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第292回 例会2021年3月31日(水)0:00〜2021年4月6日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2020-21年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので。

 23日付で久保田ガバナー名の「危機管理発動事案のご報告とクラブ及び全会員へのお願い」が発出されました。「残念ながら危機管理委員会を招集する事案が発生致しました。」と。立派な職業人の集まりを標榜する団体であるのに本当に「残念ながら」ですが、曖昧なままに処理されなかったのは久保田さんの見識だと思います。
 今日、30日にも空手道のオリンピック代表選手に関わるパワ・ハラが報道されています。顔面への傷害事件の疑いもあると言います。しかも、外部への訴えが取り上げられる迄、この選手の団体内部での訴えに対しては対応がなされなかったともいわれています。
 様々なハラスメントがありますが、日本は今を正念場として国民としての意識の向上を図りたいですね。もともと国民全体としての民度や道徳心の強さは喧伝されている筈です。しかし、日本の男女平等指数は2019年度の国別ランキングで153か国中121位という低さ。パワハラ、セクハラ、モラハラなどなど脈々と続く地下水脈のようにも思えませんか。全てに「体質改善」の側面がありますから、私を含め馴染んできた人たちには辛い部分もありましょうが、「今でしょう!」ですよ。私のような年寄りが居なくなるのを待っていたら、あと一世代か二世代かかってしまいます。自戒を込めて、ですが「今でしょう!!」。

 このところ「友」の「友愛の広場」の投稿を引いてロータリーの変化の一つとして倫理運動の側面が薄れたという意見を取り上げてきました。3月号にも横組み18頁から20頁に関連する投稿が見られます。
 福井RCの中村敏夫さんは「今、クラブが変わらなければ組織存亡の危機」と題して以下のように述べています。
 ○ロータリーも会合や研修会もオンラインで開かれるようになった。その結果、ロータリーの本質が薄れてきたように思う。「友」2020年12月号「どうなる?クラブの今後」の全国クラブ対象のアンケート結果特集には以下のような意見がある。
 ※コロナ禍の今だからこそ何かできることはないかと考えた時に、ロータリークラブに所属していることの意味や意義を見つめ直す良い機会。
 ※古来より伝えられてきた商道徳や日本の精神を奮い起こし、倫理運動体としてのクラブを取り戻そう。
 ※クラブ役員のなり手不足。高齢化もあり、実働できる会員の供給が追い付かないのが懸念事項。
 ○ポールハリスは、職業を通じた社会奉仕を理念としてロータリーを創始。時代に対応して歩んできた。今の国際ロータリーは組織存続のため、会員増強とは名ばかりに、根本理念が規定審議会でたびたび変更され、毎年度の人頭分担金の値上げ、ボランティア団体化、仲良し同好会化と、当初のロータリーとは違った組織になってきたように思う。
 日本のロータリーの創始者・米山梅吉氏の「例会は人生の道場」や、日本のロータリーの哲学「職業奉仕と例会出席」がRIの方針と大きく乖離する中、日本のロータリーに必要なのは変えるべきは勇気をもって変え、若い人たちから支持されるクラブづくり。
 ひとりひとりが意識改革し、若い人たちにロータリークラブの良さを伝え、親睦を深め、地域社会に奉仕する新しいクラブの在り方を考えましょう。

 もうおひとり、札幌北RCの小林博さんは「ロータリーに大切なのは『慈愛の心』」と題して「多少理屈っぽい話で恐縮だが」と前置きしながら以下のように述べています。
 ○ロータリーは「親睦」と「奉仕」の団体と言われる。本当にそうだろうか?親睦だけであれば他に無数と言ってよい親睦団体があり、奉仕団体ならばNPO法人など若い人を中心に目覚ましい活動をしている組織も沢山ある。ロータリーは「その一つ」で良いのか。ロータリーの独自性は何なのか。
 2002-2003年度RI会長のビチャイ・ラタクルさんは「慈愛の種を播きましょう」と呼びかけた。Sow the Seeds of LoveのLoveは「愛」だが、このテーマでは敢えて「慈愛」と訳されている。「慈愛の心」、これこそが組織としてのロータリーの最も大切な本質ではないのだろうか。
 ロータリーを分かりやすくするには、もう一つ「言葉」があった方が良い。「慈愛の心」こそがロータリーの基本であり指標であることを明示し、我々は自信と誇りをもって行動すべきではないのだろうか。

