icon_calendericon_facebookicon_gearicon_info!icon_keyholeicon_mailicon_personicon_smilelogo_rotary_2780

第360回 例会2022年10月12日(水)0:00〜2022年10月18日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2022-23年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。

 貧しい国ではいくら働いても生活に充分なお金を得られず、作物を育てる際にも化学肥料を大量に使うため身体も土壌も衰弱し、とても健康的な暮らしとはいえない状況に追い込まれてしまっています。このことは食糧生産に関してばかりではありません。例えば、Tシャツやバッグなど、私たちにとって身近な製品の材料であるコットンは毎年世界で2,700万トン生産されています。しかし、殆どは農薬や化学肥料を使用しているため環境に悪く、さらには児童労働の報告も後を絶ちません。そのような状況をなくし、生産者が健康で安定した賃金を得られるように作られた仕組みがフェアトレードです。

フェアトレード認証やオーガニック認証
 不公平な雇用体系の解決を目指し「国際フェアトレード認証ラベル」が設けられています。生産者の健康・地域の環境に考慮し持続可能な農業を続けられるよう、農薬不使用のオーガニックや、森林の生態系を維持するアグリフォレストリーといった農法を推進しているのもポイントです。

 引用:フェアトレードジャパン

 消費者である私たちは積極的にフェアトレード商品を選択することで、持続可能な農業や飢餓の問題解決を支援することができます。もし何かを買うとき、複数の商品で迷った場合は、ぜひフェアトレード認証の商品を選んでみて下さい。
 コーヒーひとつ取っても、フェアトレードコーヒーとそうでないコーヒーでは生産者に届くお金がまったく異なります。
 またオーガニック認証も生産者と地球環境に寄り添った商品です。
 国によってオーガニック認証マークは異なりますが、一部をご紹介します。

 何かを購入する場合は、これらの認証ラベルが貼られているかチェックしてみてください。

食糧の多様化
 世界で消費されている代表的な炭水化物は小麦、コメ、イモ類、トウモロコシなどですが、これ以外にも世界にはまだまだ栄養価の高い代表的な食料は多く存在します。これまでのメインとされてきた食料の枠を取り払い、その他に約25万種類存在するとされる農作物の価値を理解し活用することが求められます。食糧の多様化はある意味、限られたものへの依存から解放されることになり、バラエティに富んだ食生活を送れる糸口になるでしょう。

 それには消費者の理解、生産者の理解、経済がまわる仕組みつくりが重要となってきます。
その為には貧困の解消、国際紛争の解決、教育の普及などなど、なすべきことは山積です。

 子供達が飢餓を知らずに育ち笑顔で暮らせるように。「出来ることを出来るだけ」です。

幹事報告

2022-23年度幹事 原 いづみ

◆地区大会2日目 10月16日 バスの運行時間 変更のお知らせ◆
 地区大会2日目、10月16日(日)のシャトルバスの運行時間が変更になりました。

 ◎大型バス 2台 バス会社「バス窓」
  運行時間 JR相模原駅〜市民会館間 11:00〜13:00 17:30〜20:00の運行
                   2台のフリー運行になります。

   乗車場所は三菱銀行の前 付近 定期バス乗り場ではありませんのでご注意ください。
  地図は下記よりご確認ください。
 【地区大会交通地図

 

◆2022年決議審議会 決議案 閲覧可能のお知らせ◆
 2022年決議審議会の決議案がオンラインにて閲覧可能になりました。
 下記の何れかからご覧ください。
 https://msgfocus.rotary.org/c/14vNGh3DcspOqXQST6DGIR6Oc7Rd
 https://msgfocus.rotary.org/c/14vNGjOV2Wzxq3s90m1MklTWHy9P

 •決議審議会:よく尋ねられる質問
 •決議審議会の手続規則
 •決議案の読み方ガイド

委員会報告

出席委員会

第359回例会 出席率 66.6%
 会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名

Make Up

第359回例会のビジターコメント

前回はありませんでした。

Smile Box

第359回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

米山月間卓話


まずは概要を説明します。
ロータリー米山記念奨学事業は、日本のロータリーが作り育てた独自の事業で、34地区、全地区が参加する多地区合同プロジェクトです。

1952年に事業が始まって以来、一貫して、日本で学ぶ外国人留学生を支援しています。
「公益財団法人ロータリー米山記念奨学会」というのは、この事業をおこなうために、日本のロータリーが協同して運営する奨学財団で、財源はすべてみなさんからのご寄付で成り立っています。

