第367回 例会2022年12月7日(水)0:00〜2022年12月13日(火)23:59 開催
開 会
点 鐘
国 歌
ロータリーソング
四つのテスト
会長の時間
2022-23年度会長 大塚 和光
皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。
新聞、雑誌等の記事を通じて、SDGsに取り組むことは企業、団体等のイメージアップにもなっていることがわかります。ロータリーのような団体でも同様に考えられると思います。事例を見るとSDGsは簡単に始められるものから難易度の高い取り組みまで様々なものがあります。そこで、SDGsに取り組む企業のメリットについて考えてみます。
〇売上・利益の向上が見込める。
SDGsの取り組みによって新規事業への参入や新製品・サービスの開発が可能になり、売上げアップ・利益アップに繋がります。また、SDGsの取り組みによって会社の信用度がアップし売上・利益アップに繋がる期待も見込めます。
〇企業の信頼性が高くなる。
SDGsは社会問題や環境問題を解決する取り組みを行う企業なので、社会からのイメージアップに繋がります。取引先の会社やお客様からの信頼をアップさせることによって事業の幅も広がります。
〇社員のモチベーション向上。
SDGsの取り組みは社員の仕事に対する満足度が高まり、仕事のモチベーションが向上することができます。良い職場環境を作り出すことで社員の会社に対するロイヤリティ向上も期待できるので、離職率を減らすことも可能です。
SDGsは企業側に大きなメリットを得られますが、注意すべきポイントもいくつかあります。
〇取り組みを長く続けられるか確認しよう。
SDGsは短期的に実行するプランでは無いので、持続的に取り組める内容を考える必要があります。また取り組み内容を維持できるか確認することも重要です。
〇独自要素を取り入れよう。
SDGsの取り組みに独自要素を取り入れる事によって説得力が増します。自社商品やサービスならではの取り組みを実施すると企業アピールもしやすくなるのです。
〇社内でも受け入れられるか確認しよう。
SDGsは素晴らしい取り組みですが、社内のモチベーションが上がっていない状態で無理やり始めると失敗してしまいます。逆に社員のモチベーションが下がって取り組みが停滞してしまう恐れもあるので注意しましょう。社内でも賛成されるような内容を考えることが重要です。
〇SDGsの取り組みは社会貢献の意識を向上させる。
SDGsの取り組みは社員一人ひとりの社会貢献の意識を向上させることができます。
SDGsは世界規模で意識されている目標なので、国内でもSDGsの意識を高めて行くことが重要です。ただ、日本国内でもSDGsの話題が出ているものの、実行している企業はまだまだ少ないのです。多くのロータリアンは企業経営者でもあります。「SDGsに取り組んで企業の信頼性を向上させてみたいな」「社会貢献できる企業にしたいな」と感じる人は、手軽に取り組める所からはじめてみましょう。
前回、SDGsに関連した新聞記事などを取り上げてみました。二番目にとりあげた広報誌の中で「平和と公正をすべての人に」だけが取り上げられていませんでした。いささか気になったので取り組んでいる企業はないものか、取り組んでいるとしたら、どのような取り組み方をしているのだろうか調べてみました。 矢張りSDGsの目標16における日本の企業や団体の取り組み事例は多くはないようです。
〇オカムラ:コンプライアンスの推進や人権の尊重など。人権を尊重することを徹底し、個性や多様な文化を理解するよう努める。社内外の差別を排除していきながら、高い倫理観に基づいて公正かつ透明、誠実な企業活動を実施。
〇スタイル・エッジ・グループ:公正なサービスの提供および、適切なコンサルティング。トラブルを抱える人々と専門家をつなぐ事業を展開。誰もが平等に問題解決へと目指せるように取り組む。独自にシステムを開発し司法をすべての人々にとって身近なものになるよう活動。
〇フォーバルテクノロジー:徹底したリーガルチェック。反社会的勢力との取引を排除し管理者に対しても未然防止のための指導を継続的に実施。組織的な監視を徹底し、すべての人への平和や公正をもたらすことを目標。
〇ガールズスカウト日本連盟:ジェンダーによる差別や暴力について学ぶ機会を提供。小学校1年生~25歳を対象に「 Stop the Violence(STV)キャンペーン」として活動。少女に対する暴力をなくすためのキャンペーンを展開し、「身体的暴力」「人身売買」「いじめ」「性的暴力」などさまざまな問題がある現状への理解を深め、少女たちがそのような問題から身を守ることができるようにするための取り組みに注力。
世界における取り組み事例はもっとあるかもしれません。一部を挙げておきます。
〇ネスレ:腐敗防止に関する国連グローバル・コンパクトの原則10をビジネス原則と業務行動規範に組み入れています。
〇インテル:インターネットなどでの個人の表現の自由や人権を守るため、テクノロジー製品における自由や人権への影響を調査しています。
〇フローア:「事業を失っても腐敗を許さない」を目指し、透明性のある事業展開を実現。
〇ゼネラルエレクトリック:上級国際弁護士プログラムによる司法サービスの提供や、法的環境の課題に取り組むための会議の実施など。
しかし、取り組みについての難易はあるにしても、全体的に見れば国内でもSDGsに取り組む企業が年々増加しており企業全体の約5割は何らかの形で取り組んでいます。
〇SDGsに取り組む企業・取り組みの内容
味の素株式会社 ・貧困層の栄養状態の改善・フードロスの課題解決
伊藤園グループ ・社会対応力の向上・CSR/CSV経営
SMBC日興証券 ・サステナビリティ推進会議の設置・CSuOの任命
株式会社KOSE ・国連グローバル/コンパクトに署名・「正しきことに従う」を根幹に基盤となるポリシーを定める
