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第303回 例会2021年6月23日(水)0:00〜2021年6月29日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2020-21年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので。

 いささか旧聞ですが、5月1日付朝日新聞に、昨春政府がコロナ過を受けての経済対策として配られた「特定定額給付金」のその後が報告されています。それによると国が給付を予定していたお金の内、40万人分にあたる約400億円が余ったのだそうです。対象者から申請がなかったことなどが理由だといいます。当時、申請したくても資格がないといって受け付けて貰えない人たちのことが報道されていたのに、資格があるのに申請しない人がこんなにいたのです。
 原則として昨年4月27日時点で住民票がある人が対象で、合計約12兆7100億円を配る予定だったそうです。4月30日に公表された総務省の最終集計では約12兆6700億円が実際に配られ、これは予定額の99.7%だそうです。給付世帯数は5915万世帯で対象世帯の99.4%になるといいます。予算と実際の給付額との差額は「不用額」として処理し、翌年度予算の財源になるのだそうです。
 我が家にも二人分20万円が配られました。忸怩たる思いはありますが、何故か、誰も使いません。コロナ禍の初めの頃、かの有名な「アベノマスク」の配布費用が240億円と聞いてあきれたものです。我が家にも2枚あります。これも、誰も使いません。孫たちは可愛いキャラクター入りのを使います。歴史的記念品として大切に取っておきましょうか。

 コロナ絡みばかりでなくオリンピック絡み、選挙絡みなどなど、このところ、びっくりするような金額の話が沢山ありました。その一つにイージス・システム搭載艦2隻の値段があります。これは昨年6月に配備を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」(陸上イージス)に代えて政府が配備を決めたものです。2隻で少なくとも9000億円近くと試算されたそうで陸上イージスの2倍です。これでもまだ試算すらできないコストがあると言われ1兆円を超えるとも言われています。そもそも代替艦は陸上用の装備を海上に転用するという前例のない取り組みのため余計にコストが掛かるのだとか。
 陸上イージスは24時間365日、日本全体をカバーできるという触れ込みでした。代替艦は2隻で日本全体をカバーする想定ですが、整備などに充てる期間が必要なため、洋上でミサイル防衛に従事できる期間は年126日と試算されています。つまり、導入効果は3分の1でコストは少なくとも2倍程度ということです。6倍のマイナス・コスパで、しかも不完全です。
 2017年末、安倍政権が北朝鮮の核弾道ミサイルを念頭に導入を閣議決定し、18年に秋田、山口両県の陸上自衛隊演習場が配備候補地とされましたが、説明のずさんさが地元の反発を招きました。更に、迎撃弾発射の際に切り離されるブースターが住民に被害を及ぼす恐れも指摘され、その対策に追加費用200億円がかかることなどが次々と明るみに出てきました。そこで、この計画は昨年6月には導入断念が発表されていました。
 国防、つまり国を守るということは非常に大切なことです。いったん戦争となると莫大な戦費がかかります。以前にも日清、日露、第一次、第二次の大戦、特に太平洋戦争での戦費について触れました。中でも日露戦争の戦費は昭和時代の終盤に至るまで、太平洋戦争の敗戦後も払い続けていたという歴史的事実があります。ほとんどの日本人が明確には知らないことです。あなたは知っていましたか。明治の大日本帝国から昭和の日本国に至るまで、我が国は返済を続けました。原資は勿論、国民の税金です。
 平時からの備えは大切なことです。怠るべきではありません。だからと言って無条件に国防費を増額して良いという訳はありえません。国家として賢明な選択をしてゆくものと期待しますし注視してゆきたいと思います。

