWHOが取り組むテーマの重要な情報が簡潔にまとめられているものです。

この飲料水の重要な事実では「基本的サービスが往復30分以内で近代的な飲料水供給源水を汲むことができる事」そして「その基本的サービスを享受できない人が8億4400万人もいるという事」が記されています。今回のフィリピンの場合はこの基本的サービスに当たっているのですが、それよりも厳しい現状にいる人が世界には8億人以上いるという事実が分かります。

そして、すぐ先の2025年には世界の人口の半分が水資源に困窮する可能性があるともあります。

日本は水資源が豊かで、衛生設備もしっかりしている為、これが「普通」だと勘違いしてしまいがちですが、東京から飛行機で5時間のすぐ近くの国の「普通」は違うという事を知って頂ける機会になったら幸いです。

 

 

卓話スケジュール

今後の卓話スケジュール

第195回 例会 2019年3月13日~2019年3月19日
卓話者 渡邉 貞雄 会員

第196回 例会 2019年3月20日~2019年3月26日
卓話者 龔婭 会員

第197回 例会 2019年3月27日~2019年4月2日
卓話者 田代 晴香 会長エレクト 「PETS報告」

第198回 例会 2019年4月3日~2018年4月9日
卓話者 TBA「母子の健康月間」卓話

第199回 例会 2019年4月10日~2019年4月16日
卓話者 TBA

第200回 例会 2019年4月17日~2019年4月23日
卓話者 TBA

第201回 例会 2019年4月24日~2019年4月30日
卓話者 鳥山 友紀 会員

休会 2019年5月1日~2019年5月7日

第202回 例会 2019年5月8日~2019年5月14日
卓話者 TBA「青少年奉仕月間卓話」

第203回 例会 2019年5月15日~2019年5月22日
卓話者 塚原 吉隆 会員

第204回 例会 2019年5月22日~2019年5月28日
卓話者 地区協議会出席者 「地区協議会報告」

第205回 例会 2019年5月29日~2019年6月4日
卓話者 TBA

第206回 例会 2019年6月5日~2019年6月11日
卓話者 TBA

第207回 例会 2019年6月12日~2019年6月18日
卓話者 TBA

第208回 例会 2019年6月19日~2019年6月25日
卓話者 各委員長 「今年度活動報告」

休会 2019年6月26日~2019年7月2日

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次年度(2019-20年度)は、
第209回 例会 2019年7月3日~2019年7月9日からとなります。

閉 会

点 鐘

過去の例会過去の例会のアーカイブ