この奨学金の最大の特長は「世話クラブ・カウンセラー制度」です。銀行振込が多い他の奨学金とは違って、米山奨学生にはロータリー活動に共に参加してもらい、交流することを大切にしています。
いったんカウンセラーになると、ロータリークラブの活動そのものに熱心になる方も多く、入会間もない会員にカウンセラーを任せるというクラブもあります。
実際にカウンセラーを体験した方からは、「刺激を受けることが多く、自分の仕事やプライベートに張り合いが生まれた」、「家族ぐるみの付き合いで自分の子どもに国際交流を体験させることができ、ロータリーに入会して本当によかった」
という声が寄せられています。


米山奨学会が財団設立50周年を迎えた2017年から、2年に1度、世界の学友が集まる「集い」を学友会主催で開催しています。
今年は、本来であれば台北で開催予定でしたが、残念ながらコロナのため中止となりました。
次回は2年後の2023年8月、関東の10地区学友会の協力で主催する「再会 in 関東」が開かれる予定です。
詳細については、米山奨学会ホームページなどで随時ご案内しますので、ぜひご参加ください

<参考>
過去に開催された世界米山学友の集い
1回目:2017年「感謝in熊本」
2回目:2019年「絆inモンゴル」
(2021年「出会いin台湾」がコロナのため中止)


米山奨学生の採用は、全国統一の基準があります。

「将来の目標・留学の目的がきちんとしているかどうか」
「交流への熱意があるかどうか」
「人柄の良さ」
「コミュニケーション能力の高さ」

詳しい評価項目は公表していませんが、全国統一の評価項目を使って、各地区の選考委員会が面接選考をしています。もちろん、応募書類の審査もしています。

ロータリー米山記念奨学会は2012年に公益財団法人となり、
より一層の公平性・透明性を確保するため、このように全地区共通の選考基準で選考をしています。

そのうえで、例えば「国籍や県別割合の調整」「地区独自に実施するグループディスカッションの評価」など、地区の裁量を加えて良いことになっています。

米山奨学金はお金に困っている留学生の経済支援ではありません。
珍しい国だから、生活に困っているから、学校の成績が優秀だから・・・。いずれも、ただそれだけでは米山奨学生に合格しないのです。


当地区では今年度、32人の奨学生を受け入れています。出身国・地域は、中国、マレーシア・韓国、台湾。スウェーデンやコロンビア、アフガニスタンからの奨学生も採用されています。来年、2022学年度の割当数は31人、これに加えて、海外応募の奨学生などが加わる可能性があります。


米山奨学金について少し詳しく見ていきます。


2020ー21年度の寄付金収入は13億3,684万円(前年度13億3,600万円)と、その前の年度とほぼ同額でした。

上段グリーン色の有価証券の配当金(※1)は、事前の取り決めにより、奨学金にのみ使用しています。みなさまのご寄付はほとんどが奨学金に使われていますが、奨学金以外、例えば地区や世話クラブへの補助費、事業部門の職員人件費などにも一部使われています。

米山奨学事業は、規模が非常に大きい事業であるにもかかわらず、管理費は支出のわずか3%です。
昨年度は、事務局のコロナ対策にかかわる物品購入があり、管理費がわずかに利子収入を超えてしまいましたが、基本的には利子収入で賄っていくよう努めています。

(※1)2016年9月に坂本ドネイション・ファウンデイション株式会社(SDF社)から当財団に寄贈された株式の配当金となります。


これは、地区別の個人平均寄付額です。

昨年度の全国平均は15,516円でその前の年度より全体で500円ほどアップ。最も高かったのは、第2590地区(神奈川県横浜市・川崎市)の27,421円でした。
当地区はピンク色の棒グラフで、一人あたりの平均は昨年より700円ほど減少しましたが19,633円、全国で7番目のご寄付をいただきました。皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。


もう少し詳しく見てみますと、当地区の個人平均寄付額19,633円のうち、普通寄付金は平均4,800円、全国平均は4,865円。また、特別寄付金は14,833円、全国平均は10,651円でした。


