第391回 例会2023年6月14日(水)0:00〜2023年6月20日(火)23:59 開催
開 会
点 鐘
ロータリーソング
四つのテスト

会長の時間
2022-23年度会長 大塚 和光
皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので、先ずは、ご挨拶。2022-23年度会長を務めます大塚和光です。どうぞ、よろしくお願い致します。

なぜ、水不足問題が発生してしまうのでしょうか? その原因を理解し、私たちが生活の中で意識できることを考えてみましょう。
人口増加・産業発展
まず、「水の使用量が増えていること」が挙げられます。その背景には人口増加と産業発展があります。先述した通り、世界の総人口は2050年には約97億人に増加すると予測されています。人口が増えるほど水の使用量は増えますが、水は限りある資源です。使用する量が増えれば増えるほど、水不足は深刻になっていきます。
また、水は工業や農業にも利用されています。産業発展に伴う生活レベルの向上により、生活に必要な水の量も増えてきています。その利用において、排出される工業排水や生活排水が河川や海、地下水の汚染にもつながっているのです。
気候変動
そして、地球温暖化による気候変動も大きな原因となっています。温暖化は降水量だけでなく、雨の強さや頻度も変化させています。降水パターンが激しく変動するため、季節や月ごとで見ると、水不足に悩む地域が出てきやすくなると言われます。雨だけではなく、気温上昇による積雪の減少や雪解けの早まりは、春夏の水源量に大きく影響します。
気候変動が引き起こす大雨による水害や干ばつで、水が必要な時に必要な場所で効率よく利用できなくなります。それは飲料水だけではなく、産業や農業にも大きな影響を及ぼしかねません。さらに、干ばつによって砂漠化が進行し、水不足だけでなく人の住める地域が狭められてしまう懸念も指摘されています。
開発による水源破壊
都市化による開発などで森林伐採が進み、水を蓄積していた森も減少したりするなど、水源破壊も原因となっています。
水不足問題を解決する日本の技術と最新テクノロジー
世界で深刻化している水不足問題の解決に、世界一とも言われている日本の水処理技術が期待されています。例えば、地球上の水の97%を占める海水をろ過し、飲用水や生活水として利用できる淡水に変える海水淡水化技術があります。この技術では蒸発法と、RO膜でろ過する逆浸透(RO)法があり、RO法で使われるRO膜は日本メーカーが世界で50%以上のシェアで、中東やアフリカなど慢性的な水不足で苦しむ地域を中心に導入されているといいます。
海水と比較して3分の1のコストで飲み水を作ることのできる期待の資源として、下水が注目されています。この下水の浄化処理にも日本が開発した膜分離活性汚泥法(MBR)とRO膜を組み合わせたシステムが利用されています。下水中の病原性原虫類や大腸菌、ウイルスを除去し、きれいな水の精製を可能にしています。
自然界に生息する微生物の浄化能力を生かして水をろ過し、安全な水を作り出す浄水法に生物浄化法(EPS)もあります。低コストでメンテナンスも容易なことから貧困に苦しむ開発途上国でも導入しやすいというメリットがあると言われています。
このように、日本は海水淡水化や排水・下水再利用など水インフラで優れた技術を持ち、世界の水不足問題の解決に大きく貢献できると期待されています。
そして、AI(人工知能)をはじめとするICT技術も今後の水不足問題を解決に導く鍵となっていくでしょう。例えば、AIが可能にするデータの見える化や予測分析、制御誘導などを浄水や配水の制御システムへ応用することです。AIが気象などさまざまなデータを組み合わせて水需要を予測し、配水計画をリアルタイムで自動生成することで、常に最適な水の供給制御を可能にするでしょう。
原因を理解し、日々の生活で意識して行動することが大切
ただし、日本の優れた技術やAIなどの最新テクノロジーだけでは、世界の水不足問題の根本的な解決には至りません。私たち一人ひとりが水不足の原因を正しく理解し、できることを行動に移すことが大切です。
私たちは料理、歯磨き、食器洗い、トイレ、入浴、洗濯など、生活のあらゆるところで水を使用します。その際、使用を最低限に抑える節水を心がける。洗剤や油など生活排水を減らす。このように生活における水の利用方法を改めて見直し、温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出を抑えるなど、日々の生活の中でも皆が少しずつ意識することが水不足対策につながるのです。
日本では、水不足の問題は遠い国での出来事のように思えますが、自然にある資源が循環していることを忘れてはいけません。

私たちが使用する水の量
個人が使用する水の量
1人が1日に使用する生活用水は、約186リットルといわれています。特に先進国の使用量が多く、近い将来、社会発展にともなうアジア諸国での水使用量の増加が予測されています。国土交通省が公表した2013年のデータによると日本人の1日の平均水使用量は297リットル。世界平均の約2倍です。そのうち60%が風呂とトイレで使用されています(風呂:40%、トイレ:20%)。残りの40%が炊事や洗濯などです。
