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第301回 例会2021年6月9日(水)0:00〜2021年6月15日(火)23:59 開催

開 会

点 鐘

ロータリーソング

四つのテスト

会長の時間

2020-21年度会長 大塚 和光

 皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。どれか当てはまるもので。

 日本語の変化について前回に続けて触れておきます。公用文の表現様式が変更される可能性が出てきたという文化庁の審議会報告書のことを書きましたが公の文章の中で最も変化のないのが法律の表現だと思います。2018年5月18日付朝日新聞に「基本六法すべて口語体に」との見出しで改正商法が成立したことを伝えています。運送に関する規定などを現代の経済活動に合わせた商法の改正案が17日に参院法務委員会で可決され18日の参院本会議で成立したのです。
 改正案では今まで残っていた「漢字とカタカナ交じりの文語体」の条文を口語体にしたのです。これで、ようやく憲法、民法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法と合わせた「基本六法」が全て口語体で統一されたわけです。
 商法は1899(明治32)年の制定です。当時は存在しなかった航空運送の規定がないなど現代の経済活動との乖離が問題になっていました。この改正案には航空機など様々な交通手段を組み合わせた「複合運送」の規定などが盛り込まれているのです。
 2005年に商法の一部を会社法として独立させた際などに条文の一部を平仮名表記に改めたり削除したりはしたのです。運送などに関する約230の条文は文語体のまま残っていました。この改正で初めて全文が口語体となりました。
 基本六法のうち、1947年に制定された憲法と49年の刑事訴訟法は当初から口語体でした。刑法は95年、民事訴訟法は98年、民法は05年に口語体になっています。それにしても、よくこれで通していたものです。「法律専門家」にしても随分わかりにくかったことでしょうね。一般の人にとっては句読点どころじゃないと思います。学生泣かせ。

 表現とは少し違いますが、2月20日付朝日新聞に「紙の約束手形廃止の呼び掛け」の見出しがあります。経済産業省が産業界に2026年をめどにやめるよう呼びかける方針を示したとあります。現金化に時間がかかり支払いを受ける中小企業の資金繰りを圧迫する恐れがあるとして有識者会議が検討してきたのだそうです。
 約束手形は明治時代に手形交換所が設けられて以来の商習慣です。支払いまでの期間は平均約100日で現金振り込みの約50日より長く、紛失の恐れもあるとします。経産省は現金振り込みや電子手形への移行を呼び掛け、全国銀行協会は電子手形の使い勝手改善に取り組み、例えば紙の手形より割高だった料金は早期の値下げを考える、とあります。
 私の経験では呉服の取引の場合、通常の決済サイトは60~90日でした。展示会など商品が顧客にわたるまでの期間が長い場合は120日のこともありました。大抵の卸業者や産元業者は手形割引で期日前に現金化していたはずです。洋品や雑貨の場合は小切手払いが普通でした。業界の習慣や取引額の多寡によります。
 IT化が言われてから随分経ちます。表現や表記とは少し性質が違いますが、手形という決済手段も電子手形への変容が迫られているのです。

 5月12日の朝日新聞・経済気象台には「ワクチン予約と情報格差」の記事があります。喜菓というペンネームの筆者は「ようやく我が家にも65歳以上へのワクチン接種クーポン券が届いた。さっそく代理でネット予約をしてみたが、私の自治体のサイトはユーザーフレンドリーとは言い難いものであった。今回は対象が高齢者であるとするとなおさらで、その現状に残念な気持ちになる」とあります。
 この一年間、保健所のファックスによる検査報告に始まり、マイナンバーカードの低い普及率と給付金や助成金のオンライン手続きの不具合など我が国のデジタル化の遅れを目の当たりにしてきました。同時にキャッシュレス化やオンライン教育、テレワークなどデジタル社会への変化も実感し始めています。この急激な変化は、デジタルデバイドと言われているインターネットなど情報技術の恩恵を受ける事の出来る人と出来ない人との間に生じる情報・経済格差を広げています。
 格差の要因としては所得、都市と地方、教育などが挙げられますが、中でも年齢によるものは大きな要因の一つです。そして、動機の有無も見逃せない原因の一つです。社会インフラが整備されても利用したいと思うきっかけがなければ個人の変化は難しいのです。私は未だにマイナンバーカードを持つ気になれません。保険証や特に運転免許証と一緒になると言われましたが何時のことやら。
 総務省の昨年の発表によると、65歳までのインターネット利用率は90%強、70代は74%、80代は58%だそうです。家族や知人の助けでワクチン予防接種の予約が出来たという年配者は多いと思います。実は私も細かいところで引っかかって長女に助けてもらいました。電話がつながらなくて困ったとこぼす年配の知人が多かったことを思うと、誰でも簡単にネットで予約できればデジタル機器を活用してみようとする人はもっと増えたはずです。多少の改善、進歩はあるのだとは思いますが、予約の受け手の自治体などのシステムも含めて誰でもが取り残されることのないデジタル社会の構築が急務です。