次は、特別寄付者の割合です。
棒の高さは会員数の多さを示しています。会員の中で、個人として特別寄付をした人の割合が黒い部分です。全国平均は45.8%、当地区は72%でした。
ちなみに、トップは第2650地区(福井・滋賀・京都・奈良)で、約83%のロータリアンが特別寄付をしています。


巣立った奨学生のOB組織、米山学友会は日本に33、海外に9つあります。
日本は34地区なので1つ足りないように見えますが、日本の全地区に学友会があります。
(北海道=ロータリー地区は2つですが、学友会は「北海道米山学友会」の1つであるため)

それぞれ、親睦を深めたり、自主的に社会奉仕活動をしたり、ロータリーの活動に協力したりしています。


各学友会ではさまざまな活動をしています。昨年度の活動を一部ですがご紹介します。

左上、第2840地区(群馬)学友会では、地域のお祭りで飲み物を配布したり、ゴミの分別をするボランティアを引き受けてくれました。

右上、第2750地区(東京)学友会では、カンボジアの子どもたちに読書の習慣を身に付けて欲しいと、小学校へ本や文具を寄贈しました。

左下、関西学友会(大阪)では、ローターアクターと一緒に和食文化の体験会を開催しました。

右下、第2790地区(千葉)学友会は毎年、地区内のロータリー学友やロータリアンに声を掛け、「ロータリーデーBBQ大会」を開催しています。


海外の米山学友会も頑張っています。

左上、台湾米山学友会です。台湾に留学する日本人への奨学支援は今年11年目を迎え、累計36人の日本の若者を支援しています。

右上の韓国でも、先程の台湾にならって、日本人留学生への奨学金を支給してくれています。今年で累計14人の日本人がお世話になっています。

左下、マレーシア学友会では、子どもの通学時のマスク着用が義務づけられたことにより、国内各地の学校に大量のマスクを寄贈しました。

右下は、スリランカ学友会です。健康診断に行くこともできない貧しい村で医療キャンプを実施し、薬や老眼鏡を提供しました。


巣立った奨学生たちは、個人としてもさまざまな形で活躍しています。教育や研究、NPOやNGO、起業する者などあらゆる分野にわたっています。
豆辞典や米山学友の群像といった米山の資料で多くの学友を紹介しています。ぜひご覧ください。

ロータリーに親しんだ学友たちは、卒業後も、ロータリーとのつながりを持ち続けたいと願っています。
その1つとして、ローターアクトに入会する学友、また、ロータリアンとしてクラブに入会する学友がいます。
現在、ローアリアンになった学友は257人おり、その中には、ガバナーになった学友も3人います。

また、米山学友が中心となって設立したロータリークラブは国内外に5つあるほか、昨年度は米山学友が中心となった衛星クラブが第2570地区で設立されました。

<参考>
※ガバナーになった米山学友
1人目:韓国の林隆義さん(リムユンウィ/1997-98年度 第3650地区ガバナー)
2人目:台湾の許国文さん(きょこくぶん/2005-06年度 第3490地区ガバナー)
3人目:台湾の林華明さん(りんかみん/2015-16年度 第3520地区ガバナー)

※韓国では2016年に、米山学友による衛星クラブ、「韓国米山セソウル・ロータリー衛星クラブ」が設立されましたが、残念ながら現在は解散しています。


米山記念奨学事業の成果、それは「学友」そのものです。

2011年、東日本大震災が起きた時に、発生直後から日本の無事を願うメッセージが相次いで寄せられ、国内外の学友から760万円の義援金が送られました。
熊本大地震の時にも、上海米山学友会から20万円が寄せられました。

そして今年7月、熱海で発生した土砂災害のニュースを見た台湾学友会がすぐに募金を開始し、米山学友60人から寄せられた150万円を台湾から送金してくれました。

こうした日本で起きた災害への義援金以外に、米山奨学会へ寄付してくれる学友がの寄付のほとんどはロータリアンによるものですが、実は学友からも、先ほどの義援金以外に、累計3,980万円の寄付をいただいています(2021年6月末)。

毎月1万円、毎月2,000円など、こつこつ継続して送金してくれている学友もいます。

こうした「寄付」という形でのロータリーへの恩返しは、他のプログラムではあまりみられないものです。


まずは危機管理について。
米山奨学生は、ほぼ全員が成人しているとはいえ、まだ大学・大学院で勉強する学生です。青少年交換学生と同様に、彼らの安全を常に気にかけてくださいますよう、お願いします。