 このお二人のような意見が見られるのは健全性なのか危険性なのか。私にはロータリーの本来あるべき姿を追求するための、今現在、特に必要とされる見識だと思えます。

幹事報告

2020-21年度幹事 石田 裕樹

◆米山奨学金支給懇談会◆
 非常事態宣言が解除されましたので、久しぶりに対面で開催を計画しています。

 日時:2021年4月3日(土) 17時~ 
 会場:事務局

 

◆藤沢南RC3~5月休会のお知らせ◆
 詳細は下記よりご確認ください。
 【藤沢南RC3月~5月休会のお知らせ

 

委員会報告

出席委員会

第291回例会 出席率75%
 会員数4名 出席者3名 欠席者1名

奉仕プロジェクト委員会

◆アーカス湘南RC お米プロジェクト~ご飯を食べてポリオ根絶!~◆

 前回例会会期中の申し込みは0件でした。引き続き身の回りの方たちへのご案内お願いします。

 
 案内用資料はこちら
 【アーカス湘南ロータリークラブお米プロジェクト案内
 【アーカス湘南RCお米プロジェクト申込書

Make Up

第291回例会のビジターコメント

前回はありませんでした。

Smile Box

第291回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

卓 話

卓話担当 石田裕樹 会員

アーケード商店街、現状と未来

横須賀市若松町2丁目地区再開発準備組合
理事長 石田 裕樹

 

皆さんは「アーケード」と聞いて何を思い浮かべますか?
商店街通りの軒先に長い屋根のかかったアーケード商店街を思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、近代日本において「アーケード」という言葉が初めて使われたのは1922年に帝国ホテルライト館1階にオープンしたインペリアル・アーケード(現帝国ホテルアーケード)で、当時は外国人向けの店が多く出店していました。
公道上にかかるアーケードが取り付けられた商店街では1951年福岡県小倉市の魚町銀天街が初となります。
ここから全国各地でアーケードが取り付けられた、いわゆるアーケード商店街が増えていくことになりますが、現在ではこのアーケードの維持管理に大きな問題が生じています。
1970年代、商店街実態調査によれば「繁栄している」と答えた商店街が40%であったが、90年代には10%を切り、2000年代には2%となった。俗にいう「シャッター通り商店街」の増加です。「シャッター通り」とまでいかないまでも、昔は持ち主による個人事業が多く出店していましたが現在はチェーン店などの出店が増え商店街への加盟もしない店舗が多くあります。
商店街の減退、加盟店の減少が続き、商店街の運営管理はかなり厳しいものとなっており、膨大な金額がかかるアーケードの維持管理は行えない状況が続いてる商店街も多くあると思います。アーケードとは巨大な建築物です。お金がないからといって放置していいものではありません。衰退した商店街、古くなった建物やアーケードを立て直す。この事において近年で成功したといわれる事例は「高松丸亀商店街」ではないでしょうか。土地所有権には手を付けずに共同開発という手法を用いました。しかしこの商店街においても3階の屋根に取り付けられた新しいガラス張りアーケードはたしかに立派なものですが将来的な維持管理に不安がないとは言えません。
一方で土地所有権を一体にまとめ、一帯の敷地(道路で区画された大きな1区画)を第1種市街地再開発事業という方法を用いて建て替える方法もあります。この手法では低層階を商業施設、上層階をマンションにする形が多くあります。この場合建物の外側にアーケードを新しく架けることは少なく、ほとんどの事業でアーケードは撤廃されています。
駅前の中心市街地ではこのような再開発事業が多く検討され事業が成り立てば元々あったアーケードは無くなっていく事が予想されます。
アーケードの代わりに各商業施設をペデストリアンデッキでつなぐことで街に連続性を持たせ、1つずつは小規模な商業施設も目的性を高め中心市街地全体で街としての魅力を高めることが必要であると思います。
しかし、商店街管理のアーケードと違いペデストリアンデッキの多くは歩道として行政管理であることが多く、行政予算という別のハードルが生じることも事実です。
将来的な商店街の在り方はビル化していく方向にあると思いますが、地方都市では地方らしく身の丈に合った建て替え事業が必要になると思います。人の行き交う賑やかな商店街。数十年後はどのような形で残っていることでしょうか。

次回6月の卓話にて横須賀中央駅前地区における街づくりの展望をお話ししたいと思います。
 

写真1 アーケード商店街

 

写真2 アーケード商店街

 

写真3 アーケードなし商店街

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