幹事報告

2020-21年度幹事 石田 裕樹

◆2020-2021年度最終例会(第303回例会)活動報告原稿提出のお願い◆
 次回例会が今年度最終例会となります。活動計画書に記載されております通り、卓話は活動報告となっております
 ので、皆さんそれぞれのお立場での活動報告を作成していただき、下記期限内に必ずご提出ください。ご協力お願
 いいたします。

 提出期限:2021年6月20日(日) 期限厳守

  

◆ガバナー月信 2021年6月号◆
 下記よりご覧ください。
 【月信2020 第12号
  (※今年度印刷物での配布は行いません。必要な方はダウンロードして印刷ないし保存してください。)

 

◆地区クラブ管理運営委員会ホームページリニューアルのお知らせ◆
 「よろず相談掲示板」が作成され、皆さんからの疑問や質問に回答やヒントが掲載されていきます。
 詳細は下記よりご覧ください。
 【地区クラブ管理運営委員会ホームページリニューアルのお知らせ
 【よろず相談掲示板までの操作手順

 

◆藤沢南RC 6月例会変更◆
 詳細は下記よりご覧ください。
藤沢南RC 6月例会変更

 

委員会報告

出席員会

第300回例会 出席率50%
 会員数4名 出席者2名 欠席者2名

奉仕プロジェクト委員会

◆アーカス湘南RC お米プロジェクト~ご飯を食べてポリオ根絶!~◆

 前回例会会期中の申し込みは0件でした。5月末で受付終了予定でしたが、まだストックが残っています。お声がけしていただいていない方はいらっしゃいませんか?ご協力お願いします。

 
 案内用資料はこちら
 【アーカス湘南ロータリークラブお米プロジェクト案内
 【アーカス湘南RCお米プロジェクト申込書

Make Up

第300回例会のビジターコメント

前回はありませんでした。

Smile Box

第300回例会のスマイル報告

前回はありませんでした。

カレンダー

卓 話

2020~21年度2780地区久保田 英男ガバナーは「1クラブ1プロジェクト」の継続とプロジェクト支援を提唱されました。

実現可能な目標を立て、小さな成功体験を積み重ねることで、クラブ、及びロータリアンに充実感をあじわっていただきたいとの考えです。

各クラブにおかれましては、コロナ禍という厳しい社会状況のなか「1クラブ1奉仕プロジェクト」を継続して、積極的に奉仕活動されることを、よろしくお願いいたします。

 
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2017年6月のRI理事会においてビジョン声明が承認されました。
私たちロータリアンは行動人です。世界を、地域社会をよりよく変えたいという願望があります。
ロータリーの奉仕を通じて、有能な、思慮深く、寛大な人びとが手を取り合い、行動を起こすためのつながりを築いてゆきましょう。

 
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2019~20年度から新しい戦略計画が導入・実施され、4つの優先項目が決定されました。

①より大きなインパクトをもたらす 
②参加者の基盤を広げる 
③参加者の積極的なかかわりを促す 
④適応力を高める

ロータリーの活動の原点はクラブの活動であり、クラブの実践活動を地域社会とのかかわり合いを深めながら中核的価値観のもと自主的に積極的な奉仕活動を推進します。ロータリーとは単なる心構えのことをいうのではなく、また、ロータリーの哲学も単に主観的なものであってはならず、それを客観的な行動に表さなければなりません。そして、ロータリアン個人もロータリークラブも、奉仕の理念を実践に移さなければならないのです。