佐川急便株式会社 ・モーダルシフトの推進・レジリエンス強化とエネルギーの多様化
大和ハウス工業株式会社 エネルギー「ゼロ」の住宅/建築物を普及
ミズノ株式会社 ・より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する
ヤフー株式会社 ・人権ポリシー・脱炭素/自然資本の保全/国際責任の遂行
UCC上島珈琲株式会社 ・生物多様性宣言
多くの大企業や有名企業が率先して行っているSDGsは今後も増え続ける見込みです。
ブランド総合研究所ダイヤモンド・セレクト編集部ライフ・社会企業版SDGsランキング2021【全100位・完全版】より。 (・・・順位の変動が激しいですね。)
幹事報告
2022-23年度幹事 原 いづみ
◆2022年12月|疾病予防と治療月間|リソースのご案内◆
詳細は下記よりご覧ください。
【2022年12月|疾病予防と治療月間】
◆ガバナー月信12月号◆
下記よりご覧ください。
【月信2022.第6号】
◆ロータリーレート◆
12月 1ドル=138円
◆青森県津軽地方豪雨災害支援金のお礼と報告◆
ガバナー事務所より「第2830地区 田中常浩ガバナーより、お礼と報告が届きました」とのお知らせが届いています。
詳細は下記よりご覧ください。
【青森県津軽地方豪雨災害支援 お礼と報告】
◆2022年度 手続要覧 ダウンロードのお知らせ ◆
My Rotaryから2022年版の手続要覧がダウンロードできるようになりました。
手続要覧には国際ロータリーの定款、細則ならびにロータリークラブの
標準定款、推奨細則が記載されております。
標準定款はそのまま各クラブの定款とすることがロータリークラブの条件になっており、
細則はこの定款に抵触しない範囲で、クラブの裁量を盛り込むことができるようになっております。
これらは本年度7月より有効になっておりますので、
クラブの実情に合わせて細則の内容を検討し、
各クラブ手続に従って、取り急ぎ従来の定款、細則から改訂してください。
細則についてはクラブの裁量部分が多いので、書式については
過去のクラブ細則を参考になさると良いかと思います。
さらに手続要覧には様々なロータリーの重要な資料も記載されておりますので、
会員の皆様全員がダウンロード、一度は熟読し、お手元に備えておく事を、強く推奨いたします。
◎公式な組織規定文書を含む『2022年手続要覧』のPDFは、
https://my.rotary.org/ja/document/manual-procedure-035をクリックしてダウンロードできます。
◎『手続要覧』をはじめ、各種の組織規定文書は、My ROTARYの次のページからダウンロードが可能です。
:https://my.rotary.org/ja/learning-reference/about-rotary/governance-documents
委員会報告
出席委員会
第366回例会 出席率 66.6%
会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名
奉仕プロジェクト委員会
2020-2021年度より始めたお米プロジェクト。今年は今のところ申し込みが芳しくありませんが、選別作業は細々と続けております。お申し込みが増えるよう、皆さん協力のお声がけをお願いいたします。
Make Up
第366回例会のビジターコメント
前回はありませんでした。
Smile Box
第366回例会のスマイル報告
前回はありませんでした。
カレンダー
卓 話
今月のRI会長メッセージ紹介
2022年12月 RI会長メッセージ
ジェニファー E. ジョーンズ
2022-23年度会長
ザンビアのルサカ郊外でロータリーリーダーのグループとお会いした際に、私はこう尋ねました。「マラリアにかかったことのある方はいますか」すると全員の手が挙がりました。そしてマラリアにかかった1度目、2度目、3度目の経験について話しだしたのです。マラリアは多くの開発途上国において病気と死亡の主因の一つになっています。
しかしこの方々は幸運です。医療を受けられて、命を救う薬を手に入れられたのですから。ザンビアの農村部に暮らす人びとにとって、状況はまったく異なります。
私はあるとき小さな農村を訪れ、小さな木製ベンチに腰かけて、ティモシーとその若い息子のネイサンと話しました。カメラクルーがこの様子を撮影している中 、ネイサンにマラリアの兆候があらわれた時のことをティモシーが話してくれました。近所の地域医療従事者の家に連れて行き、そこですぐにもらえた薬でネイサンの命は助かりました。
ティモシーはまた、数年前に別の息子がマラリアにかかったことを落ち着いた声で話しはじめました。そのときは、子どもを抱えて8キロ以上離れた診療所へと駆けつけなくてはなりませんでした。その子を背に乗せて自転車をこいでいると、息子の足が冷たくなって小さな体から力が抜けていくのを感じたと言います。ようやく診療所にたどりつくと「助けてくれ」と叫びましたが、もう手遅れだったのです。カメラマンは撮影をやめ、あたりは静まりかえりました。嗚咽しはじめたティモシーを私はしっかりと抱きしめました。「息子を亡くした。息子を亡くしました」と、声を絞り出すようにして言っていました。
ザンビア滞在中に、これとまったく同じ話を私たちは何度も耳にすることになります。それでも、希望はあります。ザンビアでマラリアとたたかう「Partners for a Malaria-Free Zambia」が大規模プログラム補助金初の授与対象として選ばれ、人びとの命を救っています。ザンビアの二つの州では、2,500人のボランティア医療従事者が地域社会で選出されています。医療を必要とする人びとに医療を届けるために訓練を受けているので、マラリアやその他の疾患を診断し治療することができます。