 それにつけても、という思いを持たざるを得ないのですが、2月11日付の読売新聞には陸上自衛隊のトイレットペーパー自費購入問題についての報道があります。陸自部隊の1.4%で、隊員が予算の制約から自費でトイレットペーパーを購入しているというものです。岸防衛相が10日の衆院予算委員会で2020年度上半期の調査として明らかにしたものです。
 2018年11月に立民の本多平直氏が国会で取り上げました。防衛費が増大する一方で自衛隊員の生活関連の予算が不足しているのではないかと政府を追及したのです。当時の安倍首相は「直ちに対応していきたい」と答えていたとあります。当時の岩屋防衛相が全部隊に必要な日用品の確保を指示し、隊員の生活環境改善の予算を増やしてきた、とはいうのですが。改善を指示してはいたが2年経過しても完全には解消できていなかったのです。立民の本多平直氏の質問に岸大臣は「びっくりした」と述べ早期に自費購入をなくす考えを示したとあります。びっくりしたのは、こちらですよ。
 部隊の現場では、トイレットペーパーやゴミ袋などの生活必需品の自費購入が慣例化しており、関係者によれば「一部でまだ慣例が抜けきれない」といいます。自衛隊幹部は「生活環境が良くなれば士気も上がる。従来の認識を変える必要がある」と指摘しているのだそうです。
 それにつけても、ですが、大日本帝国の兵士たちが飢えに苦しみ武器弾薬の不足に苦しんでいた時に、前線の米国兵たちにはXmasケーキが届けられていたという有名な話を思い出してしまいます。同じ軍隊、と言って不都合ならば、武装集団でありながら、こうまで兵站・補給に対する認識と取り組みが違うのは、一体どう考えれば良いのですかね。

 軍隊ばかりではありませんね。「警察官友の会」というのがありますが、広域の警備で多くの警官が動員される時など「おやつ代」というべき支出がなされます。数万円ばかりのものです。警察官1人当たりは数百円でしかありません。具体的に言うと、大抵の場合牛乳1本、菓子パン1個、バナナ1本が配られるといったところです。これも本予算ではお昼の弁当とお茶だけだからなのです。他は警官の自腹。それをいくらかでも「友の会」が「補助」「援助」しようというものです。
 一方で何千億円の話があるのに、もう一方では数百円を隊員や警官の個人負担にしている。話の土俵が違うのかもしれませんが、割り切れない思いがします。

幹事報告

2020-21年度幹事 石田 裕樹

◆休会◆
 アーカス湘南ロータリークラブ定款第6条第1節により、2021年6月30日(水)~ 2021年7月6日(火)に
 つきましては休会といたします。
 2021-2022年度初例会となる第304回例会は、2021年7月7日(水)~ 7月13日(火)開催となります。

 

◆7月 理事会・米山奨学金支給懇談会◆
 日程:2021年7月3日(土) 
    ※時間につきましては、本例会開始時においては調整中ですので、決定次第メールでお知らせします。
 会場:事務局

 

◆クラブ活性化ワークショップ開催のご案内◆
 2021年7月31日(土)開催 クラブ活性化ワークショップの案内が届いております。
 詳細は下記よりご覧ください。
 【クラブ活性化ワークショップのご案内(クラブ宛て)
 なお、出席該当者は会長エレクトから連絡されますので、各自ご対応ください。

 

◆藤沢北西ロータリークラブ創立45周年記念誌◆
 1冊寄贈いただきました。事務局にて預かっておりますので、次回理事会の際に回覧いたします。

委員会報告

出席員会

第302回例会 出席率75%
 会員数4名 出席者3名 欠席者1名

奉仕プロジェクト委員会

◆アーカス湘南RC お米プロジェクト~ご飯を食べてポリオ根絶!~ 最終集計報告◆

 前回例会会期中の申し込みは3件でした。
 
 昨年12月8日より始めた本プロジェクトですが、前回会期中まで約半年の開催期間において52件のお申込みをいただき、寄付額は176,000円となりましたことご報告いたします。寄付金は全額ロータリー財団のポリオ基金に寄付いたします。ご協力ありがとうございました。
 なお、返礼品として用意したお米が若干残っておりますが、こちらは次年度に持ち越すのではなく、お米を必要としているところに寄付する方向で調整しております。(2021年6月28日追記:残りのお米につきましては、某児童養護施設へ寄付することが決定しました。)

 