ロータリアンは世界を変える行動人でなければなりません。

 
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ロータリーの6つの人道的奉仕の重点分野は貧困問題と切っては切り離せません。
 1、平和の推進
   ・毎年20,000人が地雷によって手足や命を奪われています 
   ・紛争や迫害によって5,100万人が難民生活をおくっています。
   ・紛争犠牲の90%が一般市民で約半数がこどもです。
 2、疾病との闘い
   ・毎年10億人がデング熱やハンセン氏病に苦しんでいます。 
   ・世界人口の6人に1人が医療費払が払えません。 
   ・4億人が基本医療受けられていません。
   ・毎年世界で240万人の医師・看護婦等が不足しています。
 3、水と衛生
   ・世界で25億人が衛生的なトイレや水設備が利用できない 
   ・きれいな飲み水が利用できない人は7億4,800万人いる
 4、母子の健康
   ・毎年医療の不備等で630万人が5歳未満で亡くなる 
  ・避妊を望む女性のうち2億2,200万人があんぜんな避妊法を利用できない
 5、基本的教育と識字率向上
   ・世界で5,700万人の子どもが学校に通っていない 
   ・16歳以上で7億8,100万人は読み書きできない(うち女性が60%)
 6、経済と地域社会の発展
   ・全世界で8億人以上が今でも、1日1ドル25セント未満で暮らし、十分な食料やきれいな飲み水、衛生施設を
    利用できない人々が多くいます。 

 ロータリーの6つの人道的奉仕の重点分野は貧困問題と関連しています。

 
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では、貧困の定義について、説明させていただきます。
貧困の定義には2つあります。
「絶対的貧困」は、最低限の生存を維持することが困難な状態。
国連の定義で、一日1.9$未満で暮らしている方々をさします。
地球規模で考えれば、とてつもなく厳しい状況下の方々であって、ロータリークラブとしては、あらゆる奉仕活動を、世界でなすべきだと考えます。

次に相対的貧困についてです。
日本のような先進国は、相対的貧困という基軸で、考えます。
その方が生きている社会の普通の生活と照らし合わせて考えるということです。
例えば、、中学生でも、家計を助けるためにバイトをしているとか、高校進学を諦めなければならないとか家族のお誕生日に、ファミレスへ行く子ども部屋があるといった普通の生活が出来るかどうか、つまり、その国の文化水準・生活水準と比較して困窮した状態にあると言うことです。
相対的貧困は、生きている国・地域・時代によって異なってまいります。

 
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では、その相対的貧困の度合いをどのように計るのかといいますと、「相対的貧困率」「子どもの貧困率」を割り出して計ります。
世帯の可処分所得を、世帯員数の平方根で割り、等価可処分所得を割り出します。

可処分所得は、収入から、直接税と社会保険料等を差し引いた額いわゆる手取額です。
世帯員数の差を調整するために世帯員数の√ 平方根で割ります。

例えば、A家族さん、ご両親共働きで世帯所得が 800万円で
お子さん二人の4人家族です。
4の平方根 √4 2で割ると、400万円となります。

次にB家族さん 一人親家庭で、お子さんがおふたり。3人家族です。
3の平方根 √3 1.73で割りますと、このご家庭の等価可処分所得は、116万円となります。

 
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具体的な数字を見ていきます。
厚生労働省が、国民生活基礎調査を行っています。
3年に一度が大規模調査で、昨年2019年がその年にあたりました。

では、具体的な数字を見ていきます。
2019年の7月に発表された結果は、127万円が貧困ラインで、子どもの貧困率は、13.5%でした。
実に、7人に一人のお子さんが、貧困ライン以下のご家庭で生活をしているという結果です。

特に一人親世帯では、48.1%。
前回調査の50.8%からは、2.7ポイント改善しましたが、それでも約半数が貧困状態にあります。

日本には、142万の「一人親家庭」があります。
父子世帯が 18万7000世帯に対して、母子世帯がその6倍 123万2000世帯にものぼる。
母子家庭お母さんは、約82%が就業しているのですが、正規職員 従業員は、44%。
それ以外のお母さんは、パートや派遣社員、いわゆる非正規雇用です。
お母さん達は頑張っていますが、なかなか暮らしは楽になりません。
また、特にコロナ禍に於いて、パートのお仕事が激減しております。

ちなみに、大人が2人以上の家庭での子どもの貧困率は、10.7%で、前回と全く変わりませんでした。

昨年秋に、平成30年(2018年)の概況が発表されまして、
全世帯平均の所得金額は、551万6000円でした。
平成28年の平均所得は、545万4000円でしたので、
貧困ラインは、ほとんど変わらないと思います。

ちなみに、あるデータで、東大生の親の62.7%が年収950万以上です。

 
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ロータリーの奉仕活動は、先に申し上げた6つの重点分野を重視します。
これは、貧困問題の解決と軌を一にすると考えます。

