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第324回例会2021年12月15日(水)0:00〜2021年12月21日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

会長の時間

2021-22年度会長 田代 晴香

皆様ごきげんよう。

 

日本では新型コロナウイルスが少し落ち着いたか思ったら国外でオミクロン株が蔓延しております。幸にも現段階では日本でのオミクロン株の市中感染は確認されていませんが、空港検疫での確認は17人と確実に日本国内への侵入はある状態です。ヨーロッパではクリスマスのイベントでの感染拡大が問題になっており、日本国内でも年末年始の帰省や旅行で第6波を生み出してしまうのではないかと危惧しております。

 

私の住む、箱根では11月の祝日あたりから紅葉シーズンも重なり、観光客の数が増えてきており、11月の祝日の時は、芦ノ湖の遊覧船や海賊船は乗船待ちの行列ができる程と聞いています。首都圏からのアクセスが良い箱根だからこそ多くの方が来て下さるのかもしれませんが、各地の観光地も全国の感染者数が減ると増えてきているように感じます。先日、名古屋に出張に行った際も名古屋駅の人の出はコロナ以前と変わらず、新幹線の乗客数も確実に増えてきています。第5波を乗り越え、各病院でのコロナ病棟の閉鎖が見られ、国や都道府県の規制が緩和された今、年末年始が重なってしまっており、国民一人一人の感染防止意識によっては感染力が強いと言われるオミクロン株による第6波はすぐそこにあるのではないでしょうか。

 

中々終息を見せない新型コロナウイルスではありますが、12月のロータリー友に疾病予防と治療月間特集で「コロナ禍でも負けない私の!『元気に過ごすコツ』」という記事がありましたね。個人編ではスポーツや趣味、2拠点生活など、身体的・精神的健康に繋がる紹介で消化されている方々のお顔が生き生きとされていて、私も何か初めて見たいと思ってしまいました。企業編では当地区、大和中ロータリークラブの辻氏の取り組みが紹介されており、辻氏が食育活動をされていることを初めて知り、当クラブの卓話をお願いしたいと考えております。その他にも当地区のポリオ根絶ラッピングバスの紹介もありました。身近な方の記事があると友を読むのが更に楽しくなりますね。

我々のお米プロジェクトも友に投稿してみましょうか?

幹事報告

2021-22年度幹事 大塚 和光

◆ロータリー文庫デジタル化済資料廃棄の件◆
<文庫資料廃棄のお知らせ>

 

◆ガバナー月信12月号◆
下記よりご覧ください。
<月信2021.12月号>
(※今年度印刷物での配布は行いません。必要な方はダウンロードして印刷ないし保存してください。)

 

◆ハイライトよねやま11月◆
米山記念奨学会よりハイライトよねやま11月号がまいりましたのでご報告いたします。
<ハイライトよねやま11月号>

 

◆ロータリーレート◆
12月 1ドル=114円

 

出席委員会

◆出席報告◆
第322回例会 出席率 100%
会員数3名 出席者2名 欠席者1名(メイクアップ補填)

 

第323回例会 出席率 66.66%
会員数3名 出席者2名 欠席者1名

奉仕プロジェクト委員会

Make Up

第323回例会のビジターコメント

川崎ロータリークラブ
元沢 伸夫 様


会長のお話を時々拝見して勉強しております。今回の「木材の電気」のお話も大変深いなと考えさせられました。この件だけでなく、過去に当たり前のように思っていた常識が、実は現在全く逆の状態にアップデートされていることは意外と考えてみるとよくあるなと思います。「常識」と思考を停止するのではなく一度疑ってみる癖をつけたいと思います。

Smile Box

第323回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

卓話者 十一代目大塚重郎右衛門 様

きものがたり歳時記(二十七)

十一代目大塚重郎右衛門

 

屑繭が「正しき繭」ではないからといって馬鹿にしてはいけません。繭はどんなものでも本当に文字どおり余すところなく利用されました。毛羽までも、です。真綿は綿入や褞袍、布団などを作る時に綿がずれるのを防ぐためにも使われましたし古くは女性の帽子としても使われました。

 

綿(わた)
木綿わた・木綿(きわた・パンヤ)・真綿(絹綿)の総称。防寒の意味から、冬に許用する。近年化繊綿・ビニロン綿が出現した。負真綿(おいまわた)。

綿を干す寂光院を垣間見ぬ       虚子
斯くするが今のわが身ぞ負真綿     立子

 