Make Up

第302回例会のビジターコメント

小田原ロータリークラブ 清 元秀 様


初めて貴クラブのメイクアップをさせていただきます。小田原ロータリークラブの清と申します。大塚会長のお話しの中でSDGSがありました。ここ最近ではSDGSが一気に市民レベルまで理解されるようになってきた気がします。ゴミ袋にしても有料化が定着しエコバックを持参する人が増えるなど、大企業が経営の指針に掲げていることから私たちの生活の身近なところまで意識できるようになってきたと思います。私もまだまだま勉強不足ですので、中小企業でも取り組めることをしっかり考えていきたいと思います。

 

川崎ロータリークラブ 元沢 伸夫 様


大塚会長のSDGsのお話を興味深く拝読させていただきました。私自身もレジ袋が有料になってからは自然と袋をもらわずにバックに直接物をつめたりしています。会長がおっしゃるとおり、意識だけでなくライフスタイルを変えるということなんだなと改めて実感しました。

 

厚木ロータリークラブ 深澤 明央 様


SDGsの話題が会長の時間で取り上げられていました。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けても、家庭や職場、社会のそれぞれの
場面においていろいろな取り組みが動いています。
SDGsにしても、カーボンニュートラルにしても、ロータリーの掲げる奉仕の精神
に相通じるものがあり、自分ごととして関わっていけるよう、いろいろな場面に
おいてこれからも意識を持って取り組んでいきたいと考えています。
本日は出席させていただき有意義な時間を持つことができました。
ありがとうございました。

Smile Box

第302回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

活動報告

会長:大塚 和光
 
 年度初めに活動方針を示しました。それによって検証あるいは反省し報告に代えます。

◇2020-21年度クラブ方針「理解・実践・向上」
 
「理解・実践」の二つは「入りて学び、出でて奉仕せよ。」に対応するものであり、そのことを通して「向上」即ち自己実現を目指し止揚してゆこう、というものです。当クラブは若い人達の「道場」であると考えています。そして、私の役目はこれまで自分の経験したことで若い人達のお役に立つと思われる事を伝えることだと思っています。実際の場面では私自身の学びになることが多かったようにも思います。

◇目標として6項目を挙げました。

1.出席率100%
 例会への出席はロータリアンの義務。当クラブは1週間168時間10,080分間の間、いつでも出席可能です。100%は楽勝かと思いましたが。これは意識の問題ですね。

2.会員・仲間を募る・・・増強という言葉は好きではありません。
 “量より質”の考えは変わりません。喫緊の課題でしたがCOVID-19の影響下、逆の結果となりました。

3.炉辺会合の開催
 普段は顔を合わせる機会がない当クラブでは直接顔を合わせてのコミュニケーションの不足というのが大きな課題の一つ。米山奨学生の世話クラブという事情もありましたが、定期的に何度か会合を持てたのは有難い事でした。

4.奉仕活動、地区行事への積極的参加
 COVID-19の影響下、地区行事や奉仕活動が殆ど中止されました。むしろ当クラブの「 お米プロジェクト~ご飯を食べてポリオ根絶!」が地区委員会から注目されたようです。
WEB上での呼び掛けの限界も見え、良い経験になったと思います。
 私自身、ロータリー以外のお付合いの有難さを再認識しましたし、様々なところで社会貢献を実践している人たちに出会いました。

5.スマイル
 活動状況からすると、まずまず、というか、こんなものでしょうか。

6.寄付
 地区の寄付金目標額という金額ばかりを意識するのではなく、寄付をするという行為に意識を持ち、長い目で見て無理のないところで、出来れば標準、平均とされる額を継続する。出来る者が出来る時に出来るだけ、です。私はそう思います。

 今年もCOVID-19の様子を見ながら、というか影響から抜けきれないままの一年でした。従前から思ってきたことでもあり常々お話ししていることですが、ロータリアン、つまり、私の言うところの「出来る者」であろうと思えば「出来る時に、出来ることを、出来るだけ」で良いのです。ただし、会員であるためには義務は果たさなければなりません。我がクラブは出席にせよ、会費の納入にせよ非常に義務を果たしやすい条件が整っています。これでも無理だとなれば、いわゆる一般のクラブでは務まりません。これで出来ないとなると意識の問題、本当にロータリアンであろうという意識、情熱が疑われます。
 とはいえ始めから万全の、確立した意識をもってロータリーに取り組む人も少ないのは経験的にも事実です。そこで情報提供の重要性が言われるわけです。それには会員同士の人間的なぶつかり合いも含めた交流が必要です。いつも申しますが炉辺会合はその為の非常に有効な機会です。いわゆる実例会がないのですからなおさらのことです。人数も少なくて良いのです。と、言うか、少ないほうが効果的な場合が多いようです。そして、自省を込めて申しますが、人間一生勉強です。そう思います。