まず、クラブ会員の大切なお金や、地区の補助金を使って奉仕活動するのであれば、「より良い奉仕活動」をしましょう。そのためにはプロセスが大切です。
ロータリアンがこれをやったらいいのではでは失敗します。地域の声を聞くことが重要です。
また、一部の会員の理解だけではプロジェクトが長続きしません。クラブの活性化にも繋がりません。
一緒に汗を流すことで会員に一体感が生まれます。
そして、結果を検証することでクラブの活性化、次の奉仕活動につながります。

次に「コロナ禍における2780地区の奉仕活動の事例を紹介します。
現在の社会状況は、特に弱い立場の人々や子ども達が、厳しい環境に置かれています。
行動がままならない状況においても、ロータリアンが知恵を出し、工夫して奉仕活動を続けています。

 
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コロナ禍の中での、当地区のロータリークラブの奉仕活動を紹介します。
社会奉仕が5件、国際奉仕が1件です。

 
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まず、三浦ロータリークラブの活動をご紹介します。
2020年4月、新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が発令され、三浦ロータリークラブの例会及び、活動も自粛となりました。
 
この数年で新会員が増え、これから三浦ロータリークラブとして新たな奉仕活動にチャレンジしていこうと計画立てていた矢先のことでした。
 
その中で、コロナ禍における奉仕活動はできないかと模索し、報道などで医療崩壊が取りざたされていたことを受け、三浦市内の総合病院、三浦市立病院へ今必要なものを伺いました。
 
まず4月末に医療用マスク、50枚入り200箱を寄贈。
その後、感染対策用聴診器、感染対策用電子血圧計、脈拍数測定器、殺菌灯付保管庫、飛沫感染対策用としてサーキュレーターを7月末までに寄贈致しました。
当時、脈拍数測定器、殺菌灯保管庫は納品にかなりの時間を要するとのことで、医療機関がひっ迫をしていることを痛感しました。
 
5月30日には、三浦市へ飛沫感染防止用フェイスシールド1,000枚を寄贈し、三浦市保健福祉部健康づくり課が市内の需要などを調査し、優先順位を参考にしながら各医療機関や福祉施設へ届けていただくことになりました。
 
すべての物資が納品された8月12日に、三浦市役所市長室にて受納式が行われ、吉田英男三浦市長、三浦市立病院 小澤幸弘総病院長、三浦RC鈴木正孝前会長、土田成明会長が出席し、三浦市立病院より感謝状を頂きました。
 
受納式には、神奈川新聞、地域の新聞社、三崎港報などの記者の方も出席いただき、各新聞に掲載していただきました。

 
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次に、藤沢北ロータリークラブです 
長後子ども食堂は3年前から月に1回、子ども無料、大人200円で昼食を提供しています。
新型コロナの影響で、家庭での食事の機会が増えたことにより、保護者には食事の提供の軽減、ストレス解消、子どもには保護者不在時の食事の提供、バイトができない等で困窮している学生にも利用してもらう目的で、連日の食事の提供を始めました。
北クラブでは、食材代として1万円、当時の会長より食材の提供、そして地域へ周知のためのポスターやチラシ作りに必要なプリンターを寄贈しました。

 
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PJ名:コロナ感染防止対策 子どもたちが安心して学校生活を送れるために
事業内容:次亜塩素酸水生成タブレットの茅ヶ崎市内小学校幼稚園への配布
    (地区コロナ対策補助金を活用)
 
1.受益者の感想

 ・茅ヶ崎市、茅ヶ崎市の教育課からは教育現場への新型コロナウィルス感染拡大防止のための寄附が足りていなかっ
  たので、ありがたいという感想を頂きました。
 ・実際に、最近では学校でも先生や生徒の感染者が全国の中でも出ているため、感染防止を強化しなければならない
  中、それに活用できる物の寄附を頂き、感謝していますと教育課の課長のお言葉。
  (その後、7月15日には市内の小学校で児童の感染が起き、臨時休校の措置が取られた。教育現場も含めた防止
   対策意識がさらに高まった中、ちょうどこのような寄附を頂いていて良かったですということも、後日感想
   として連絡を頂きました。)
 

2.クラブ会員の感想・会員の協力

 ・かつてない状況の中で、少しでも地域のために出来ることを行うことが出来て良かった。
 ・率先して、地域のニーズや課題に対応することで役に立てるのはうれしい。
 ・時間の無い中での申請と実施であったため、かつて地区補助金の申請に携わった会員を中心に、理事会で協議を
  しながらスピード重視で実施をした。
  会員には常に例会内で共有し、何を寄贈するのが良いか、アイデア出し、商品の入手先などを会員から情報提供
  してもらい、すぐに実施が出来た。
 