この引用している季寄せは昭和四十八年刊のものですから、ここでいう「近年」は勿論それ以前、半世紀ほども前の事です。負真綿も現在は殆ど死語でしょうね。上着と下着の間の背中の部分に広げた真綿を挟んで保温とするもののことです。また、真綿で作った袖無し状の保温衣、上等な「ちゃんちゃんこ」のことも指します。虚子に「負真綿落して歩く我は老」の句があります。昔から大抵は年寄か子供のものだったようです。

 

綿帽子
真綿を延べひろげて作った帽子。江戸時代中ごろまでは、武家の婦女が被った。かずき綿・てぼそ・こきん綿。

綿帽子ありてこの家死に絶えし    たけし

 

綿帽子は和式の婚礼の儀で花嫁が文金高島田と呼ばれる日本的な高い髷を結った髪の上に頭を覆う形で被る白い袋状の被り物をいいます。元々は真綿を加工して広げて作る防寒具のことでしたが後に婚礼衣装のひとつとなりました。置き綿、被き綿(かずきわた)、額綿(ひたいわた)などとも言います。角隠しと同様の使い方をしますが、綿帽子は白無垢の場合だけに用いるものとされます。角隠しは白無垢・色打掛・引き振袖にも合わせる事が出来ます。通例、綿帽子は挙式の際に着用し披露宴では着用しません。
隆房卿艶詞絵巻等に描かれているように、鎌倉時代以前より高貴な身分の女性が外出する際には頭の上から身体をすっぽりと覆う被衣(かづき)と呼ばれる袿(うちぎ)あるいは薄い衣を袖を通さずに被っていました。室町時代には小袖の襟を前に下げた形で用いられるようになりました。
被衣というのは薄い着物で、その着物を頭からベールのように被るものです。牛若丸が弁慶と五条大橋で出会った時、牛若丸が被衣をかぶっていたため弁慶が最初は女童と勘違いしたというエピソードがありますが、その時牛若丸が被っていたのが被衣です。牛若丸とは源義経の幼名です。
これらは元々は外出する際の埃除けや防寒が目的でした。江戸時代になり被衣に代わるものとして真綿で作った帽子が若い女性に広まり、様々な形がつくり出されたのです。しかし、十八世紀半ばの宝暦年間以後は、もっぱら儀礼用としてのみ用いられるようになりました。現代における綿帽子は袷仕立ての白絹の布で作ったものです。
変わったところでは、日蓮宗では日蓮像に綿帽子を被せますが、これは小松原で額に傷をうけた日蓮に「おいち」という老婆が被っていた綿帽子を差し出したという逸話によるものだそうです。このことからも鎌倉時代には女性の被り物として普段使いされていたことがわかります。
現代では和装の結婚式で、洋装の結婚式のベールと同じように使われますが、旦那様になる人以外には顔を見せないようにするという意味を持っています。綿帽子の中は高く結い上げた髪を角隠しで覆っています。この場合の角は鬼を表しています。鬼とは生者ではなく死者を象徴するものです。ですから綿帽子で隠しているわけです。白無垢・角隠し・綿帽子の三つが揃って死者を表します。古く結婚式の日に白無垢・綿帽子で墓参りをしたというのは死者の蘇りを示唆します。死者を装うわけなんですね。
現在では白無垢と綿帽子は、真っ白で嫁ぐので相手の色に染まるという意味だと考えられています。しかし古来の和装の意味は違います。白は死者の色を表し、昔は切腹などの時や葬儀でも白い喪服を着ました。
日本の伝統として色には厳しい意味合いがありました。古来より白は死の色です。白無垢と綿帽子を被った花嫁は実家の娘としては一旦死ぬのです。目出度い筈の結婚で白を身につけるのは娘として育った実家に分かれを告げる決意の証です。娘としての死を明確にするのが本来の意味です。一旦死なせるというのは随分と厳しいものですね。
結婚式が終わると角隠しを外して赤い打掛を着ます。角隠しを外すということは鬼ではない証になります。赤い色は血と同じ色で生きている人の色です。嫁ぎ先で新しく生きていくとの決意を表すために、赤い打掛や赤色の入った色打掛を着て角隠しを外すことで花嫁は妻として蘇ります。ですから白無垢と色打掛は二つ揃って意味があります。もしも白無垢だけで色打掛を着ないとしたら誕生がないことになり良くないことだとされていたのですがね。

 

※引用文は山本健吉編【季寄せ】(昭和四十八年文藝春秋社刊)による。

閉 会

点 鐘

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