 得難い経験が出来たと思える一年間でした。感謝いたします。

 
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幹事:石田 裕樹
 
活動してないので報告ありません。
 
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会計:田代 春香
 

今年度に会計において年度初めに示した方針と特段変わりなく財務処理が行われました。通常の年度であればクラブ奉仕活動や地区・グループでの活動のために資金拠出等の動きが多くありますが、昨年度より続くコロナウィルス感染拡大の影響により活動中止・開催方法の変更により例年よりも活動経費が減少しております。
また、コロナウィルスの感染拡大を受け、当クラブでは会計面での対応策の一つとして前年の終わりに従前の年2回の会費徴収を会員の申し出により年2回以上に分割できるように細則を変更いたしましたが、本年はその制度を利用する会員はありませんでした。

 
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SAA:原 いづみ
 
 今年度、公式な役割としてはSAAとなっておりましたが、その職務よりも遥かに多く時間を割いたのが事務局としての役割でした。これまで事務局は会長が請け負うのがこのクラブの慣例となっておりましたが、2年前に大塚さんに会長をお引き受けいただくようお願いした時に交わしたお約束でしたので、皆さんのご協力をいただきながらその約束はしっかり果たすことができたと思っております。既にこのクラブで会長兼事務局兼・・・と大概のことは経験しており、事務的なことは基本的に会長から任せていただいていたこともありましたので、運営についてはやりやすいようにやらせていただきました。

 SAAとしては、例年のガバナー公式訪問およびガバナー補佐訪問といった移動例会に加え、今年度は昨年9月より米山奨学生の世話クラブとして奨学生を受け入れたことから、奨学生が入国して以降1月より移動例会ないし懇談会の機会が増え、そうしたことから活動計画書に記したいくつかの項目では、これまで何度も経験したSAAのなかでは最もその役割を果たす機会が多かったと思います。
 これまで移動例会などではガバナー事務所会議室を会場とすることが多かったのを、奨学生を迎えて定期的に実際に集まる必要ができたとき、諸々な面で都合がよいということで事務局をその会場とさせていただきましたが、これは次年度も引き続き継続されるようです。
 
 会員の減少、コロナ禍という状況にあって、どのような活動がクラブとしてできるのか、あるいはできないのか、今年度スタート当初は何もできないで終わってしまうのではないかと正直なところ危惧しておりましたが、昨年秋頃に提案した規格外米を使っての奉仕活動が、クラブの理解を得て「アーカス湘南ロータリークラブお米プロジェクト ~ご飯を食べてポリオを根絶~」としてスタートし、約半年の実施期間で18万円弱の寄付を集めることができました。
 プロジェクト開始後まもなくして二度目の緊急事態宣言の発令があり、しばらくして解除されたかと思いきや三度の発令、その後も蔓延防止措置法など、対面での会合の機会が持てない時期にあって、寄付の協力者集めは大変難しいものだったと言わざるを得ません。クラブのウェブサイトやFacebookなど、また例会では毎週の委員会報告として掲載しておりましたが、残念ながらこうした方面からのご協力いただけた方は殆どおらず、いかに対面での呼びかけが大切か、効果的かということを痛感させられました。動かずして得られるものはない、ということでしょう。
 それでも、52件、176,000円という寄付を集められたことは、これは大塚会長のご尽力によるところが大きく、率先してたくさんのお声がけをしていただいた会長の活躍に感謝するところですが、提供したお米を有効活用していただけたことは大変有難く、同時にクラブの活動実績としてまた一つ残せたことも嬉しく思います。

閉 会

点 鐘

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