しかし、個人が使用する水は生活用水だけではありません。私たちがふだん口にしている食料を生産するためにも、多くの水が使われています。
バーチャルウォーターで使用量を考える
バーチャルウォーター(仮想水)とは、農畜産物を輸入する消費国が、仮に自国で輸入した食料を生産するとした時に、どの程度の水が必要かを推定したものです。ロンドン大学東洋アフリカ学科名誉教授アンソニー・アランが提唱した概念です。例えば、1kgのトウモロコシを生産するには1,800リットルの水が必要です。さらに牛の場合は大量の穀物を消費して育つため、1kgの牛肉を生産するにはその約20,000倍もの水が必要といわれています。
日本の食料自給率は40%と大半を輸入で賄っています。結果として日本の水資源は節約できますが、その輸入量が多いと輸出国の水資源の圧迫に繋がります。そして、水不足により生産に必要な水が確保できないと、当然輸出できる食料は減ってしまいます。海外での水不足や水質汚濁の問題は決して日本と無関係ではないのです。
地球では農業用水としてもっとも水が使われる
1900年以降、人口の増加と経済の発展により水の消費量は増え続けています。
世界で取水される水の約70%が農業に使用されています。人口増加にともない、食糧生産量が増えていることが原因です。2025年までに、農業・工業・生活用水の水量はさらに増加するといわれています。加えて、干ばつや大雨といった異常気象による水資源の圧迫が深刻化しています。水不足は特定の地域に限らず、日本のように農畜産物の輸入量が多い国も影響を受けるため、世界全体で水資源の用途を見直す必要があります。
幹事報告
2022-23年度幹事 原 いづみ
◆パキスタン洪水への復興支援のお願い◆
詳細は下記よりご覧ください。
【パキスタン洪水への復興支援のお願い】
クラブ事務局に手続きを依頼される場合は、2023年6月20日(火)までにご連絡ください。
◆2024年夏出発 青少年交換学生募集についてのご案内◆
2024年夏出発の青少年交換学生の募集が開始されました。
あわせて地区HPも更新されています。
申請書や要項はHPからもダウンロード可能です。
リンク:奨学金・留学制度 | 国際ロータリー第2780地区 (rid2780.gr.jp)
ガバナー事務所より送られてきた資料につきましては、下記からご覧ください。
【2024-25年度 国際ロータリー第2780地区 青少年交換プログラム 申請書-A4】
【2024夏出発 青少年交換学生募集ちらし】
【2024年夏出発 青少年交換学生応募受付の流れ】
【2024年夏出発 青少年交換学生募集の件(クラブ宛)】
【クラブ確認書(0601)】
【交換学生募集要項 一般(2024年夏出発)】
◆5月13日(土)開催「次年度クラブ幹事及び事務局研修」資料◆
ガバナー事務所より配信がありました。
詳細は下記よりご覧ください。
【【幹事研修】資料(2022-23)】
◆ハイライトよねやま279号◆ 2023年6月12日発行
下記よりご覧ください。
【http://www.rotary-yoneyama.or.jp/content/uploads/summary/highlight279_pdf.pdf】
委員会報告
出席委員会
第390回例会 出席率 66.6%
会員数 3名 出席者 2名 欠席者 1名
奉仕プロジェクト委員会
Make Up
第390回例会のビジターコメント
札幌ロータリークラブ 小山 信 様
会長の時間拝見させていただきました。
SDGs6番目の目標について私もいろいろインターネットで調べてみました。「バーチャルウォーター(仮想水)」という言葉を耳にしたことはあっても実際に身近な物で算出された数字を目にした事はありませんでした。
バーチャルウォーターとは食糧を輸入している国において、もしその輸入食糧を生産するとしたらどの程度の水が必要かを推定したもので、日本は海外から食料を輸入することによって、その生産に必要な分だけ自国の水を使わずにすんでいることになります。
環境省のHPにMOEカフェバーチャルウォーター量というページがありましたのでご参考までにですが、
【牛丼のバーチャルウォーター量】
1889リットル=ペットボトル500ml×3780本
牛肉70gはバーチャルウォーター量1442リットル=ペットボトル2884本
たまねぎ20gはバーチャルウォーター量3.16リットル=ペットボトル6本
ごはん120gはバーチャルウォーター量444リットル=ペットボトル888本。
以下カレーライス2190本、ハンバーガー2000本、コーヒー420本そしてビール226本。
衝撃でした。これを見てまずは小さなことでも自分ができること例えば節水シャワーヘッドでも買ってみようか。と思いました。
川崎ロータリークラブ 元沢 伸夫 様