3.その他、特記すべき点・その後の地域社会の反響
 
 ・タウンニュース、ジェイコム湘南の取材も受け、それぞれタウン誌、地域のニュース番組で取り上げられ、公共
  イメージの向上につながることが出来た。
 ・茅ヶ崎市より感謝状を頂いた。
 ・寄贈後すぐに市内の小学校での感染者が出たため、改めて茅ヶ崎市から連絡があり、教育機関への感染防止対策に
  活用出来るものの寄贈を素早く行って頂き、クラスター防止につなげられたと御礼のお言葉を頂いた。
 

4.支援物資購入総額・資金の念出を含め活動に工夫された点
 
 489,600円(うち緊急地区補助金額:229,600円)
  クラブ拠出金については、奉仕プロジェクト予算から捻出
 

5.支援決定のプロセス・コロナ禍において、奉仕活動を行うきっかけ

  新型コロナウィルスの感染拡大を受け、クラブとしても例会や継続してきた奉仕事業を通常通り行うこともまま
  ならなくなり始めるだろうと予想され始めた時期に、地区からの緊急補助金の案内を頂き、今こそ何か出来ること
  はないか、すぐに調査に入った。
  何よりもニーズのあるところで行う奉仕こそ、このような緊急支援に関しては重要であると考え、まずは行政に
  ヒアリングを行った。
  医療機関、保健所等に、新型コロナウィルス感染拡大防止等になにか出来ることがあるのかを調査。
  その結果、医療機関等へは市内企業からの支援物資等も多く、ある程度の必要な物の確保が出来ていることが判
  明。
  むしろ、今後、休校が明けて授業再開される学校等の感染拡大防止対策が全く準備が出来ていない上、予算確保が
  難しいことがわかり、クラブで協議の上、小学校幼稚園への次亜塩素酸水のタブレットの寄贈を決定した。
 

6.配布先の決定理由
 
  様々困っている団体や企業もあるかと思うが、公共の施設等は、やはりすべての市民が利用するものであり、ここ
  での新型ウィルス感染防止対策の重要性は高いと考える。
  特に、現在、この新型ウィルスの感染防止には手洗いが非常に有効であると言われているが、手洗いが不十分に
  なりがちな幼稚園保育園から小学校低学年の子供たちの身の回りを少しでも感染リスクを下げるように努めること
  は、学校内クラスター防止、家庭内クラスター防止につながると考え、配布先を決定した。
 

7.現在の状況
 
  継続的な支援としては行っていない。しかしながら、市の財政状況も厳しい状態にあるので、ロータリークラブと
  して行えること、行うべき事があれば、すぐに動きをとれるようなクラブ体質を土台として作っておきたいと思っ
  ている。
 
 
8.当日の寄贈風景・メディア掲載写真
 
 
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・地元にある徳洲会病院の医師にコロナに関するWEB卓話を複数回お願いする代わりに、同病院の医療スタッフ1,100
 名に対して食糧支援を30万円分行う活動を実施予定                      
・社会奉仕委員会の本年度活動目標に「コロナに関する奉仕活動」があり、当クラブメンバーのコロナ知識向上と医療
 関係者への支援を同時に行える事から、委員会で協議の上、決定した。
 この活動は、湘南藤沢徳洲会病院の宗像医院長にコロナに関してのリモート卓話をしてもらい、そのお礼として当初
 は防護服を贈呈しようと提案したところ、それよりも1100人の病院スタッフ全員に配れるものの方が喜ばれ、病院
 の活力につながるとの要望で、実施しました。
・6月に、感染対応策用品として、茅ヶ崎市消防本部に、感染症対策防護服セット V-D 60セット、KN95マスク20
 枚入り100箱 消毒用アルコール20L                                  
・資金は例会中止などで支出しなかったクラブ活動費とスマイル
・広報は茅ヶ崎市のホームページ、タウンニュース     
 
 
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足柄上地区小中学校への薬用ハンドジェルHA寄贈式について