①自然災害の場合。有事の際、奨学生と世話クラブ役員、または、奨学生と地区米山委員会、あるいは学友も含めたSNSグループを作っておくと、いざというときに迅速に確認を取ることができます。
②病気や事故。留学生は国民健康保険に加入しているので、医療費は3割負担ですが、入院・手術の際に必要な高額医療費の申請手続きは、外国人にとって非常に難しいものです。また、海外でのケガや病気は不安が大きいので、できる限りケアをお願いします。米山記念奨学会では、2020年4月から、現役奨学生が例会出席の道中に起きた事故や病気に対する保険に加入しています。何かあれば申請してください。
③ハラスメント。セクハラ・パワハラに巻き込まれないために、奨学生とできるだけ接しないようにする…というのは、事業本来の目的から遠ざかるものです。米山奨学会では専用電話ダイヤルを設けており、奨学生はもちろん、ロータリアンも相談可能です。また、ロータリアンが訴えられた場合の賠償責任保険もありますが、適用範囲は、ガバナー、クラブ会長、地区米山奨学委員長などです。
いずれの場合も、何か問題が発生した場合は、まずは地区米山奨学委員会へ迅速な報告・相談をお願いします。

参考:『カウンセラー・ハンドブック 2020学年度』 p22-23


公益財団法人ロータリー米山記念奨学会は、実際の奨学生の選考、お世話などの業務を、地区・ガバナー・世話クラブへ「委託」する形となっています。これまではその点を明文化することなく運営してきましたが、内閣府からの指摘により、「業務委託に関する規程」を整備しました。

そして2020学年度採用分から、「米山奨学会」と「地区」との間でまず覚書を交わし、続いて「地区」と「世話クラブ」との間で覚書を締結していただいています。これは、1回限りではなく、毎年実施するものです。奨学生に関してやっていただく内容はこれまでと変わりなく、互いの位置づけを改めて明文化した、ということになります。今年も12月頃からガバナー・ガバナーエレクトと奨学会との間で覚書を交わし、来年2月頃から、地区と、世話クラブ会長・会長エレクトとの間で覚書を交わしていただきます。どうぞよろしくお願い致します。

<参考>
※ロータリー年度(7~6月)と奨学生の学年度(4~3月)が異なるため、地区においてはガバナーとガバナーエレクトの連名、世話クラブにおいては会長と会長エレクトの連名によるサインが必要です
※地区では2021学年度奨学生の世話クラブが決定次第、正式採用までの間に、世話クラブとの覚書締結を行っていただくことになります。


公益財団法人ロータリー米山記念奨学会は、昨年、内閣府賞勲局(しょうくんきょく)から、「紺綬褒章(こんじゅほうしょう)」の公益団体に認定されました。これにより、2018年9月12日以降のご寄付で、個人の場合は500万円以上、団体・企業などは1,000万円以上を当会へ寄付していただき、定められた条件を満たした場合に、紺綬褒章の授与申請をいたします。あらかじめ申し出ていただいた場合には、分納による寄付も可能です(分納期限に制限はありません)。
紺綬褒章とは、公益のために私財を寄付し功績顕著なる方々に対し、天皇陛下から授与される栄典です。関心のある方は、米山記念奨学会事務局へお問い合わせください。


このたび、米山初の紺綬褒章受章者が誕生しました。
国際ロータリー第2630地区(岐阜県・三重県)上野RCの丸山統正(まるやまむねまさ)氏が、米山奨学会へ多額の寄付をしたことにより、今年5月紺綬褒章を受章されました。7月6日のクラブ例会にて褒章伝達式が行われ、米山奨学会の水野 功副理事長から丸山氏へ褒状が贈られました。


現在、「ロータリーの学友」は、次のようなプログラムに参加したことのある人を指します。
インターアクト、ローターアクト、RYLAは皆さんよくご存じだと思います。留学生支援というくくりで言うと、ロータリー平和フェロー、グローバル補助金または地区補助金によるロータリー奨学生、ロータリー青少年交換学生、そして、米山記念奨学生もロータリーの学友です。

<参考>
これ以外には、新世代交換、職業研修チーム (メンバーとリーダー)、国際親善奨学金、大学教員のための補助金、研究グループ交換(メンバーとリーダー)、ロータリー・ボランティアなどが含まれる

閉 会

点 鐘

過去の例会過去の例会のアーカイブ