今回は水について学ばせていただきました。たしかに日本で生まれ育つと、まず水についての問題意識をもつことがハードルの高いことだと思います。私がいる川崎には海も川もあり水資源が豊富です。いまいちど、子ども達に向けた教育面からできるこを模索したいと思います。
Smile Box
第390回例会のスマイル報告
カレンダー
卓 話
きものがたり歳時記(四十一)
卓話者 十一代目大塚重郎右衛門 様
平成天皇、つまり現在の上皇陛下と美智子上皇后様とのご成婚の頃、昭和30年代中頃の我が家は明治20年代に建てられたものでした。台所は既に大部分が板張りになっていましたが土間も多少残っていました。普段使われることはありませんでしたが竃も一対ありました。まだ公設水道が行き渡らない頃で、水道は屋敷内に三本あった井戸の一つからポンプで汲み上げた貯水タンクから送られる自家水道でした。井戸を使っていた名残の洗い場があり木製の冷蔵庫が置いてありました。氷屋さんが四角に切った氷を届けに来たものです。大きなものは入りませんから西瓜を冷やすときなどは外勝手の井戸を使っていました。
土間から板敷に上がると窓際が広い調理台になっていて家族と住み込みの店員さんなど20人ほどの食事の支度で女中さんや祖母などが殆ど一日中立ち働いていました。あまりお勝手にいると邪魔だとか男の子の来るところではありませんとか言われましたから、記憶が定かではありませんが流しは割合小さかったような気がします。板敷には薄べりという茣蓙が敷かれていて、店員さんたちはそこで食器一式が入った箱膳を使って食事をしていました。
寝茣蓙
暑気しのぎに蒲団の上に敷いたり午睡に用いる。寝筵。
雨近き風のしめりや寝茣蓙まく 山菱
著茣蓙(きござ)
登山者などが合羽のようにして身に着ける茣蓙。
青田風著茣蓙煽(あふ)りつ亙るなり 友二
日本大百科全書には次のようにあります。
藺で織った敷物で、薄縁(うすべり)ともよばれている。古くは莚ともいわれ、畳の一種であった。莚といえば今では藁莚をさしているが、古くは竹、菅、藺、茅などで織ったものを莚ともいい、畳は莚や茣蓙の総称で、人が座るときだけ敷いて普段は巻いておいた。
茣蓙は「枕草子」に「御座といふ畳のさまにて高麗など、いと清らなり」とあるように御座とも書き、これが茣蓙の本意とも考えられる。高麗縁などの裂地をつけ、貴人が座る所に敷いたので御座の名がついたといわれている。
現在使われている茣蓙は経に綿糸を使い、藺を緯にして織ったもので、四辺に綿、麻、あるいは麻と綿の交ぜ織りの縁をつけている。縁はつけないこともある。良質なものは引通しといって一本の藺を緯全幅に通し、織り方が密で厚みがある。茣蓙は無模様のものをいうが、これの一種に花茣蓙といって模様を織り込んだものもある。また、茣蓙は畳表を利用してつくることもある。畳表は茣蓙と製法は変わらないが、経に麻糸を使い織りの目幅が茣蓙より長い。
茣蓙の主産地は広島、岡山、福岡、大分県などで、岡山県都窪(つくぼ)郡には茣蓙織り唄が伝えられている。
なお、茣蓙を利用してつくるものとしては着茣蓙、茣蓙帽子などがある。着茣蓙は一畳大の茣蓙を横に二つ折りにし間に油紙を挟んだもので田植や水田の除草時に着用した。茣蓙帽子は東北、北陸地方で子供が降雪時に頭にかぶったもの。
夏に向かう頃になるとホームセンターには山積みにして売られていますね。いぐさは実は数十の種類があります。一般的な製品は緑と茶と黒っぽいものがごちゃごちゃに編まれていますが、丈も質も違ういぐさを混ぜて使っているからです。細いい草はその色の美しさ均質さで上品な感じがします。極太のものは全長2mほどにも達し、その太さは一般的ない草の数倍。明かに違うものです。
い草は素材が良いほど胸のすくような香りがします。その香り成分は空気を綺麗にし、加齢臭などを取り、湿度をコントロールしたり抗菌作用があったりといった効果が明らかになってきています。
以前「おしん」というドラマに昔の貧しい小作農の家で板の間に筵敷きで暮らす様子が描かれていました。ウィキペディアによれば、莚は藁やイグサなどで編んだ簡素な敷物で有史以前から使用されてきたと考えられ、近世になり農山村民が製莚を副業で行うようになったといいます。
箪(たかむしろ)
竹を細く割って筵のように編んだもの。籐筵・蒲筵。
花模様を織りだした花茣蓙は絵筵とも言う。
花茣蓙にやまひ重りてゐると知らず 万太郎
青巒の月小さゝよたかむしろ 蛇笏
広義の莚は藁莚、茣蓙、畳表、菰などの総称をいいます。「ゴザムシロ」や「コモムシロ」などと言い明確な区別はなかったと考えられています。10世紀の「倭名類聚抄」では竹製のものに「筵」、こも製のものに「席」を当て、材料により異なる漢字を用いていました。
狭義の莚(むしろ)は稲わらを材料にしたものです。正徳二年(1712年)成立の「和漢三才図会」には藁莚は農家では最も多用される敷物であると解説しています。
なお、狭義の菰はマコモを編んだ敷物も指し、織って作られる莚に比べると経糸の数が少ないのです。
※引用文は山本健吉編【季寄せ】(昭和四十八年文藝春秋社刊)による。
※本稿は阿夫利嶺俳句会の月刊誌「阿夫利嶺」に掲載されている連載を編集して掲載しております。※
閉 会
点 鐘