国際ロータリー第2780地区第9グループ足柄ロータリークラブ(会長山本研一)は、昨年度クラブ創立30周年を迎え記念式典を始め記念の事業を計画しておりました。
しかし新型コロナウイルス感染症の拡大により、通常の例会も中止せざるを得ない状況になり、記念事業も全て中止することになりました。
記念事業の一環で当クラブエリア(南足柄市・足柄上郡5町)内の自治体に対する記念品の寄贈を計画していましたが、昨年度内に寄贈が出来なかったため今年度において寄贈の計画を行いました。
具体的寄贈品としてコロナ禍で感染防止に役立つような品物と考え検討した結果、各自治体の将来を担う児童生徒の皆さんに地元企業である富士フィルムが製造する薬用ハンドジェルHAを寄贈することにいたしました。
この度富士フィルム(株)のご協力も頂き、総額100万円分の製品をそろえることができましたので、11月12日9時30分より山北町役場で開催される足柄上地区教育長会のお時間をお借りし贈呈式を行う運びとなりました。
 
 
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これは厚木県央ロータリークラブの国際奉仕の事例です
3年前の当クラブ米山奨学生であったサビン君とカウンセラーの関原会員との会話から始まりました。
彼は母国ネパールの友人教師に頼まれ、個人的に二つの学校に古着を送っていました。
この古着の送料で すが、20㎏の段ボールで約2万円かかります。
この学校は、ネパール空港から30㎞程離れた所にあります。まず、この荷物を友人宅に送り、友人が途中ま でバイクで行き、あとは歩いて山一つ越えて学校まで運びます。
山間部の学校なので出来れば冬が来る前に送ってほしいとの事でした。 この話を、奉仕プロジェクト委員である関原会員は、グループLINEで委員の皆様に発信したところ、是非クラ ブで古着を集めようじゃないか、との提案があがりました。 そして、その送料の一部として寄付金も募ろうという事になり、公共イメージ委員会での例会行事となった次 第であります。
まず、会員に告知して古着の収集をお願いし、当日持ち寄りました。
仕分け班・梱包班と送付先宛名書きの班に分かれて作業を進めました。
宛先は1か所に送ると事業とみなされ多額の関税が掛かるので、ネパールの教員や友人たちに協力者となってもらい、それぞれに発送する形を取りました。 段ボール箱は関原会員に用意していただきました。
また、大人用の古着が多いので、子供用に裁縫できるように裁縫キット中古品も箱に入れます。
さらに、厚木県央RCから校長先生宛に手紙も同封する事にしました。

当日集まった古着は約300㎏(当初400㎏位と誤認) 用意した段ボール10箱には入りきらず、後日あらためて梱包する事になりました。
送料として募った寄付金額は、66,240円。 更にクラブより10万円を支出し寄付金としました。
現在ネパールはコロナ感染症拡大にともない、一度解除されましたが改めてロックダウン中になったため、関原会員と立脇会員のもとに荷物は保管中です。状況次第で発送予定となります。
  
 
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ところで、皆さんはRCC(ロータリー地域社会共同隊)の存在をご存じでしょうか。
1999年より現在の奉仕のプログラムの1つとしてとしてRIで正式に認められている
RCC(地域社会共同隊)を紹介させていただきます。我が2780地区には前例がありませんが、ロータリアンの皆様には是非知っていただきたい。

RCC(ロータリー地域社会共同隊)とはロータリー・コミュニティー・コアの頭文字です。
地域には子供たちの貧困・虐待に熱心に取り組んでいる人たちがいます。
また、そこに伝わる文化・芸能などを守る地道な活動をされている人たちがいます。
環境保全は未来に綺麗な地球、きれいなふるさとを残すことは、現在に生きる人間の義務です。
地域を豊かににするために、新しい観光・産業の育成が求められます。
RCCとはこれら地域社会の抱えている問題を解決、解消するために、ロータリークラブが提唱し、奉仕の熱意を持った人々を組織し、活動してもらう「タスクフォース」です。
 
 
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RIではロータリー地域社会共同隊(RCC)を提唱するよう奨励しています。
また、RIの標準定款を採用されているクラブの定款には、RCCとはありませんが、定款第12条第「出席」にロータリー地域社会共同隊の用語は出ています。
2019年の地区大会プログラム案内には国際ロータリーの現況報告として、世界で10579隊のRCCがあり日本では49隊RCCがある(2019年7月1日現在)と記載されています。

 
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ロータリークラブの様々な奉仕部門とロータリアン以外の人々が行う奉仕活動とのつながりのイメージ図

 
 
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RIの奉仕プログラムの1つとして、RCC(ロータリー地域社会共同隊)があることをまず、皆様に知っていただければ幸いです。
わが2780地区には前例がありません。
興味を持たれたクラブ会員の方はぜひ調べてみて下さい。
また、地区奉仕PJ委員会も協力させていただきます。

閉 会

点 鐘

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